福島県の障害者雇用情勢について(2022年12月23日福島労働局公表データより)
今回は福島県の障害者雇用情勢について。
データは2022年12月23日に福島労働局より公表された、「障害者雇用状況の集計結果(2022年6月1日現在)」を参照しています。
https://jsite.mhlw.go.jp/fukushima-roudoukyoku/content/contents/001339985.pdf(2023年1月12日参照)
参考までに、↓は前回分のブログです。2022年04月18日「福島県の障害者雇用情勢について(2021年12月24日福島労働局公表データより)」
https://dd-career.com/blog/koriyama_20220418/
【集計結果のポイント】
福島県で働く障害者数は年々増加している。
→福島県でも障害者雇用についての「関心が高まっている」と考えることができる。
→比較的規模が小さい企業(従業員100名未満の企業)でも障害者雇用は増加している。
【集計結果の概要】
・(民間企業の)雇用障害者数は5,264.5人と過去最高を更新 (前年比69.5人増)
・実雇用率は2.19%(前年比0.04ポイント上昇) 全国平均2.25%(前年比0.05ポイント上昇)
・法定雇用率達成企業の割合は54.3%(前年比1.2ポイント上昇)全国平均48.3%(前年比1.3ポイント上昇)
【集計結果についての所感】
・(民間企業の)雇用障害者数は5,264.5人と過去最高を更新 (前年比69.5人増)
⇒昨年は郡山で久しぶりにハローワーク主催の面接会も開催されました。面接会などイベントの開催の有無にはさまざまな要因がありますが、動きが活発になってくると就労につながる機会も増えてくるのではないでしょうか。私たちディーキャリア郡山オフィスに通って就職された方も含まれていますので、貢献できていることを嬉しく思っています。
・法定雇用率達成企業の割合は54.3%(同1.2ポイント上昇)全国平均48.3%(同1.3ポイント上昇)
⇒割合だけで見ると2020年の水準に達していませんが、雇用障害者数は年々増加しています。
(法定雇用率達成企業の割合:2020年 55.7%、2021年 53.1%、2022年 54.3%)
(雇用されている障害者数:2020年 5,170人、2021年 5,195人、2022年5,264人)
2020年から2021年の割合が低下している要因は2021年の法改正により対象企業が増加したためです。つまり、分子の増加以上に分母が増加したため、割合が低下しました。
ベストな状態ではないにしても、年々増加していることは良いことなのではないのでしょうか。
【気になること】
資料を読んでみると、いくつか気になることがありました。
ここからは障害者雇用には直接関係のないことのため、時間をかけて調べようと思います。
・全国の対象常用労働者数と福島県の違い
全国: 2021年 27,156,780人 ⇒ 2022年 27,281,606人(124,826名増)
福島県:2021年 241,963人 ⇒ 2022年 240,342人(1,621名減)
全国では増加しているのに対して、福島県では減少しています。
企業規模100~500人未満の企業での減少が見られました。
このような場合、結論ありきで考えると本質を見失う可能性があります。特に、気を付けなければならないことは、「客観的な事実」を得るためではなく、「自分の仮説を立証する」ための情報収集になってしまうことです。(ディーキャリアで実施している「問題解決」の訓練の考え方も役に立ちます)
ただし、恐らくは倒産、企業の移転、規模の縮小などの要因が考えられます。
建設業と卸売業、小売業、宿泊業、飲食サービス業での減少が目立ちますので、恐らくはそのようなことなのではないかと思っています。
以下のリンクの記事は役に立つと思いますので、リンクを貼っておきます。
22年の県内倒産67件、前年比17件増 帝国データバンク福島
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20230111-751302.php(福島民友新聞みんゆうNetより)(2023年1月12日参照)
22年の県内倒産66件、コロナ関連31件 東京商工リサーチ
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20230106-750453.php(福島民友新聞みんゆうNetより)(2023年1月12日参照)
【求職者が目指すこと&就労移行支援事業所ができること】
比較的規模が小さい企業の場合、障害者雇用の経験がない企業が多いです。そのため、求職者に求められることは自己理解とそれを伝えるツールです。企業、求職者の相互理解が深まれば、経験の少なさは関係機関との連携である程度は埋め合わせることができると思います。
求職者それぞれの希望はあると思いますが、企業規模だけで判断するのではなく、仕事内容や職場環境、一緒に働く方も見ていただくと希望を叶える可能性が広がるのではないでしょうか。
支援員としては状況把握に努め、自らのスキルアップに努める必要があると感じています。
企業の経営者様、人事ご担当者様、もしこのブログを読んで、障害者雇用に関心を持っていただけましたら、まずは職場見学、実習等をぜひご検討ください。
私たちはこれからも障害者雇用をおこなう企業と、就労を目指す障害のある方の架け橋になれるようスタッフ一同、力を尽くして参ります。
【障害者雇用を理解を深めるために】
最後に、障害者雇用を理解を深めるために役立つ書籍を1冊紹介します。
東洋経済STORE 「新版 障害者の経済学 中島隆信著」(東洋経済新報社)2018年4月13日 発売
https://str.toyokeizai.net/books/9784492315057/ (2023年1月12日参照)
ご興味のある方は是非お手に取ってみてください。
ディーキャリア郡山オフィスは「大人の発達障害」の方を中心に障害がある方の就職・復職を支援をしている「就労移行支援事業所」です。
無料ご相談・見学を随時承っていますので、お気軽にお問合せください(^^)
企業のご担当者様からの障害者雇用についての相談も随時承っております。
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就労移行支援事業所 ディーキャリア郡山オフィス
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