#1「話好きは、話し過ぎ?」
今回の登場人物
ハピた
楽しいことが大好き。人と話すのも大好き。大雑把なのが玉に瑕。
原先生
ハピた達が通う学校の担任の先生。最近のマイブームは水泳。
話好きは、話し過ぎ?
「あ~あ…。」
「おや、ハピたじゃないか。どうした、元気ないみたいだけど?」
「あ、先生…聞いてよ~!」
「いったい何があったんだい?」
「えっとね・・・」
・・・遡ること数十分前・・・
「ねぇねぇ! 週末、例のパスタ屋さん行ってきたよ~!」
「へぇ~そうなんだ!SNSで話題のお店だよね!どうだっ・・・」
「お昼過ぎに行ったんだけど、かなり混んでてぇ…」
「さすが人気のお店だね!どのくら・・・」
「料理の見た目も良いし、盛りも良くて、とっても美味しかったよ~。」
「そ、そうなんだー・・・な、何を食べ・・・」
「今度一緒に行こ~!」
「はぁ・・・ハピた。アンタって、ホント、人の話聞かないわよね。」
「…ってことがあって。ボク、何か間違っちゃったのかなぁ…。教えて先生!」
「そうだなぁ…ハピた、まずはスマホで『会話』って検索してごらん。」
「ん~?会話、会話…。」
みんなもハピたと一緒に検索してみよう!
「その中の【互いに話したり聞いたりして…】って部分が重要なんだ。会話はキャッチボールって言葉は聞いたことあるかい?」(Wikipediaより一部引用)
「う~ん・・・。」
「前に体育の授業で、キャッチボールをしたことがあったよね?」
「うん!ボク、キャッチボール大好き!」
「ハピたはキャッチボールするとき、どんなことに気をつけた?」
「ん~…長く続けられるよう、いつもより丁寧に投げたくらいかなぁ。」
「ハピたが、長く続けたいって思っている時に、相手が剛速球ばかり投げてきたり、投げ返す前に次のボールが来たりしたらどうだい?」
「うーん・・・取ることに必死になっちゃって、あまり楽しめないかも……あ!」
「気づいたかな?実は、会話も同じなんだ。」
「そっか、自分勝手に話してるだけじゃ、会話しているとは言えないんだね…。」
「その通り。相手がボールを投げ返そうとしているのか、次の球を待っているのか、相手の状態をしっかり見極めよう!」
「ボク、相手のこと、全然考えてなかったかも…。」
「相手が投げ返す前に、どんどん次のボールを投げちゃったんだね。」
「わー、ボク、謝ってこなきゃ!」
「うん、それがいいかもしれな…」
「先生ありがとう!行ってきまーす!」
「あ、ちょ、ハピた!会話は…!」
「キャッチボールー!!」
「やれやれ…まぁいいか、元気も出たみたいだし。」
#1 話好きは、話過ぎ? 完
まとめ
皆さんも知らず知らずのうちに、自分のことばかり話しすぎていませんか?
相手の声に意識的に耳を傾けてみること、それが『傾聴』の第一歩です。
お疲れ様でした!
最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
また次回のお話でお会いしましょう!
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