就労移行支援事業所「ディーキャリア」

就労移行支援事業所「ディーキャリア」

大人の発達障害とは

忘れ物やミスが多い、約束を守ることが苦手、すぐカッとなってしまう、人の気持ちを汲むことができない、臨機応変な対応ができない…
発達障害の特性による「苦手」は人それぞれです。
発達障害は「見えにくく、分かりにくい障害」と言われており、周りからだけではなく、自分自身でも「苦手」が理解しづらいことがあります。発達障害のある方が「生きづらさ・働きづらさ」と向き合い、「生きやすさ・働きやすさ」を獲得していくためには、まず自身について、障害の特性について、深く知る必要があります。

発達障害は、先天的なものであり、通常低年齢から症状が現れるとされていますが、あえて「大人の発達障害」という言い方をすることがあります。これには、周囲の理解がないこと、症状が見逃されていること、子どものときには症状が目立たずに気づかないまま大人になることなど、さまざまな理由がありますが、発達障害に「社会性の障害」という側面があることが特に大きな理由になっていると考えられています。

発達障害には、周囲の人や環境との関わりの中で、困難さが生まれてくることで、症状が明確になるという特徴があります。
子どもの間の「学校」という環境の中で困難さが生まれてくる場面と、大人になって仕事を始めてから困難さが生まれてくる場面には、当然違いがあります。
高校までの環境の中では、その症状が目立って出てくる場面がなかったとしても、大学や専門学校へ進学すれば学業でも自身が判断をしなければならない場面が増えてきますし、対人関係のあり方もより自由度の高いものに変わっていきます。
さらに、就職をして仕事を始めれば、自分自身が判断をしながらやるべきことの幅が一気に広がり、また複雑になっていきます。
そのような環境変化の中で、それまでは大きな問題にならなかった障害の特性が顕在化するようになり、周囲とのずれがだんだんと大きくなっていき、環境への不適応を起こしてしまう、それが「社会性の障害」としての「大人の発達障害」であると言われています。
この記事では、「大人の発達障害」によって困難を抱えている方、またそのような人を支える方、そのような人を理解したいという方などに向けて、発達障害についてより深く理解をしていくための情報を紹介しています。

発達障害の定義

発達障害とは何か?という問いに答えることは、非常に難しい問題で、というのも、まだまだ発達障害についてはっきりと分かっていることは少なく、医学的な研究が進むごとに、発達障害の定義は書き換えられていく傾向にあります。
そのため、定まった定義はないのですが、一般的に発達障害について語られる時には、大きく分けて医学的な定義を使う場合と法律的な定義を使う場合があります。

  • 医学的な定義…DSM-Ⅴ(精神科医の診断マニュアル)、ICD-11(WHOの病気百科事典)
  • 法律的な定義…発達障害者支援法(2004)

それぞれ定義に少し異なる点があることが、発達障害を理解する上で「わかりづらさ」を生んでいると言えますが、いずれの定義にも共通することは「先天的な脳機能の障害」であるということです。
日本の社会福祉の文脈では、基本的に「法律的な定義」である「発達障害者支援法」にもとづいて発達障害を定義します。 しかし、世間一般には、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、限局性学習障害(SLD)の3つが、「発達障害」として捉えられることが多いでしょう。

【発達障害者支援法に基づく定義】
「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの」

「医学的な定義」では、これに知的能力障害、いくつかの言語能力やコミュニケーションの障害、発達性協調運動障害、チック障害などが加わります。

発達障害の原因 診断 治療

発達障害の原因

明確な原因はまだ解明されていませんが、発達障害は「先天的な脳機能の障害」と考えられています。
「先天的」ということは、生まれ持ったものではない後天的な障害や課題は「発達障害ではない」ということです。
「しつけや育て方が原因である」「本人の努力不足である」「大人になってから発達障害に“なる“ことがある」といった誤解が、世の中には残念ながらまだ残っています。
発達障害という言葉は、最近でこそメディアやインターネットを通して、目にしたり耳にしたりする機会が増えてきました。
しかし、見えにくく分かりにくい障害であることから、偏見や誤解は根強く、そこから脱し、発達障害を抱える方々を含めた誰もがよりよく生きられる社会を作っていくためには、まずは適切な発達障害の理解がとても大切になってくるのです。

発達障害の診断方法

発達障害の診断は、医師により、現在の状態、成育歴、行動観察、認知や知能等の心理検査の結果などを総合して行われます。
現在医師が使う国際的な診断基準としては、世界保健機関(WHO)によるICD-11とアメリカ精神医学会によるDSM-5があります。
また、診断の際の判断基準の一つとしてよく用いられる心理検査に「WAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)」があります。

【WAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)】
WAIS-IVは成人向けの心理検査(ウェクスラー式知能検査)です。
16歳から90歳11ヶ月までの成人を対象とする心理検査であり、思考力や作業力といった自身の認知能力の凸凹の程度を知ることができ、そこからある程度の発達障害の特性や傾向を読み取ることができると考えられています。

発達障害の治療方法

発達障害の主な治療法としては、薬物治療と生活療法があります。

薬物療法に関しては、ASDの中核症状(発達障害を原因として直接現れる症状)に効果のある薬は現在のところ開発されていませんが、ADHDの中核症状には一定の効果が認められた薬が存在します。
また、発達障害を原因として二次的に表れる「二次障害」としての精神疾患に対しても、一定の効果が認められた薬が存在するものがあります。

発達障害は、先天的な脳や神経系の障害であるため、現在の医学では、障害そのものを治療するには至っていません。
そのため、医学的な治療だけではなく、カウンセリングやスキルトレーニングといった生活療法を含む「支援」とのバランスを取って対応していくことが、発達障害による「生きづらさ・働きづらさ」を解消・軽減させるためのポイントとなります。

発達障害の支援にはさまざまな種類があり、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)のような発達障害を抱える本人に働きかける方法だけでなく、環境設定(合理的配慮など障害特性に応じた環境づくり)により周囲の人や環境に働きかける方法などがあります。
社会に出て働き、自立していくためには、治療や周囲からの支援に頼るだけではなく、「自身で特性を理解すること」「生活や仕事をしていくためのスキル習得をすること」「周囲に、自身の特性・配慮事項について説明できること」を目指していくことが大切になります。

これらの実現をサポートするサービスのひとつが「就労移行支援事業所」です。
就労移行支援事業所ディーキャリアで実際に行っている支援ケースはこちらよりご覧ください。

ディーキャリアの考え方「凸凹が活きる社会を創る」

私たちは、「発達障害」を「普通と違う」「普通より劣っている」ということではなく、「発達の凸凹(凸は得意、凹は苦手)の大きさ」があることだ、と捉えています。

得意なことと苦手なことに大きなギャップがあることで「困難さ」が生まれてしまう、それが生きづらさになっている、しかしそれは何かが劣っている、ということとはまた別のことです。
誰かと比べることは悪いことではないし、時にはとても大切なことですが、それだけでは自分自身を適切に理解することはできません。
「普通」との違いばかりを見ていても、自分を深く見つめることはできず、自分を活かす方法を見つけるどころか、自分を「普通」に合わせて抑えることばかりを考えてしまいがちです。
私たちは、一人ひとりが自分自身の「凸凹」を理解し、自身の「凸」に自信を持ってもらうこと、自身の「凹」に必要なフォローを知ってもらうことこそが、自分を活かし、「社会的な自立」に繋がっていく一番の近道だと考えています。

障害の有無に関わらず、誰にだって、得意なことがあれば、苦手なこともあります。

誰しも「凸凹」があるのです。

私たちは「凸凹が活きる社会を創る」をビジョンに、誰であってもそれぞれの得意を活かして活躍できる社会を創ることを、それぞれの苦手なことを互いに理解しあい、助け合い感謝し合える社会を創ることを、目指しています。

【障害種別ごと】大人の発達障害の特徴と支援ケース

発達障害として代表的なASD、ADHD、SLDですが、どれか一つだけの症状が現れる、というよりも、いくつかの障害の、いくつかの特性が、重なって表れてくることが多いと言われています。
そのため、それぞれの障害特性による「よくある困りごと」とその対処方法について、知っておくことがとても大切ですが、どれかの対処法だけで困難が解決できる、ということはあまりありません。

ここでは、障害種別ごとに、実際にこれまでディーキャリアで支援を行ってきたケースをもとに、さまざまな対処法を紹介します。しかし、ここにある対処法が「正解」なわけではないし、一例に過ぎない、ということ、そして、いくつもの対処法を、個々人に合わせて「組み合わせて」使うものだ、ということはご理解ください。

ディーキャリアでは、ちょっとした工夫(セルフケアや周囲からのサポート)をすることで、社会の中で“楽”に生きていくためのコツをお伝えしています。

■自閉症スペクトラム障害(ASD)

自閉症スペクトラム障害(ASD、以下ASDと表記)は、対人関係やコミュニケーションの難しさ、強いこだわりや興味の偏りなどを特徴とする障害です。人によって強く現れる特性が異なります。

■脳の特性

●シングルフォーカス特性
一度に注意を向けられる範囲が狭くなる。興味関心の幅が狭くなりがち。
●ハイコントラスト知覚
物事を「白か黒か」「全か無か」など極端な捉え方をしがち。曖昧な捉え方や、さまざまな物事を「微調整」することが難しくなる。
●シングルレイヤー思考
一度に一つの情報しか処理しにくい。複雑な状況の理解が難しく、明記されていないルールを自然と読み取ったり、物事の「裏」を察したり、といったことが苦手になる。優先順位がつけにくくなる。
 
特性による困りごと なぜ起こるのか? 対処方法
空気が読めない、冗談が通じないと言われることがあるシングルレイヤー思考により、会話をしながら同時に状況判断をすることが難しい。文脈や言外の意味理解が難しく、言葉を字義通りに捉える、ハイコントラスト知覚により、相手の言ったことを極端な捉え方をする。など本人が「自分は言葉をそのまま受け取ってしまう癖がある」ということを周囲に伝えておき、相手の言葉や状況を理解するのに時間をもらえるようにしておく。
周囲は、なるべく遠回しな言い方をせず、言葉で直接的・具体的に説明するように配慮する。
こだわりが強く融通がきかないハイコントラスト知覚により、視点の切り替えが難しく、一度「こうだ」と思うと、それ以外の考え方が受け入れにくくなる。など本人は、あらかじめ自分の考え方のクセを知っておき、こだわりが出てきたときにも、「自分がいつものクセにはまっている」と客観視し、ちがう考え方を受け入れる余裕を持てるようにトレーニングしておく。
曖昧な表現(だいたい、なるべく早くなど)が理解できないハイコントラスト知覚により、抽象的に表現された内容の要点を捉えることが難しく、具体的な数字や判断基準のない表現が受け入れにくくなる。など周囲はなるべく具体的な数字や判断基準を入れて伝えるよう配慮する(×「なるべく早く」〇「明日の午前中までに」)。
本人は、「具体的な日時を決めてよいでしょうか?」などのお願いを、相手に丁寧にできるようにトレーニングしておく。
作業手順などフローやルールの変更があると、混乱してしまうシングルレイヤー思考により、以前の作業手順と新しい作業手順を、同時に処理しながら進めることが難しい。ハイコントラスト知覚により、一度覚えた手順を変更することや、手順を完遂できないことを、受け入れにくくなる。など周囲は、フローやルールの変更がありうる場合は、事前に「変わる可能性がある」という予告をし、できれば変更が起こった際に、どう動くかも含めて伝えるよう配慮する。
本人は、作業手順が変わった時に、それまでの手順をそこまででいったん終わりにし、新しい手順を入れ込んだ全体の流れをいったん組みなおすルーティンを身に着けておく。また、その時間を自分が取れるように、周囲に配慮を求めておく。
想定外のことが起きたときに対処することが難しいハイコントラスト知覚により、予想された結果や流れ以外のことが起きると、非常に強い不快感を感じてしまう。シングルフォーカス特性により、今実行している対処以外の対処法が見えづらくなる。シングルレイヤー思考により、変わってしまった現状を把握しながら、対策を同時に考える、ということが難しい。など想定外のことが起きた場合の柔軟な対処は、ASDのさまざまな特性上、非常に難しくなるので、本人はいったんその場から離れて、情報を整理する時間が取れるようにした方がよい。(その場にいれば、どんどん情報が頭に入ってきてしまうので、より処理がしきれなくなる。)どう対処するかを準備しておくよりは、どうその場から離れるか、の準備をしておいた方が実用性が高い。
周囲は、想定外のことが起きやすい場合に、いったんその場から離れるための時間と場所を確保する配慮をする。
初めての環境や慣れない場にいることが苦痛であるシングルフォーカス特性により、初めての場所で、周囲の情報収集をし、何が起きているかを自分で推測して情報を補完しながら、全体像をつかむのに時間や労力がかかる。ハイコントラスト知覚により、「慣れている場所でならばうまくいくが、それ以外の場所では絶対にうまくいかない」などの強い思い込みが出てしまう。など初めての環境であっても、その場所の情報をなるべく事前に集めておき、その場で収集しなければいけない情報を減らしておく(例えば、新しい職場であれば、人があまりいない状態の時に前もって見学をさせてもらっておく、など)。
周囲は、初めての場所でも確実に成功しそうな、非常に難易度が低い仕事からやってもらうように配慮し、成功体験を積み重ねることで、「うまくいかないわけではない」という自信が持てるようにする。新しい環境の中でも、この場所は何をするところ、こういうときはこのようにするなど環境の構造を明確にする、もしくは、その場所の案内やルールを可視化しておく。
興味関心が高いことに、時間を忘れて没頭してしまうことがある注意の切り替えや配分が難しく、シングルフォーカス特性により、集中していること以外に意識が向けられなくなる。シングルレイヤー特性により、作業をしながら同時に時間を意識したりしにくくなる。など周囲は、そもそもそれが本人のスキルを高めることにつながるようであれば、没頭しやすい環境づくりをすることも大切。本人自身がこの状態から自身で気づいてストップをかけることは非常に難しいため、タイマーを活用するなど、周囲が時間を区切ってあげるなどの配慮をする。
複数の指示が出されたときに理解ができないことがあるシングルレイヤー特性により、いくつもの指示を出されると、各指示の内容をそれぞれ覚える、手順を理解するなど、同時に複数の情報を処理することが難しくなる。など周囲が、指示を一つずつ伝え、伝えた指示について理解できているかの受け答えを必ず行うように配慮する。その上で、次の指示を出すようにする。指示の内容を可視化して、後で確認できるようにする。
本人は、自分の理解力や処理力を上げることを考えるのではなく、相手に待ってもらい、自分のペースで指示を受け取るための、丁寧な伝え方をトレーニングしておく。
話を聞きながらメモをとることが苦手であるシングルレイヤー特性により、聞いた内容を処理しながら、同時にメモを取ることが難しくなる。話の内容全体を把握しながら、要点を捉えることが苦手。など周囲は、「話を聞く時にはメモを取るものだ」という固定観念を押し付けるのをやめ、本人にとってどのような方法が内容の理解がしやすく、かつ後で忘れないかを、本人と共有しておく。
本人は、いかにその場でメモを取るか、よりも、ボイスレコーダーを使って後で思い出せるようにする、などの、自分に最適な方法を事前に試行錯誤しておく。
身だしなみを整えることが苦手であるシングルフォーカス特性により、他者の視点の取得や切り替えが難しく、周囲の様子を判断することに視点を向けると、自分のことを客観的に見る視点が持てなくなる。など何かの作業が始まってから、身だしなみにも意識を向けるというのは難しいし、そもそも自分を客観的に見ることが難しいので、周囲と協力して、身だしなみのルールを決め、1日の中でチェックポイントを作るなどして、身だしなみを整えることをルーティン化していく。
蛍光灯の光が強く感じ、痛みに近い感覚になることがあるASDの場合、脳の「抑制系」の働きが十分でないことにより、普通は受け取りすぎないように脳がフィルターをかけて抑えている刺激を、過剰に受け取ってしまい、感覚が過敏になると考えられている。など周囲は目に優しい光の色の電球に変える、明るさを調整できる電球にするなどの環境的な配慮をする。本人は、周囲の理解を得て、帽子をかぶることで光を遮る、もしくは、サングラスや偏光メガネなどをかけて、光の刺激を押さえるなどする。

■注意欠如・多動性障害(ADHD)

注意欠如・多動性障害(ADHD、以下ADHDと表記)は、不注意や多動、衝動性などを主な特徴とする障害です。行動の判断や欲求の制御(実行機能)をつかさどる脳の部位が、十分に機能できていない(低覚醒、低活性)ことが原因と考えられています。不注意優性型、多動・衝動優位型、混合型の3つのタイプがあります。

■脳の特性

●行動や思考を制御する機能の低下
判断や抑制をつかさどる脳の部位の機能低下により、行動や思考のブレーキが効きにくくなる。本人の持つ性格など、もともとの個性と、特性の掛け合わせにより、個々の症状が表れる。もともと活動的な人や感情の起伏が激しい場合にブレーキが利きにくければ、衝動性が表れてくるし、好奇心や探求心の強い場合にブレーキが利きにくければ、過集中が表れてくる、切り替えができない、など。
●ワーキングメモリーの弱み
脳の一時的な記憶の置き場であり、作業場でもあるワーキングメモリーの機能低下により、臨機応変な対応が難しくなったり、不注意が起こりやすくなったりする。聞いたことや考えたことを一時的に頭にとどめたままで、整理することが難しい。複数の作業を同時に進めることが難しい。集中し続けることや、注意し続けることが苦手。複数のことに目を配れない。など。
特性による困りごとなぜ起こるのか?対処方法
ケアレスミスや忘れ物・無くし物が多いワーキングメモリーの弱みにより、「あることを忘れないようにしながら」他の作業をすることが難しくなる。など本人は、頭の中だけで、覚えていなければいけないことを頑張って覚えておくのではなく、メモ帳やスマホのスケジュール機能、アラーム機能などを活用する。
周囲は、何かの作業中に指示を追加しないようにし、作業がいったん終わったタイミングで、確認を促すように配慮する。
落ち着きがないと言われることがある衝動性(行動のブレーキの利かなさ)により、思いついたら、状況判断をせずに行動に移してしまう。など脳の覚醒が低いことが原因の一つとされており、落ち着かせようとすることで、逆に脳の覚醒が下がり、よりブレーキが利かなくなる恐れがある。
周囲は落ち着かせることよりも、むしろ変化のある刺激を与え続けられる環境を用意してあげることが効果的。
本人は、周囲に迷惑をかけないで、自分に刺激を与え、覚醒を上げるような方法を、普段からいくつか用意しておく。例えば貧乏ゆすりをする、なども自分で自分に刺激を与える方法の一つ。
人の話を聞き続けることや同じ資料を読み続けることが苦手衝動性(抑制の利かなさ)により、他のものに注意が向いてしまうと、そちらに意識を持っていかれてしまう。ワーキングメモリーの弱みにより、記憶にとどめておける情報量が少ないので、聞き続けたり読み続けたりすると、情報が処理しきれなくなる。など本人は、人の話を聞く時や資料を読むときに、細かく休憩を入れ、そのタイミングで頭の中の情報を整理する時間を、自分のペースでゆっくり取る。 周囲はそれを理解した上で、焦らせたり、一度に多すぎる情報を与えたりしないように注意し、適度に頭の整理の時間を与える配慮をする。その時間を「サボっている」というように捉えないように注意する。
予定や約束を忘れてしまうことがあるワーキングメモリーの弱みにより、予定や約束が記憶に定着するまでに別の情報が入ってきてしまうと、混乱したり、最初の情報を忘れてしまったりする。などケアレスミスや忘れ物と同様、頭の中だけで頑張って覚えておくのではなく、メモ帳やスマホのスケジュール機能、アラーム機能などを活用する。
周囲は、「本人が覚えているだろう」ということを期待しすぎず、予定や約束を定期的にリマインドするように配慮する。
遅刻を繰り返してしまうことがあるワーキングメモリーの弱みにより、予定した時間にあわせて行動するという、注意の配分やマルチタスクが難しく、出かける前などに何か別の作業を始めてしまうと、時間を意識できなくなり、作業がひと段落したときには間に合わない時間になっている。衝動性により、何か別の作業を始めてしまうと、中断することが難しくなる。などADHDの特性として、別の作業に没頭すると時間を意識できなくなるだけでなく、作業の時間を最小で見積もりがちである。
衝動性や不注意を自分でコントロールするのは難しいので、あらかじめ遅刻しないで行動できた時の、行動の手順を見直し、成功パターンとしてルーティン化する。
周囲は、注意をすることで反省を促す、というような方法ではなく、いかに成功パターンを繰り返すか、成功パターンを意識してはずれないようにするか、をサポートしていく。
部屋の片付けや物を探すことが苦手ワーキングメモリーの弱みにより、一時的に物を置いた場所などを、他の作業をしている間に忘れてしまう。衝動性により、片付けの途中で余計な作業を止められなくなる。など自分の頭の中だけでなんとか覚えておこうとするのではなく、物を動かしたりする前にスマホで写真を撮っておく、元の位置や片づけるべき場所をメモしておく、など、記憶を外部化するツールを使う。片づける範囲や量を、かなり少なめに設定し、確実に終わらせられる量を片付け、それを積み重ねるようにする。
思ったことをそのまま口に出してしまうことがある衝動性(行動のブレーキの利かなさ)により、思った瞬間には、すでに口に出てしまっている。(思っていても、口に出してはいけないよね、という判断が終わる前にすでに行動してしまっている)など本人は、思わず口に出してしまったことを、無理に取り繕おうとしたりせず、すぐに謝って本来言おうとしていたことを言い直すように習慣づけする。(パッと思ったことで、それを言うべきではない、深く考えてそう言ったわけではない、と自分でも分かっていても言ってしまった場合、本人もなんで言ってしまったか分からず混乱してしまい、謝罪する余裕もなく、取り繕ってしまう習慣がついてしまいやすい)
衝動買いや計画性のない行動をしてしまうことがある衝動性(行動のブレーキの利かなさ)により、欲しいと思ったものを、予算や待つことでより多く得られる将来的な価値などを熟考するまえに、買うという行動に出てしまう。周囲は、そのような行動に出てしまったことを責めたり叱ったりしすぎない。注意してもやってしまうことに対しては、罪悪感から隠して行うようになりがちで、そうなると、周囲が気づかないうちに、経済的に取り返しのつかない状況になっていたりするため。
本人は、自分自身が我慢できるようになる、ということに期待するのではなく、事前に使える予算を決めて、それ以外は持って行かない、などの制限する手段を前もって取っておく。
仕事中や授業中など大事な場面で寝てしまうことがあるADHDの場合は、脳が低覚醒状態にあると言われており、そもそもその状態だと眠気が発生しやすい。注意を持続することや必要な情報のみに選択的に注意を向けることが難しく、意識が散漫になってしまう。衝動性などにより、夜寝る前にだらだらと何かの作業を続けてしまい、結果寝不足になっている。など本人は、周囲に迷惑をあまりかけないで、自分に刺激を与えられるようなツール(例えば、ギュッと握れるスクイーズなど)を用意し、刺激で眠気を抑えられるような工夫を試行錯誤しておく。(ただし、仕事や授業に対する集中度は若干落ちる)
周囲は、本人と自己刺激のための工夫を共有し、迷惑にならない範囲でのツールの使用を受け入れるように配慮する。
計画通りに物事を進めることや、締切を守ることが苦手である衝動性により、やり終わるまでにかかる時間を熟考する前に、不十分な見積もりで作業に入ってしまう。別の作業に興味が向くと、やり終える前でも別の作業に手を付けてしまう。ワーキングメモリーの弱みにより、締め切りを意識しながら、同時に作業の進行を行うことが難しい。など作業を始める前に、周囲がかかる時間を客観的に判断して、スケジューリングを手伝ってあげるなどの配慮と援助を行う。本人だけで、他の作業に意識を向けてしまわないように、本来の作業に集中し続けることは難しいので、周囲が随時声掛けをして注意をむけるべき作業を確認するよう配慮と援助を行う。

■限局性学習障害(SLD)

限局性学習障害(SLD、以下SLDと表記)は、全体的な知的発達に大きな遅れはないが、読み・書き・計算などの特定の課題の習得が、他に比べて不自然に遅れる状態です。

■SLDの主な類型

●読字障害(ディスレクシア)
文字や文章を読むことの困難
●書き表現の障害(ディスグラフィア)
文字を書くこと、文章作成することの困難
●算数障害(ディスカリキュリア)
算数問題を解くことの困難
特性による困りごとなぜ起こるのか?対処方法
会話の内容を理解することや、記憶をすることが苦手ワーキングメモリーの弱みにより、一度に聞いた情報が多すぎると処理が追い付かなくなる。 文字を言葉・音に変換して文章や概念として理解することの困難さ等により、口頭で示された情報を聞く・処理することが難しい。また必要な情報に注意を向けたり、十分に活用できる程度に情報を記憶したり、情報の順序を思い出したりすることが難しい。など 会話の内容を処理しやすいように、また記憶しやすいように、周囲が配慮し、一度にコミュニケーションする長さや量、早さを調整する。
聞いた内容を反復したり、復習する時間を十分にとる。
口頭指示を補うツールを準備・活用する(録音、録画、マニュアルや書面での指示書など)。
発音が似た単語の聞き分けができないことがあるワーキングメモリーの弱みなどのさまざまな原因で、幼少期から発音の微妙な違いを処理をしきれず、発音を仕分ける能力が育たないままになっている。文字を音に正確かつスムーズに変換したり、文字と音の対応やその規則性の理解が難しい場合、似た文字の判読や形の認識・聞き分けが苦手。など言語聴覚士などの専門職にトレーニングを受け、自身で発音を仕分けられるようにトレーニングすることで、他者の発音も徐々に聞き分けができるようになることがある。
正しい発音をすることが苦手で、例えば長音符「-」を読むことができない

・撥音「ん」:飲んだ・読んだなど
・拗音「ゃ・ゅ・ょ」:
  きゅうしょく・キャンプ など
・促音「っ」:言った・取ったなど
・長音「う・お」:
ボール・こおり・など
耳で聞いた音と文字を対応させて処理することが難しい。例えば、「ハート」と「ハト」のような、聞くだけでは大きな違いがない音の、微妙な違いを処理しづらい。発音が似た単語の聞き分けの困難に原因が近い可能性がある。聞き分ける学習ができていないので、文字としてそれを読んだときにも、違いを再現できない。そのため、撥音・拗音・促音・長音などの特殊音節を読めなかったり、読み間違ったりする。など聞くことと読むことを分けて考える。「ハート」と「ハト」の違いの聞き分けが難しかったとしても、文字として読んだときの文字数の違いなどを活用して、「ハート」という表記であれば「はあと」と3文字で読む、「ハト」という表記であれば「はと」と2文字で読む、など、多少発音のぎこちなさがあったとしても、発音の仕分けを実践的にトレーニングしていく。
読み上げソフト、写真を撮って、読み上げ可能な形式に変換するアプリなどを活用する。
読む時間を十分にとる。
「は」と「ほ」など似た文字が識別できないことがある

・視覚優位:
情報を「見て」記憶したり、理解するのが得意

視覚優位の特性が非常に強く、文字を見た目の形で判断してしまい、文字としての違いを細かく判断しにくい。など実生活の中で、「は」という文字だけ、「ほ」という文字だけの判別が必要になる、という場面は少ない。読みの問題なので、文章の前後関係や、単語として、で素早く判別できるようにトレーニングを行う。何度か読めば、意味が通らないことは分かるので、どちらかはいずれ判別できるので、一回で正しく読まなければならないという固定観念を捨てることも大切とされる。
ひらがな・カタカナは書けるが、漢字がかけないワーキングメモリーや処理速度の課題によって、ひらがな、カタカナ、単純な漢字は書けるが、いくつかの漢字を組み合わせてできている漢字(例えば「聴=耳+十+四+心」など)だと、それを一つのまとまりとして捉えられず、一つ一つの部分に注意を取られ、書ききれない。ひらがなやカタカナは、文字と音が1対1で対応していて規則性が高く例外が少ないが、漢字は「へん」と「つくり」や音読み・訓読みなどの構成や読み方が複雑・多様になるため、そもそも文字の認識や文字の音への変換が難しい場合、漢字の形態や規則性を理解し、それを正確に再現することが、より難しくなる。など部分部分を思い出しながら書く、という作業をそもそもしなくてもよいように、ワープロソフトを使えるように配慮する。周囲は多少の部分のミスにこだわらず、前後の文脈で意味を読み取って、一字一字の指摘に時間をかけないように配慮する。
音声入力ソフトやアプリを活用する。
長い文章を書く際に、文法を誤ることがある

・同時処理:
情報の全体像を捉えてから、部分を関連付けて理解する
・継次処理:
情報を一つずつ順序だてて理解する
同時処理より継次処理の傾向が非常に強く、またワーキングメモリの課題などから、文章が長くなってくると、その文章全体を見渡しながら、主語・述語の関係などが最初から最後まで筋が通っているかを確認し続けながら、同時に書き進めていくことが難しくなる。など1文1文を長くし過ぎず、主語述語が整う(自分が混乱しない、文全体が見渡せなくなる長さでない)範囲内で1文をおさめるようにトレーニングする。自分がミスをあまりしない1文の長さを理解しておく。書いた文章が、ある程度の長さになってきたら、いったん音読して文法的に理解できるかどうかを確認する習慣づけをする、など。そもそも文法の正しさにこだわらず、おおむね意図が通じれば、よしとするよう、周囲も配慮をする。
数字の桁が理解できない視覚的なワーキングメモリーの課題や、視機能の課題などで、数字の桁数を瞬時に読み取り、その桁数と「一、十、百、千…」の桁を対応させる処理が素早くできない。桁や位を揃えるなど、数字の空間的な配置を理解したり、演算をイメージして操作することが難しいなど数字の桁の基準が読み取りやすくなるように、「,」を3ケタごとに付けたり、日本式の読み方をしやすいように、4ケタごとに「/」を入れたりすることで、視覚的に桁数を捉えやすくする。
計算の繰り上がり繰り下がりが理解できない

・聴覚優位:
情報を「聞いて」理解したり、記憶することが得意
ワーキングメモリーの弱みや、聴覚優位特性が強すぎることによって、7+4=11のような計算を丸暗記することはできても、それが意味するところを視覚的にイメージすることや、計算手続きの理解が難しい。(3+2=5のような少ない数であれば、頭の中で3個のリンゴと2個のナシ、のようなイメージができるが、数が多くなってくると、それをイメージしきれない)そのため、覚えてはいても意味が理解しづらい。など例)10のかたまりをイメージしやすいように、1円玉10枚と10円玉1枚を示して、同じ金額を表すことを確認しておく。7+4を7+(3+1)というように考え、7と3で10、で一回そこまでが10円玉に変わったイメージを持ってもらう。3と1で4なので、残りの1が余るので、10円玉1枚と1円玉1枚のイメージをしてもらう。前段で10になる数(1と9、2と8…)がスムーズに言えるようにトレーニングしておく。
など、本人の特性に合った、さまざまな学習のさせ方を、周囲が配慮して行う。
一桁の暗算ができない長期記憶やワーキングメモリーの課題により、暗算など記憶の素早い操作が必要な作業をスムーズにできるようになる以前に、正確に記憶できていないまま次々に新しいことを覚えなければいけない状況になり、十分な定着ができなかった。など求められている暗算が素早くできるようになるまで、練習する計算の範囲を絞って、余計な作業は行わず、反復練習を行う。「3+2は?」というような、答えを思案しなければいけないような聞き方をして練習するのではなく、「3+2=5」というような式全体をどれだけすばやく言えるか、書けるか、というような練習をする。「正解の再生スピードを上げる」ことを目指す。
合理的配慮としては、そもそも暗算できることを求めず、電卓などを活用する。
物事の因果関係の理解・説明ができない同時処理より継次処理の傾向が非常に強く、またワーキングメモリの課題などから、物事の全体像を捉えることに苦手がある。理解はしていたとしても、言葉で口からアウトプットすることに極端な苦手がある(理解したことを頭の中で整理しながら、相手にとって理解できる言葉にまとめてしゃべり続けることが難しい)。など口頭での説明を無理に求めず、いったん紙に書いてまとめる、ワープロソフトでまとめる、などをしてから説明できるように配慮する。理解するのに必要であれば、図やイラストなどを理解の補助に使えるように配慮する。

ご自身に当てはまる困りごとはありましたか? 皆さまの「困りごと」の解決の糸口が少しでも見えたのであればうれしい限りです。
人によって特性が異なるため、対処方法は「自身に合ったもの」であることが大切です。まずは自身の「困りごと」について振り返ってみてはいかがでしょうか。
補足として、発達障害の特性による困難さからくる「二次障害」のケースを紹介します。

二次障害

二次障害とは、もともとの障害に起因するものではなく、ネガティブな経験が重なることによって生じた精神疾患や行動の困難など、個人と環境とのミスマッチから二次的に引き起こされた障害をいいます。
二次障害は、本来の特性が強く現れたり、併存して他の症状や疾患を発症する場合があります。その例として、抑うつや不安障害等の精神疾患、暴力や反社会的な行為といった不適応行動につながることがあります。

     
具体的な症状なぜ起こるのか?対処方法
不安障害見通しがつかないことに対する不安、過去の経験から同じ失敗を繰り返すのではないかという予期不安、また考え等を切り替える難しさなどにより、不安を含むネガティブな感情が生じたり、持続しやすい医療機関等での薬物療法、認知療法や行動療法・精神療法など、症状や状態に応じた専門的な治療が中心になる
抑うつコミュニケーションや対人関係の難しさ、特性の影響による学業や仕事でのさまざまなトラブルや困難などから、失敗体験や周囲からの否定的な対応などが重なること、またそうした経験の捉え方や気持ちの切り替えの困難などにより、自尊感情の低下を招いたり、ネガティブな感情を持ち続けてしまう医療機関等での薬物療法、認知療法や行動療法・精神療法など、症状や状態に応じた専門的な治療が中心になる
強迫性障害シングルフォーカス特性などから、固定的・限定的な考えや行動にこだわって別の視点からの考え方や切り替えが難しい。また、突発的な変化や刺激の多さに混乱しやすく、同じことを繰り返し、その枠組みの中で行動することで安定できる、などの特性から、日常生活に大きな影響を及ぼす水準で、特定のルールや考え、行動などに固執する医療機関等での薬物療法、認知療法や行動療法・精神療法など、症状や状態に応じた専門的な治療が中心になる
対人恐怖対人関係・コミュニケーションの特性や、それが理解されないことで周囲になじめなかったり、トラブルが生じるなどの失敗体験が重なり、対人関係に対する強いストレスや不安を感じやすくなる医療機関等での薬物療法、認知療法や行動療法・精神療法など、症状や状態に応じた専門的な治療が中心になる
依存症行動や感情の抑制困難、こだわりなどの特性の影響から、何らかの行動等への欲求をコントロールできなかったり、その行動をすることへの固執などにより、依存や乱用につながっていく医療機関等での薬物療法、認知療法や行動療法・精神療法など、症状や状態に応じた専門的な治療が中心になる
愛着障害自分や周囲の行動を自己・他者の心理的な状態から理解・推測することが特性上難しく、適切なやりとりや関わりを通じた人との関係性や愛着の形成、感情の発達に困難が生じやすい安定した信頼関係を基盤とした支援が前提となる。関係を築く上でのキーパーソンを中心に、感情を具体化して表現することや、本人の欲求が高まる前に先手で関わる支援など、周囲が本人に主導的に関わることで、安定した関係基盤を作る。
反抗挑戦性障害感情や行動のコントロール・自身の状態のモニタリングの難しさなどの特性により、人間関係を築くことへの困難や不適応行動が生じやすく、自身の特性や状態に対して、周囲の理解や適切な対応が受けられなかった場合に、反社会性が進行することがある問題の基礎になっている根本的な症状や疾患がある場合には、薬物治療など、その症状に対する治療が行われる。 問題の多い環境から引き離し、統制された環境で過ごすことができるようにする。
行為障害感情や行動のコントロール・自身の状態のモニタリングの難しさなどの特性により、人間関係を築くことへの困難や不適応行動が生じやすく、自身の特性や状態に対して、周囲の理解や適切な対応が受けられなかった場合に、反社会性が進行することがある問題の基礎になっている根本的な症状や疾患がある場合には、薬物治療など、その症状に対する治療が行われる。 問題の多い環境から引き離し、統制された環境で過ごすことができるようにする。
パーソナリティー障害物事の捉え方や感じ方、感情や行動のコントロール、人との関わり方やコミュニケーションなどパーソナリティ形成に関わる機能について、発達障害を背景としたそれらの独特さや特異性が影響することにより、依存性や強迫性、妄想性、反社会性、境界性などさまざまな形で行動や考え方に偏りや困難が生じる特定の症状をコントロールするための薬物療法、主観的な苦痛を和らげることや、望ましくない行動を減少させる、認知行動療法や精神療法などが用いられる。

まとめ

発達障害は、「見えにくく、分かりにくい障害」であり、同じ診断名であったとしてもその特徴は十人十色です。
自身の「障害特性」を理解することが、生きづらさ・働きづらさと付き合う上で最も大切なことです。
まずは「自身で理解をする」ことからスタートし、「苦手への対策(セルフケア)ができるようになる」、そして「周りに伝えられるようになる」ことで、生きやすさ・働きやすさを目指すことができます。

とはいえ、障害特性の理解をひとりで進めることは簡単ではありません。「自分だけで考えるのは難しい」「やり方がわからない」「アドバイスや意見がほしい」という方も多いと思います。

就労移行支援事業所ディーキャリアでは、「障害特性を理解するためのプログラム」で発達障害の特性に応じた支援を行っています。自身を理解すること、自身にあった対処方法を学ぶことなどをお伝えしています。ぜひ無料体験会に参加してみてはいかがでしょうか。

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監修:北川 庄治
ハッピーテラス プログラム開発責任者
東京大学大学院教育学研究科 博士課程単位取得満期退学。通信制高校教諭、障害児の学習支援教室での教材作成・個別指導講師を経て現職。