大人の発達障害とは | ディーキャリア 大人の発達障害専門の就労移行支援事業
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大人の発達障害とは

大人の発達障害とは?
Developmental Disorder

大人の発達障害の方は他の人とコミュニケーションをとったり、空気を読んだり、ミスや抜け漏れなく社会生活を送ったりすることに問題を抱えている場合があります。
自分的には一生懸命頑張っているにも関わらず、周囲に「怠けている」「努力不足」など言われ、“生きづらさ”を感じている方が多くいます。

[ ポイント ]

  1. 得意・不得意の差が大きく、能力のアンバランスが見られることが特徴です。
  2. 先天性(生まれつきのもの)であり、脳機能の障害です。
  3. 虐待やいじめなどの環境から、二次障害としてうつ病などのメンタル不調を発症する場合もあります。
  4. 知的の障害を伴わない場合が多いです。
  5. 約20人に1人の割合で生じると言われています。 (人口比 2.0 ~6.5%などがあります)

[ 大人の発達障害の主な分類は3つです ]

発達障害は大きく分けて3つの障害に分類されます。

  1. ADHD(注意欠如・多動性障害)
  2. 自閉症スペクトラム障害(ASD)
  3. 限局性学習障害(SLD)

発達障害は大きく分けて3つの障害に分類されますが、独立している訳ではありません。

大人の発達障害の主な分類

(画像引用先:ディーキャリア発達チャンネル「発達障害とは?」)

3つの障害の特性は同じ人に併存することもあり、人によって異なります。

たとえば、人によってADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)を併存する場合があり、ADHDは重度でASDは軽度といった具合に重症度合も異なります。

後ほど、3つの障害の特徴や対処法についてご説明いたします。

自分が発達障害なのではないかとご心配な方は、下記チェックリストが当てはまるか確認してみてください。

4つ以上当てはまる方は、医師への診断をおすすめ致します。
※あくまでも簡易チェックであり、断定するものではございませんので、ご了承ください。

大人の発達障害のチェックリスト

大人の発達障害のチェックリスト

  • いつも詰めが甘く最後で失敗してしまう(ADHD)
  • 作業を順序立てて行うのが苦手(ADHD)
  • 約束やしなくてはいけないことをよく忘れてしまう(ADHD)
  • いつも期日ギリギリまで動かず、遅れてしまうことがよくある(ADHD)
  • じっと坐っていることができず、モゾモゾしてしまう(ADHD)
  • 一つのことに集中してしまうと、時間を忘れて没頭してしまう(ASD)
  • 丁寧に接しているつもりでも、無礼だとか失礼だとか言われてしまう(ASD)
  • 自分が発した言葉で突然相手が怒り出したりした時、何故だか理由がわからない(ASD)
  • 人前で自分のことばかりしゃべりすぎてしまい、空気が読めないとよく言われる(ASD)
  • 話をするときに相手の目をみることができない(ASD)
  • 興味のないことには、まったく関心がいかない(ASD)
  • 1つのことを学ぶのに、他人よりも2倍以上努力しないと身につかない(SLD)
  • 読み書きのどちらかが全くできない(SLD)
  • 数字の計算をすることが全くできない(SLD)

[ ポイント ]

  • 発達障害がある方は、何か単体での診断というよりも特性が重複している場合のものが多い。
  • あくまでも、個人の特性を見るためのものであり、医療の診断は、発達障害の検査ができるところで行ってください。現在、診断はDSM-5をもとに行われます。WAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)などの知能検査で、IQを構成する各要素の山と谷が大きいことなどが診断時に重視されます。

[ 大人の発達障害の生きづらさとは? ]

発達障害の生きづらさ 先天的(生まれもったもの)+後天的(環境要因からくるもの)

大人の発達障害の方の生きづらさは、先天的な障害部分だけではなく、後天的である育ってきた環境や職場環境の中での人間関係からくる人間不信や、自己肯定感の低下、認知の歪みが生じます。

そのため、より生きづらくなっている場合が多く見られます。

発達障害がある方々の生きづらさは個々それぞれ異なります。
その方に応じたサポートが必要不可欠です。

[ 先天的な生きづらさへの治療法・対処法 ]

先天的な生きづらさへの対処法)

先天的な生きづらさへの治療法・対処法には、【医療的アプローチ(治療/服薬)】と【福祉的アプローチ(トレーニング)】の2つがあります。
最近は、ADHDに関しては服薬での治療も効果がみられるものもありますので、まずは、クリニックや病院での診断をおすすめ致します。
いきなりクリニックに行くことに少し戸惑いがある方は、まずはご相談をお気軽にお問合せください。

また、弊社のように発達障害がある方の為のサポート施設もございますのでそちらにご確認いただくことも良いかなと思います。

後天的な生きづらさへの治療法・対処法

後天的な生きづらさへの対処法

後天的な生きづらさへの治療法・対処法には、【カウンセリングなどのセラピー】と【福祉的アプローチ(トレーニング)】の2つがあります。
いじめや、虐待、無視や仲間外れにされたりと大人になってさまざまな悩みを抱えてる方が多いのも後天的な生きづらさの特長です。
また、二次障害で“うつ病“を患う方も少なくありません。

そんな大人の発達障害の方は、カウンセリングやコーチングを通して、メンタル面のサポートからはじめてみるのをおすすめしています。

理由は、嫌な思い出や経験からくるフィルターが邪魔してしまい、素直にトレーニングやアドバイスを聞くことができなかったり、嫌なイメージが一歩踏み出す足かせになってしまうからです。

まずは、自分自身の自己肯定感を高め、発達障害の特性にアプローチをしていきます。

[ 自己受容は、生きづらさを解消する第一歩 ]

当事者の方から「診断をうけたが、なかなか受け止めることができない…」という相談を良く受けることがあります。

その時、必ず伝える大事なポイントは、「発達障害がある= 不幸」ではないということです。

発達障害がある方でも、幸せな方はたくさんいますし、定型発達者(健常者)でも、不幸な人はたくさんいます。

つまり、発達障害であるということを受け止めるということは、自分自身の特性をしっかりと理解し、それに対処することで今まで感じていた生きづらさを緩和し、自分らしく生きるための第一歩を踏み出すということです。

「大人の発達障害」当事者の本音

d-careerに通われていたKさんは、大人になってからADHD(注意欠如・多動性障害)と診断されました。
Kさんも発達障害による"生きづらさ"を感じていた一人です。
Kさん自身が経験した"生きづらさ"、それをどのように乗り越えたかについてお話していただきました。
よければ、一度ご視聴ください。

[ 大人の発達障害とそれぞれの特徴 ]

大人の発達障害には3つの分類があります。

  1. ADHD(注意欠如・多動性障害)
  2. 自閉症スペクトラム障害(ASD)
  3. 限局性学習障害(SLD)

各障害の詳細な説明をしていきます。

ADHD(注意欠如・多動性障害)とは?

ADHD(注意欠如・多動性障害)とは、DSM-5(精神障害/疾患の診断・統計マニュアル第5版)で【不注意】と【多動性・衝動性】の2つの症状により定義されています。
この2つの症状により日常生活に困難が生じる場合にADHDと診断されます。

ADHDの主な特徴

  • 適切な対象に注意を向けたり、集中を持続したりすることができない [注意性]
  • 落ち着きがなく、じっとしていることが難しい [多動性]
  • 自分の行動を抑止、抑制することが難しい [衝動性]

ADHDの3つのタイプ

  1. 不注意優性型…不注意の特性が強く、多動や衝動性があまり目立たないタイプ。比較的、女性に多い傾向がある。
  2. 多動・衝動優位型…多動、衝動制が強く、不注意の特性があまり見られないタイプ。比較的、男性に多い傾向があります。
  3. 混合型…3つの症状すべての特性が見られるタイプ。3つの中で最も多くみられます。

ADHDの特性は服薬による治療が可能

日本では[コンサータ][ストラテラ][インチュニブ]という精神科系の3つの薬が承認されています。
医師の指導のものと服薬する形になります。 注意力が高まったり、気分のむらが落ち着いたりといった効果が期待されます。
主に、生きづらさをメインで書きましたが、これらの特性が、強みの仕事化に繋がる職種があります。

ADHDの得意な職種

編集、記者、ディレクター、カメラマン、料理人、整備工、プログラマー 、アニメーター、デザイナー 、研究者、学者、塾講師、教員 など

ASD(自閉症スペクトラム障害)とは?

ASD(自閉症スペクトラム障害)とは、DSM-5(精神障害/疾患の診断・統計マニュアル第5版)で【社会的コミュニケーションの障害】と【興味の限定・反復的な常同行動】の2つの症状により定義されています。

この2つの症状により日常生活に困難が生じる場合にASDと診断されます。

ASDの主な特徴

  • 空気がよめず相手の気持ちがわからない 「社会性」
  • マイルールのこだわりに過度に固執する 「想像性」
  • 言葉の意味を理解したり、自分の伝えたいことを伝えることができない [コミュニケ-ション]

これらの特長は、発達障害の本質(基本障害)として「特定の処理のみが優先され、他の処理が抑制されてしまう状態」からくると言われています。

3つの中核特性

  1. 1つのことにしか焦点があてられない[シングルフォーカス]特性
    相手がおかれている状況の全体像を把握できない
  2. 物事を「白か黒か」「0か1か」という両極端しかない捉え方をする[ハイコントラスト]知覚
    社会的状況に含まれる曖昧さを認知できない
  3. 物事の多様な側面を同時 並列的に捉えることができない「シングルレイヤー」思考
    同時に考えることができない

これらが、ASDの方の生きづらさを生み出す特性です。

ASDの3つのタイプ

  1. 積極奇異型 …空気が読めず、周りとうち溶け込めないため、自分のルールを押し付けるタイプ
  2. 受動型…空気が読めず、周りとうち溶け込めないため、自分を全く出さないタイプ
  3. 孤立型…空気が読めず、周りとうち溶け込めないことを気にせず孤立するタイプ

それぞれのタイプに応じた支援を行い、就職サポートをすることが自立することの第一歩です。

ASDの得意な職種

経理、財務、法務、エンジニア など

限局性学習障害(SLD)とは?

限局性学習障害(SLD)とは、DSM-5(精神障害/疾患の診断・統計マニュアル第5版)で学習機会の不足がないにも関わらず【読み】【書き】【算数】のいずれかで困難がみられると定義されています。

限局性学習障害の特徴

  1. [読む]ことが全くできない (ディスレクシア)
  2. [書く]ことが全くできない(ディスグラフィア)
  3. [計算する]ことが全くできない(ディスカリキュリア)
  4. 習得のスピードや深さに凸凹がある

大人になると、PCを使用したり、電卓などでデジタルで作業ができるものが増えるため、子供の時のような症状が目立ちにくくなります。
主に、生きづらさをメインで書きましたが上記の特性が、強みの仕事化に繋がる職種があります。
LDの方は、職種というよりも、理解をしてもらえる環境を重視した就職のサポートが重要になります。

[ 発達障害の診断について ]

発達障害の診断の際に、アスペルガー症候群(ADD)や広汎性発達障害といわれたり、自閉症スペクトラムと言われたり、様々な診断名の呼び方があります。
ベースとなっている診断基準によって、診断名が異なるため混乱してしまう方も少なくないようです。

DSM-5とICD-10による診断の違い

主に日本で使われる発達障害の診断基準は、2つあります。

  1. 世界保健機関(WHO)が定めている[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]のICD-10
  2. アメリカの精神医学会が定めているDSM-5
世界保健機関(WHO)が定めている[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]のICD-10
アメリカの精神医学会が定めているDSM-5

どちらをベースにするかによって、診断名の呼び方が異なる場合があります。

尚、発達障害者支援法では、ICD-10の基準を用いており、医療の現場ではDSM-5の基準を用いているため、日本では様々な呼び方があるのが現状です。
ただ、大切なのは診断名より、各個人の特性ですのであまり診断名に振り回される必要はありません。

WAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)とは?

DSM-5やICD-10の診断基準とは別に、発達障害の検査にはいくつかの心理検査が用いられる場合もあります。

発達障害の心理検査の中で最もよく使われるものは「WAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)」と呼ばれる成人向けの知能検査(ウェクスラー式知能検査)です。

いわゆるIQを検査する成人用のテストです。

発達障害と診断された方や「発達障害かも?」と思われる方がWAIS-Ⅳを受ける目的は、主に2つあります。

  1. 自身の困りごとや生きづらさの要因を調べる。
  2. 判明した要因に対する改善策を考えたり、合理的配慮の内容を明らかにする。

発達障害があると、「自身の得意なこと、苦手なことの差が大きい」場合が多いです。
そのため、WAIS-Ⅳを受けることで具体的に自身の凸凹の差を知るヒントになります。

ただ、WAIS-Ⅳを受けるためには保険適用されない場合1~3万円程の高額な料金が通常かかるようです。

また、検査の予約はできたが長い期間(約2~6ヵ月)待ちといった問題があります。

【無料】ディーキャリアのWAIS-Ⅳプログラム

ディーキャリアでは有資格者によるWAIS-Ⅳを無料でしかも最短で受けられるプログラムを実施しております。
詳細は下記チラシをご覧ください。

ディーキャリアのWAIS-Ⅳプログラムのチラシ

先着50名様限定で行っております。
ご相談・ご予約はお早めにお願いいたします。

ご相談・ご予約はコチラまで

[ 大人の発達障害に関する相談先 ]

「もしかして私って発達障害かも?」と思われた時の相談先は主に3つあります。

  1. 精神科のある病院・メンタルクリニック
  2. 発達障害者支援センター
  3. お住まいの自治体の障害福祉課

ネットの記事や本で情報収集することも必要ですが、専門家に相談することをおすすめ致します。

  • 「発達障害かも?」と思うけど、どこに何を相談したらいいか分からない
  • 発達障害の検査はどこの病院で受けられるか分からない
  • 発達障害についての相談機関ではどのような相談が受けられるか分からない

こういった悩みや不安がある方はお気軽にご相談ください。
専門家があなたにあったサポートを行わさせていただきます。

[ 大人の発達障害者の就職・転職の支援やサポート ]

就職や転職で困った場合に相談に乗ってくれたり、面接対策などのサポートをしてくれる機関があります。

  1. ハローワーク
  2. 就労移行支援事業所

ハローワークでは、職業紹介が行われているだけではなく、地域によって「障害者トライアル雇用事業」「発達障害者雇用トータルサポート」などのプログラムが用意されています。

詳しい内容は「発達障害者の就労支援 |厚生労働省」をご参考ください。

お住まいのお近くにあるハローワークを探す場合は「全国ハローワークの所在案内|厚生労働省」をご活用ください。


発達障害がある方の就職・転職を支援する機関はハローワークだけではなく、「就労移行支援事業所」といわれる機関がございます。

就労移行支援とは、さまざまな障害をもつ人の就労をサポートするサービスのことです。


d-career[大人の発達障害専門の就労移行支援事業]では、大人の発達障害の方のための"強みを活かした"就職をサポートいたします。

詳しい内容は「ディーキャリアの就労移行支援事業とは」をご覧ください。


また、d-careerでは大人のフリースクール「d-career COLLEGE(ディーキャリアカレッジ)」を運営しております。

詳細は下記チラシをご覧ください。

d-career COLLEGE(ディーキャリアカレッジ)のチラシ

もし発達障害によって生活やお仕事で"生きづらさ"を感じている場合、一人で抱え込んでいると悪い方向にだけ考えてしまうこともあるかと思います。
しかし、現状を打開する方法は必ずあります。

一人ではどうしようもできないとお困りの方はお気軽にご相談ください。
一緒に今後どうしていけばいいかを考えさせていただければ幸いです。