福島県の障害者雇用情勢について(2021年1月15日福島労働局公表データより)
今回は福島県の障害者雇用情勢について。
【ポイント】福島県で働く障害者数は年々増加している。
→福島県でも障害者雇用についての「関心が高まっている」と考えることができる。
上記のポイントを踏まえて、希望する働き方に近づくための注目点を見ていきます。
データは2021年1月15日に福島労働局より公表された、「障害者雇用状況の集計結果(2020年6月1日現在)」を参照しています。
https://jsite.mhlw.go.jp/fukushima-roudoukyoku/content/contents/000807562.pdf
(2021年12月20日参照)
約1年前に公表された資料ですが、現在の最新データです。例年12月もしくは1月に公表されているため、そろそろ2021年分が出てくると思います。最新のデータが公表されましたら、またブログに書こうと思います。
【集計結果の概要】
・(民間企業の)雇用障害者数は5,170.5人と過去最高を更新 (前年比44.5人増)
・実雇用率は2.16%(同0.05ポイント上昇) ※全国平均2.15%(同0.04ポイント上昇)
・法定雇用率達成企業の割合は55.7%(同1.0ポイント上昇) ※全国平均48.6%(同0.6ポイント上昇)
福島県の民間企業で働いている障害のある方は毎年増加しています。
2018年(平成30年:4949人) ⇛ 2020年(令和2年:5170人)
福島県は首都圏と比べると様々なことが遅れているとイメージを持たれがちですが(外からも内からも。。。レッテル貼りというやつですね。)実は全国平均に見劣りすることなく障害者雇用が進んでおり、障害がある方の活躍の場が増えてきています。
【中小企業に注目】
比較的小規模な企業の障害者雇用は全国的に見ても課題となっていますが、福島県のいわゆる中小企業では実雇用率、雇用障害者数ともに増加しています。
(※中小企業の定義は業種ごとに異なりますが、分かりやすくするため定義の説明は省略します。)
「従業員44.5~100人未満の企業」 2018年 実雇用率1.44%(障害者数772人) ⇛ 2020年 実雇用率1.66%(障害者数956人)
「従業員100〜300人未満の企業」2018年 実雇用率2.08%(障害者数1532人) ⇛ 2020年 実雇用率2.16%(障害者数1608人)
逆に、従業員300人以上の企業では横ばい、もしくはやや減少しています。100人未満の企業ではまだ法定雇用率を達成していない企業の割合が多いですが、上記のデータから中小企業での障害者雇用の関心が上昇傾向にあると考える事ができます。
大きな企業に魅力を感じる方も多いと思いますが、これから大きくなろうとしている企業に目を向けることでチャンスが広がるということもあるかもしれません。
【まとめ】
・福島県で働く障害者数は年々増加している。
・福島県でも障害者雇用について関心は高まっている。
・現在の企業規模だけで見るのではなく、これからどうなっていくかにも目を向ける。
(企業の経営者の方、人事担当の方も求職者の”これから”を見ています)
私たちはこれからも障害者雇用を行う企業と、就労を目指す障害のある方の架け橋になれるようスタッフ一同、力を尽くして参ります。
ディーキャリア郡山オフィスは「大人の発達障害」の方を中心に障害がある方の支援をしている「就労移行支援事業所」です。就職・復職に向けての支援や訓練、就職活動の支援を行っております。
無料ご相談・見学を随時承っていますので、お気軽にお問合せください(^^)
〈ディーキャリア郡山オフィス〉
ワークスキルコース担当:石黒
ホームページ:https://dd-career.com/office_data/koriyama/
電話:024-973-5305
メール:koriyama@dd-career.com
住所:福島県郡山市中町5-19 みづとくビル2F
郡山オフィスのブログ一覧
オフィス情報
郡山オフィス
- アクセス
- JR線「郡山駅」西口より徒歩7分
- 電話番号
- 024-973-5305