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【発達凸凹×二次障害】心因性発熱(ストレス性高体温症)

こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。

 

withコロナの時代となり、毎日検温をすることが日課となりましたね。

ディーキャリア川崎オフィスでも、通所前に自宅での検温をお願いして、感染防止対策をおこなっています。

 

そんな中、風邪の症状がないにもかかわらず、37℃以上の微熱が続いている方がいらっしゃいました。

PCR検査をしても、毎回結果は陰性です。

基礎疾患に対して処方されている薬の影響かとも考えましたが、

発熱の状況を見ると、どうも違うような気がします。

クリニックに通院同行をさせていただき、主治医に状況をお伝えしたところ

「精神的なもの」という回答をいただきました。

 

 

 

皆さんも、原因不明の微熱が何日も続く、なんてことはありませんか?

著しく体調が悪いということでもないのに、なぜが体温だけが高い。

もしくは、急激に体温が上昇するも、一夜明けたら平熱に戻っているなど、

短期間での発熱を繰り返している、なんてことはありませんか?

それって、もしかしたら「心因性発熱」かもしれません。

 

■心因性発熱(ストレス性高体温症)とは

 

主にストレスが原因となって起こる体温上昇のことを言います。

急性もしくは慢性的にストレスにさらされると、交感神経が過緊張の状態になり、

活発に働き過ぎてしまうことで発熱すると考えられています。

急性の場合、38~39℃に体温が上昇しますが、すぐ下がるのが特徴です。

慢性の場合、長期間にわたり37~38℃の微熱が続きます。

 

風邪による発熱は、体内に侵入した細菌やウィルスと戦うために、

免疫機能が働くことによって引き起こされます。

そのため、細菌やウィルス感染によって生じた炎症を抑えるために、解熱鎮痛剤が処方されます。

一方、心因性発熱の場合、風邪による発熱とメカニズムが異なることから、

解熱鎮痛剤を服用しても、熱が下がらないのが特徴です。

 

不安障害のある方や、片頭痛持ちの方が、この症状を訴えるケースが多いようです。

発達に凸凹がある場合、日常的にストレスを抱えやすいため、

適応障害や不安障害といった二次障害が現れることが少なくありません。

 

■心因性発熱の治療方法

 

明確な根本治療は存在していませんが、いくつか有効な手段はあります。

先ずは、身体的・精神的ストレスの要因を洗い出し、除去や軽減することです。

場合によっては休養が必要なこともあるでしょう。

ストレス要因が仕事にある場合は、思い切って休暇を取り、リフレッシュしましょう。

同時に、職場の環境調整や、理解を促す働きかけができるといいですね。

 

心因性の疾患なので、抗不安薬や漢方薬などの薬物療法が有効と言えます。

また、睡眠薬を服用して熟睡することで、自律神経の働きを整えることもできます。

解熱鎮痛剤をいくら服用しても熱が下がらない場合は、心療内科や精神科、

メンタルクリニックで診察を受けてみるのも良いかと思います。

 

自分のことを正しく認識することも大切ですね。

心因性疾患は、社会や家庭での人間関係のストレスが負荷となり表出するものです。

ご自身の考え方やものごとの捉え方が、過度にストレスを受ける要因となっていないか、

改めて見つめ直してみましょう。

 

周囲に気を使い過ぎて過剰に適応しようと無理をしたり、

ネガティブな面ばかり見つめてしまうような癖はないでしょうか?

このように自分自身を深堀することで、気持ちを整理してストレスを軽減する手法を

『認知行動療法』と言い、非常に効果のある精神療法の一種です。

 

ディーキャリアでも『認知行動療法』をベースとした訓練プログラムをおこなっています。

発達に凸凹があることで受けるストレスや、うつ病や不安障害から生じる認知の歪みを是正して、

少しずつ感情をコントロールすることができるようになっていきます。

 

最後に、体温の正常値には個人差があるので、平熱との比較で判断することが大切です。

毎日検温することを習慣にして、ご自身の平熱を把握しておきましょう。

また、背景疾患や合併症が潜んでいる可能性もあるので、安易な自己判断は避けてください。

原因不明の発熱が続いた場合、先ずは内科を受診して、原因が他にないか確認してください。

 

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