キャリアプランニングのポイント
こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。
皆さんは、キャリアプランニングと聞いて思いつくことは何ですか?
就職・昇進・将来のプラン…
キャリアとは、日本語に直訳すると「経歴・履歴・生涯」という意味ですが、 仕事をしていく上での経験やスキルアップ・職務経歴の指すことが一般的ですよね。
キャリアプランニングは別名「キャリアデザイン」とも呼ばれる、長い将来に向けての自分の能力開発です。
先ずは、これからどうなりたいかを様々な視点から探り、イメージをデザインする。
このイメージから、具体的なプロセスや取り組むべき課題にポイントを置いて計画を立てていくことを、キャリアプランニングと言います。
ディーキャリアは「なりたい・できる・やるべき」を支援ポリシーとして掲げています。
その中のなりたいをしっかりと作り上げていくこと、 自分が何を大切にしていきたいのか、何を成し遂げたいのかを、スタッフや身近な人と一緒に考えていくことが、 ディーキャリアにおけるキャリアプランニングの目的の一つになります。
では、具体的にどのように行っていくのかと言うと、 過去・現在・未来を分析した上で、この先の人生のプランニングを行っていきます。
あれ?就労移行支援だから「仕事のプラン」じゃないの?と思うかもしれません。
これは「なりたい姿=自己実現」を目指すものなので、仕事はあくまでもその手段に過ぎないと考えています。
自己実現に向かうためのプロセス=目標として仕事があるので、就職は人生のゴールではありません。
仕事は目標であり、目的ではない。
いわゆる、目標の目的化を起こさないように気を付けることが大切です。 目標とは、目的に向かうためにクリアしなければならない課題のことなのです。
なぜ、“プラン”ではなく“プランニング”の進行形なのかと言うと、 一旦完成してもそこで終わりでなく、ずっと作り続けて欲しいと願いを込めてキャリアプランニングと言っています。
例えば、私は中国茶が好きで、いずれは茶葉や茶器を台湾で買い付けてネット販売したり、自宅でサロンを開きたいという夢があります。
その為には、中国茶のインストラクターの資格を取ったり、現地語の勉強とか様々な目標が生じる訳です。
もしも一年後、茶器でもアンティークな物も取り扱いたいと思い始めたとします。 だったら古物商の資格も取っておいたほうがいいかな?と、目標が追記されますよね?
なので、キャリアプランニングは一度作ったら終わりではなく、どんどんアップデートしていくものなのです。
ここからは、具体的にどのようにキャリアプランニングを作っていくのかをご紹介します。
①自己分析をして自分の現状を把握する→過去分析・価値観の洗い出し
まずは自分自身の状況を把握します。
今までどんな経験を積み上げてきたのかを客観的に見てみましょう。
どのようなことが得意で何が苦手なのか? どういった価値観を持っているのか?自分の強み・弱みとはなにか?というようなことを一覧にしてみます。
まずは過去のエピソードを思い出してみます。
「~なことで、嫌な気持ちになった」「~をして、~されたことが嬉しかった」「こんな人に憧れていた」 というような体験の中に、自分がどのようなポイントにこだわりがあり、喜びを感じるかが共通して現れているはずです。
周囲の友人や家族に質問するのも良いでしょう。 第三者目線の評価をもらうことで、自身では気付かない特徴を発見できることがあります。
②自分自身の夢と目標を描く→未来ビジョン
10年後くらいの自分をイメージして「どんな仕事をしていますか?」「家族はいますか?」「どんな所に住んでいますか?」といったように、仕事に限らずプライベートについても、未来の自分自身に質問してみましょう。
イメージしにくい時は、「こうはなりたくない」自分を思い描いてから、なりたい自分の要素を洗い出してみることもできます。
10年後のイメージができたら、それに合わせて1年後、2年後、3年後の目標を細かく設定していきましょう。
イメージした10年後の自分になるために、1年後、2年後、3年後に達成すべき目標を書き出していくのです。
自分が人生のどこに重点を置いているかを、明確にすることが大切です。
どのようにしたら仕事とプライベートのバランスを保てるのか、考えてみると良いでしょう。
③ギャップを埋めるプランを作成する
将来の自分に対して、今の自分が不足している部分を洗い出し、ギャップを埋めるためのプランを作成します。
何が足りないのか、どんな能力を身につければよいのか、スキルを磨くために何をするか。
設定した目標を達成するために必要なことを明確にしていきます。
どの要素からどういった順番で取り掛かれば、より早く確実に目標へ到達できるかプランを立てていきましょう。
ポイントは、すぐに行動しやすいステップまで細分化し、継続的なものは自然と習慣化できるよう工夫すること。
長期戦になりやる気をなくす恐れがある場合は、自分へのフィードバックができるよう記録することも効果的です。
アプリなどを上手に使って、飽きない仕組みづくりをしていきましょう。
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