【発達凸凹×コミュニケーション】ラポール形成のススメ
こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。
発達に凸凹があることで、
『コミュニケーションが上手くとれない』
と感じていると、お悩みの声を聞くことが、多々あります。
『コミュ障』なんて言葉も、なじみ深くなった昨今。
それだけ、円滑なコミュニケーションができることは、
私たちの生活の中で、日々求められている能力のひとつと言えます。
日本経団連が毎年調査している「企業が社員採用時に求める資質」でも、
16年間連続ダントツで、コミュニケーション能力が第1位となっているほど。
仕事をする上でも、必要不可欠と言われているんですね。
では、どうすればコミュニケーション能力が身に着くのか?
時事ネタを切らさないようにニュースサイトを毎日チェックする?
最近流行りのあのお店の話をしてみる?
いえいえ、無理にあなたから話題を提供する必要はないのです。
コミュニケーションで一番重要なことは、
『相手を不快にさせないこと』なんですね。
さらには、お互いが心を開いて、リラックスした状態でいられること。
それこそが、人と人とのつながりの中で、一番大切なことなのです
理屈は分かったけど、どうやってコミュニケーション能力って身に着くの?
そんなの分からないよ!と、お嘆きのそこのあなたには、
『ラポール形成』のスキルを活用することをおススメします!
◆ラポール形成とは
ラポールの語源は、フランス語で「架け橋」を意味する言葉で、
相手が心を開き、信頼関係が築かれている状態のことを言います。
一緒にいると安心する、心地良さを感じる相手とは、ラポールが形成されていると言えます。
ラポール形成をするためには、相手を尊重し、共感し、ペースを合わせることが基本となります。
◆ラポール形成の基本スキル
・ミラーリング
相手のしぐさや姿勢を、自然と同じように合わせるスキルです。
鏡合わせをするようなイメージで、同じタイミングで飲み物を飲んだり、
どこか体に触れる癖を真似てみたりすることで、相手に呼吸を合わせてみます。
そうすることで、相手の親近感を引き出すことができます。
ただし、やりすぎは要注意。
相手に不自然に思われてしまうようでは、逆効果になることも。
・マッチング
相手の話すスピードやリズム、トーンに合わせて、会話を調節するスキルです。
ミラーリングの身体の動きを真似ることに対し、マッチングは口調を合わせることで、
相手に安心感を持ってもらうことができます。
テンション低めの方に対して、早口で捲し立てたとしたら、
温度差凄くて、なんだか白けちゃいそうですよね。
・キャリブレーション
言葉以外の要素から、相手の心理を読み取るスキルです。
いわゆる『非言語コミュニケーション』と呼ばれる、表情や視線、呼吸などから、
心情を把握しその状態に合わせて対応することを言います。
ただし、同じように見える表情でも、時にはまったく違う感情ってこともあります。
相手のことをちゃんと把握することが、キャリブレーションには必要になります。
・バックトラッキング
相手が言った言葉をそのまま繰り返す「オウム返し」をしたり、
意味は変えずに別の言い回しで返答したりするスキルのことを言います。
相手の言葉を繰り返すことで、「この人は自分の話を聞いてくれている」と、
信頼感を与えることができるのです。
「つまりはこう言うこと?」など、話の論点を要約して伝えてあげると、
さらに“聞いてくれている感”がアップしますよ!
先ずは4つのスキルを意識して、相手とペースを合わせることから始めましょう。
そうすることで、一体感から安心感が生まれ、居心地の良い空間を作ることができるでしょう。
コミュニケーションとは、相手に関心を向けること。
それさえ本当に大切にできるなら、あなたの気持ちは、きっと相手に伝わるはずです。
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