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【発達凸凹×不器用さ】発達性協調運動障害(DCD)

こんにちは。ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。

 

自分は人並はずれて不器用だと感じていたり、

昔から運動が大の苦手って方はいますか?

 

実は私も、子供の頃から球技全般が壊滅的に下手くそです(笑)。

なぜかと言うと、

「ボールを目で追いながら走る」という行為がどうしても難しいのです。

テニスやバトミントンなど、ラケットに球を当てることができません。

同じような理由で、水泳も大の苦手です。

理屈は分かっているのに「泳ぎながら息継ぎをする」動作ができないのです。

 

大人になってから自動車の運転免許を取りましたが、これも非常にストレスでした。

車の操作をしつつ周囲に気を配ることは、私にとって本当に困難なことで、

「いつか大きな事故を起こしてしまうかもしれない…。」と言う恐怖が常にあり、

いつもビクビクしながら運転をしていました。

結局、運転免許取得から5年程で更新をするのは辞めたのですが、

その決断は決して間違っていなかったなぁと思っています。

 

人は自然と、複数の動作を関連付けて同時に行っているものです。

良く考えると、それってすごいことですよね。

いかに複雑なことを日常的に行っているのかと思うと、

人って本当に器用な生き物だなぁと思います。

 

他の人はたやすく行っている動作が自分にはとても難しかったり、

特定の作業がどうしてもぎこちないと感じている方の中で、

発達に凸凹がある場合、発達性協調運動障害(DCD)の可能性があります。

協調運動障害が単独で現れている場合は、そこまで問題にならないことが多いのですが、

ASDやADHDが重複すると、困難を感じる場面が増えてしまうと言われています。

 

 

■ 発達性協調運動障害(DCD)とは

筋力や神経、視覚・聴覚などに異常がないにもかかわらず、年齢相応の協調運動技能の獲得に困難がある状態のことを言います。

協調運動とは、諸種の別々の動作をひとつにまとめる運動のことです。

例)縄跳び、自動車の運転、バスケットボールのドリブルなど

また、これらの全身運動(粗大運動)だけでなく、ボタンをかけることができない、靴の紐を結べない、お箸をうまく使えないなどの手先の操作(微細運動)にも困難を示す場合があります。

 

全身を使う粗大運動が苦手な場合、例えば苦手な運動があったら、

それを「避ける」ことで対処することはできます。

しかし手先を使った微細運動は、日常のありとあらゆる場面に存在しています。

仕事においては、指示を聞きながらメモを取る、用紙を三つ折りにして封入するなど、

手先を使った業務ばかりと言っても過言ではありません。

そこに発達凸凹の特性が加わることで

「なぜ、他の人ができていることが、自分はできないのだろう…。」と、

自己肯定感が下がり、どんどん自身を失ってしまうことに繋がりかねません。

協調運動の問題は、微細運動、特に「目と手の協応の困難」が、

ご自身に大きな影響を与えると言われています。

 

■ チェックリスト

枠からはみ出して文字を書いてしまう

線に沿ってハサミで紙を切ることができない

定規やコンパスをうまく使えない

漢字の形の違いは見分けられるが、うまく書き移すことができない

紙を綺麗に折ることができない(角と角があわせられない)

線をうまく繋げない

 

これらの項目に当てはまる場合、ただの不器用ではなく、

発達性協調運動障害(DCD)の可能性があります。

この障害は、まだ世間的にあまり認知されておらず、

専門家ですら脳の機能障害と理解している人は多くないと言われています。

一日も早く、誰もが発達障害の一種であることを理解して、

適切な支援と配慮が提供される世の中になって欲しいと思います。

 

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