【合う?合わない?】発達障害×テレワーク
皆さんこんにちは!ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。
緊急事態宣言が明け、飲食店の通常営業が再開されるなど、少しずつ街に活気が戻ってきましたね。
ただ、新型コロナウイルス感染症拡大以前の生活に、完全に戻るのは難しい状況です。
まだまだ油断はできず、引き続きの対策が必要なことには変わりありません。
コロナ対策として、多くの企業が導入するようになったテレワーク。
実はずっと以前から、政府が推進する「働き方改革」の一環として、厚生労働省が主幹となり企業に導入を働きかけていました。
政府は2007年から、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方として、テレワークを推進してきましたが、本格的に導入する企業が増えないという課題がありました。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により着目され、急ピッチで整備されたのは、なんだか皮肉なものですね。
障害者雇用においても、徐々にテレワークを取り入れ始めた企業が増えてきました。
障害のある方を雇用する目的で設立された特例子会社でも、完全テレワークの求人があるほどです。
助成金制度などの活用により、今後も拡大していくであろうと思われます。
テレワークの求人が多い職種は、
一般事務
翻訳
開発・エンジニア職
ゲームディレクター
マーケティング
広告関連
など、比較的専門職が多く、障害者雇用においても即戦力が求められる傾向があります。
雇用形態がパート・アルバイトの場合は、データ入力などの単純作業系の事務が中心となっているようです。
キャリアプランを考えるとき、自分にとってのメリットとデメリットの両方を見るのが基本ですよね。
具体的にメリットとデメリットを見ていきましょう。
<テレワークのメリット>
■ 通勤がない
満員電車に乗らなくて良いことは、テレワークの最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。
発達障害特性の困りごととして、人混みや車内広告の多さにストレスを感じたり、
交通機関の乱れなどのイレギュラーな対応に疲労してしまう方は少なくありません。
■ 時間を有効に使える
ひとりで作業を進めるテレワークは、基本的にスケジュール管理も自分で行うので、自分のペースで仕事ができます。
また、周りの目を気にせずに作業に没頭できることで、生産性が上がることが期待できます。
■ 慣れた環境で仕事ができる
環境の変化に弱い発達障害は、ちょっとしたレイアウト変更にすらストレスを感じる方がいます。
テレワークは自分の落ち着く環境で仕事ができるので、心にゆとりを持って作業に取り組めるでしょう。
<テレワークのデメリット>
■ オンオフの切り替えが難しい
自宅で仕事をするということは、プライベートの延長線上に仕事が乗っかってくるので、
オンオフの切り替えが難しくなることが予想されます。
ついついスマホを手に取り遊んでしまったり、逆に没頭しすぎて時間を忘れてしまったり。
過集中があるタイプの方は、通勤するよりも疲労が溜まってしまうなんてことも。
■ スケジュール管理が難しい
先延ばし癖がある方や、こだわりが強く予定通りに作業が進まない方は、
ご自身で時間配分をコントロールすることは難しいかもしれません。
タスク管理ツールの活用や、会社への定期報告を設定するなどの仕組み作りが必要となります。
■ すぐに相談できない
会社との連絡は、主にメールやチャット、ビデオ会議ツールを使用します。
そのため、業務に不明点や疑問点があっても、状況によってはすぐに解決できない場合があります。
見通しが立たないことへの不安感が強い方は、相談できないことにストレスを感じるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
ディーキャリア川崎オフィスでは在宅支援を導入しており、ご自宅からでも参加することができます。
自分にとって働きやすい環境とは何か、わたしたちと一緒に探していきましょう。
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