ストレスコーピング ~ストレスと上手に付き合おう~
こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。
皆さんはストレスがたまった時、どうしていますか?
ただでさえ閉塞感が増している世の中です。
日常的に降り注ぐストレスに溺れそうなっている方も多いのかと。
そもそも、ストレスって何でしょうか?
〇ストレスとは
ストレスという言葉は、もともと物理学用語として使われていました。
物体の外側から圧力をかけられた部分が歪んだ状態のことを言います。
風船やゴムボールなど、弾力性のあるものをストレスと例えてみると、
指などで押す力をストレッサーと言い、
ストレッサーによって押された状態をストレス反応と言います。
〇ストレッサー
外部からの刺激要因のこと。主に4つの要因があります。
・物理的要因 … 光・音・温度・湿度・振動など
・化学的要因 … 臭気・金属・薬品・有機溶剤など
・生物学的要因 … 細菌・ウイルス・カビ・ダニ・花粉など
・心理学的要因 … 災害・仕事・失業・家庭問題・近隣トラブルなど
〇ストレス反応
刺激で生じた歪みを戻そうとする生体反応のこと。主に3つの反応があります。
・身体反応 … 動悸・めまい・頭痛・疲労感・倦怠感・下痢・睡眠障害など
・心理的反応 … 緊張・不安・焦燥・神経過敏・抑うつ・気力低下・集中力低下など
・行動反応 … 飲酒や喫煙量の増加・過食・勤怠乱れ・対人関係トラブルなど
ストレスとは、有害な出来事に出会った時に、
危険から身を守るための防御反応でもあるため、完全になくすことはできません。
また、ストレス自体にはプラスの作用もあり、ストレスが全くないのが良いとも言えません。
そのため、「どのように付き合っていくか」という視点が重要になります。
〇ストレスコーピングという考え方
ストレスに対して、何らかの対処をすることをコーピングと言います。
ストレッサーから過剰な圧力が慢性的にかかると、心身への様々な悪影響があります。
毎日健やかに生活をするためには、うまくストレスコーピングをする必要があります。
ストレスコーピングの方法は大きく2点に分けられます。
- 問題焦点型コーピング:直接問題を解決しようとする
→ストレッサーに直接働きかけ、ストレスを取り除く。
(例:窓からの光がまぶしすぎるので、窓に黒いフィルムを張る)
- 情動焦点型コーピング:積極的に気分転換などで情動をコントロールする
→ ストレッサーそのものに働きかけるのではなく、それに対する感じ方や考え方を変える。
対人関係がストレッサーである場合、「この人との付き合いも、自分にとって良い経験になった」
などのように、それに対する自分の考え方や感じ方を変える。
ストレスコーピングは、ストレッサーの種類によって解決に適する・適さないが異なるので、
要因の分析をして自己理解をした上で使い分けることが重要です。
その他にも、趣味や運動をすることでストレスを解消する方法や、
問題を一旦脇に置いておく回避逃避型コーピングなど、様々なアプローチがあります。
また、自分だけの力で解決しようとして状態が悪化する場合もあるため、
外部への相談やサポートを受けることも選択肢として持っておくと良いでしょう。
現代社会はストレス社会でもあります。
ストレスと上手に付き合い、心身ともに健やかな毎日を過ごしたいですね。
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