「大人になってから気づく!?」大人の発達障害の方が職場で気を付けるべき10選
打ち合わせや会議など複数人いる場所で
他の人が話している最中に
自分の意見などをタイミングよく言えない
相手の話を理解しながら
適切な反応や意見をその場ですぐに伝えるのが難しく
自分の意見を持っておらず消極的だと思われてしまう
会話中、相手の目をみることに強い抵抗感があり
適切なタイミングや内容で自分の話をすることができない
「さっきのあれ」「この前の件」など
抽象的な表現をされてもすぐに理解が追いつかない
事務仕事の場面を想定してのエピソードになりますが
「大人になってから発症したのではなく発達障害の特性といわれる要因が
職場などで表出したのがキッカケで大人になって気がついた」
これがいわゆる「大人の発達障害」というものになります
今回は大人になってからの発達障害ならではの
相談先(診断を受けられる場所、支援を受けられる場所)や
対処法について説明していきます
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ディーキャリア柏オフィスの職業支援員の内藤です
「ディーキャリア柏オフィス」は発達障害の特性に応じた
訓練プログラムを提供している就労移行支援事業所です
発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害(うつ病・適応障害・双極性障害・不安障害など)のある方などが在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています
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目次:
1.なぜ起こる?大人になってから気がつく「発達障害」とは
2.対処法は?大人の発達障害への対応はどこに行けばいいのか
3.大人の発達障害の方が働きやすいコミュニケーションの仕方
4.大人の発達障害の方が職場で気をつけること 10選
1.なぜ起こる?大人になってから気がつく「発達障害」とは
大人になり発達障害の診断をされることが増えているといわれています
その要因として
子供の頃や学生時代は大きな問題にならなかったような
宿題や課題の忘れ物
ケアレスミスなど
周りの誰かが助けてくれて問題にならなかった
期限が過ぎていても周りの大人が
処理をしてくれて大きな問題にはならなかった
学生の時は立場的にお金を払って教育を受けていたので
多少のミスや遅刻などは
大目に見てくれることもあったと思います
しかし社会人になったら
すべては自己責任になってしまいます
社会人になって働くということは
学生時代のお金を払う立場から
お金をいただく立場になっていきます
ただでお金をいただくわけではなく
実務をこなすことの対価としてお金をもらうことができます
そこではすべてが自己責任になるので
遅刻やミスなどは自分自身で管理し
起こらないような対策を自分自身で構築していく必要があります
何度やっても同じミスを繰り返してしまうことや
周りに気を使い過ぎて自分自身を見失ってしまうと
精神的疾患などになってしまい
うつ病や適応障害、双極性障害など
心の病気になってしまうこともあります
その背景には発達障害の特性がある場合があります
ほかの事例を挙げていくと
複数の業務やプロジェクトが同時進行している場面で
タスクの優先順位付けが難しく、期限の厳守などもが苦手
締切に追われることが多く締切間近もしくは締切すぎてから慌てて処理をする
長時間の同じ作業の繰り返しが苦手で集中を維持することが苦手
他の人と比べられると焦ってしまい余計に作業に集中できなくなってしまう
情報を処理する際に情報の見落としがあったりミスがあるため
慎重にやろうとすると倍近くの時間がかかり期限を過ぎてしまう
とくに新しい仕事に取り組むことへも強い抵抗感がある
時間にもルーズな面もあり遅刻もしてしまう
遅刻しないようにと考えすぎてかえって眠れなくなってしまい
仕事でミスをするようになった
細かい情報を見落としてしまい仕事でのミスに繋がることも多い
次はミスしないようにと十分気をつけているのに
同じミスを繰り返してしまう
会社内のイベントや接待などの社交的な場で
他の人との関係構築や適切な会話や進行が苦手でとても緊張してしまう
適切な挨拶や社交的なルールが身につきにくく
コミュニケーションの齟齬が繰り返し生まれてしまう
これらの出来事は
発達障害がもととなり起こるエピソードの例です
※発達障害の影響は個人によって異なる場合があり
すべての方に等しく当てはまるものではありません
そのほかにも
職場の環境や状況
個人の特性やその時の精神状況などによっても異なる可能性があります
こういったエピソードや状況がキッカケで
・上司から叱責を度々受ける
・周りの人達との関係性が悪くなる
などの出来事につながります
2.対処法は?大人の発達障害への対応はどこに行けばいいのか
そうしたことの積み重ねで
心身が疲弊しうつ症状がみられるようになったり
社内の人間関係のトラブルですぐに退職を選択し
転職を繰り返してしまう
そうしたことから自ら周囲に相談したり
周囲からの促しを受け通院等をしたことがキッカケで
発達障害であったと発覚するのです
発達障害は脳機能の障害であるため
生まれもったものです
ディーキャリア柏オフィスでは過去の利用者様の半数以上の方が
社会人になってから困りごとを自覚し発達障害に気がつかれています
※発達障害かもしれないと思ったら
●専門の医療機関(精神科、心療内科など)
※ご家族やパートナーに付き添ってもらうのも選択肢としてあり
専門の医師や精神保健専門職が所属する医療機関(病院・クリニックなど)は
専門家が患者の状態を評価し適切な支援や療法を提供してくれます
●発達障害者支援センター(CAS)
各都道府県に設置されています
下記リンクはディーキャリア柏オフィスから近い
発達障害者支援センターのリンクになります
千葉県発達障害者支援センター 東葛飾分室 [通称 CAS我孫子]
●精神保健センター
精神保健センターは発達障害に関する診断や治療に詳しい場所です
医療機関と同様専門的な知識をもったスタッフの方々が
心身の状態を把握評価し適切なサポートを提供してくれます
●心理療法士やカウンセラー
心理療法士やカウンセラーは発達障害の当事者に対して心理的な支援を提供する専門家です
自分自信の感じていることや困っていることを相談し適切な助言など、サポートを受けることができます
●地域の発達障害支援団体・NPO
地域には発達障害をもつ方やその家族を支援するための団体や非営利組織(NPO)が存在することがあり
発達障害の当事者に対して相談窓口を設けている場合があります
他の当事者との交流や情報共有アドバイスの提供などが行われます
●キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラーは職業やキャリアに関する相談に対応する専門家です
発達障害の当事者はキャリアや職場での困難を相談し適切なキャリアプランや
職場環境の調整についてアドバイスを受けることができます
●オンラインコミュニティ
オンライン上での発達障害のコミュニティは匿名性の高い環境で他の当事者と交流し
情報や経験を共有する場です
当事者は自身の体験や悩みを投稿しフィードバックやアドバイスを得ることもできます
他の当事者の方の情報発信から新たな気づきや学びを得ることができます
3.大人の発達障害の方が働きやすいコミュニケーションの仕方
コミュニケーションの困難に対する対策
チームメンバーや上司とのコミュニケーションの場面で
書面やメールで意見や情報を事前に整理し明確に伝えることを心掛ける
(コミュニケーションにおいてもできる限りの準備をしておく)
・会議やディスカッション前に議題や話題を把握する
・自分の意見や質問をあらかじめ用意しておく
これができると上司や周囲の評価の向上はもちろんのこと自分自身の気持ちの余裕が生まれます
時間管理などの困難さに対する対策
・タスクの優先順位を明確にする
・ToDoリストやタスク管理ツールを活用して業務の組織化と期限管理を行う
長期的なプロジェクトや締切のある業務に取り組む際には
日毎や週のスケジュールを立てて作業を分割し
時間を管理するのがおすすめです
※集中力を高めるために
・作業環境を整える
・気を散らす要素を排除する
作業中に外部の優先事項に干渉されないようにすることも大切です
自分の意識や努力でなんとかしようとするのではなく
ツールなどを有効活用してみることがポイントです
4.大人の発達障害の方が職場で気をつけること【10選】
①自己理解を深める
自分の発達障害について理解し自身の特性や困難を把握することが重要です
自己理解を深めることで自身の強みや課題を把握することができ適切な対策をとることにつながります
②適切なサポートを受ける
必要な場合は医療専門家やカウンセラーのサポートを受けましょう
適切な診断や治療を受けることで支援やアドバイスを得ることができます
③組織とのコミュニケーションを円滑にする
上司や同僚とのコミュニケーションを重視しましょう
適切な情報共有や意思疎通に努めることで
職場での課題やニーズを理解してもらいやすくなります
④タスク管理を重視する
スケジュール管理やタスクの優先順位付けに注意しましょう
ToDoリストやカレンダーを活用し効果的な時間管理を行うことが大切です
⑤環境の調整を行う
集中力を高めるために静かな場所や整理された作業環境を整えましょう
自分にとって最適な環境を作ることで生産性を向上させることができます
⑥ストレス管理を意識する
長時間の作業やプレッシャーによるストレスが発達障害の特性を悪化させることがあります
適度な休憩やリラックス法・ストレス発散の方法を取り入れることで心の健康を保てます
⑦ワークライフバランスを考える
適切な休息とリフレッシュの時間を確保することが重要です
過度な働き方や仕事への執着は身体的・精神的な負担を増やす可能性があります
⑧強みを活かす仕事を選ぶ
自分の特性や能力を活かせる職場や仕事を選ぶことで
自己成長や充実感を得ることができます
⑨プライベートな時間を確保する
仕事だけに全てを捧げるのではなく
プライベートな時間や趣味にも充てることが大切です
バランスの取れた生活を心がけましょう
⑩自己肯定感を持つ
自分自身を受け入れることで自身を責めることも軽減したり
周囲に対しても許せるようになります
気持ちに余裕が生まれ視野も広がります
すぐに変化することが難しい場合は中長期的に身についていくと良いでしょう
★参考図書
「これでわかる大人の発達障害」
著書(監修):林寧哲
「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本」
著者:村上由美
「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が会社の人間関係困らないための本」
著書:對馬陽一郎、安尾真美
「大人の発達障害 仕事・生活に困ったによりそう本」
監修:太田晴久
「発達障害の人が見ている世界」
著者:岩瀬利郎
ディーキャリア柏オフィス|就労移行支援事業所
ディーキャリア柏オフィスでは
発達障害やその他精神疾患などに対しての
第三者的な見解をお伝えできます
ディーキャリア柏オフィスでは就労移行支援事業所として
長期就労に向けて自立するための取り組みを行っています
福祉的視点と企業視点をバランスよく
一人ひとりに合う形で提供して
長期就労につながる形での支援を行っています
就労支援事業所ディーキャリア柏オフィスでは
日々の活動や実習などの体験を通じて
そういった特性に対しての認識や
対策や予防策をしっかりと明確にした上で
長期就労に結びつくための訓練を通じて
新しい世界観や価値観を学ぶ場所になります
ディーキャリア柏オフィスで取り組めること
実際の職場の環境に近い状態で
合理的配慮の視点でも特性検証の視点でも
訓練を実施して長期就労を目指すことができます
あなた自身の働きたいを実現するために
効果のある方法や対策などを実施することができます
3つのコースを通じてそれぞれの特性に合う方法を伝えています
各コースの詳細は下記よりご確認ください
3つのコースだけではなく他の取り組みも実施しています
【就労移行支援事業所 ディーキャリア 柏オフィス 】の説明
ディーキャリア柏オフィスは、千葉県柏市「柏駅」にある就労移行支援事業所です
発達障害の特性による働きづらさをフォローする「働き続けるためのプログラム」と
自分の価値観や適職を見極める「やりがいを見つけるためのカリキュラム」で
就職後職場定着率100.0%(2021年度実績)を実現しています
[やりがいを感じられる仕事探し]×[あなたらしい働き方探し]を
私たちディーキャリアとともに目指しませんか?
あなたの「働きづらさ」について、ぜひ聞かせてください
無料体験・相談会も受け付けております。まずはお気軽にお問い合わせください
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