2023年08月25日

感情のコントロールができない大人の発達障害｜離職しない感情のコントロール方法と対策３選

この記事でわかること

感情をコントロールして長期就労につなげる方法
大人の発達障害と感情のコントロールの関係性
自分自身にチェックインする方法

大人の発達障害と診断されていると
感情のコントロールをすることが困難な場合があります

状況によって対処ができるのか
対処することが難しいのか
発達障害の診断があるのか、ないのかだけではわからないこともあります

大人の発達障害と感情のコントロールについてわかりやすく解説して
どのような対策をすればいいのかをお伝えします

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ディーキャリア柏オフィスの発達障害サポーターの大松です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた訓練プログラムを提供している
就労移行支援事業所です

発達障害（注意欠如・多動性障害ADHD　自閉症スペクトラム障害ASD　限局性学習障害SLD）
精神障害（うつ病、双極性障害、適応障害、パニック障害など）のある方などが在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています

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目次
・なぜ感情のコントロールが大切になるのか
・大人の発達障害と感情のコントロールの関係性
・感情のコントロールをするために何をおこなうことが大切なのか
・感情をコントロールする方法　３つの大切なこと

・なぜ感情のコントロールが大切になるのか

感情のコントロールはどのような人にとっても大切です
コントロールされた感情であれば
怒りを他者ぶつけることがありません

また自分の感情をコントロールすることで
あなた自身のモチベーションにつなぐことや
働くための動機づくりに深くかかわっていきます

人は感情で生きている生き物です
感情を自分やモノや他者にぶつけてしまうと
人間関係に亀裂を生じてしまいます

それだけであればいいのですが
自分との関係性に亀裂を生じてしまうと
感情のコントロールどころか

心身のコントロールを失ってしまいます
その結果、働き続けることがむずかしくなってしまうことや
精神的に病んでしまう、また身体的に病気の発生にもつながります

感情の悪いだけの話ではなく
感情の良い部分のコントロールができれば

・あなたのモチベーションのコントロール
・会社やプライベートでの他者との人間関係が良好になる
・本音と建前の使い分けをすることができる
・他者や自分とぶつからなくて済むのでストレスが減る

というようなことができるようになります
アンガーマネージメントのような
怒りのコントロールだけではなく

ポジティブな感情にも影響していく部分になります
私たちは機械ではなく人間です

あなたの中の感情を消し去ることがいいということではありません
あなた自身の感情とうまく付き合うことで
ポジティブにもネガティブにもなりうるのが
「感情」というものです

・大人の発達障害と感情のコントロールの関係性

発達障害の方は感情のコントロールが苦手だとされています
その背景となる部分を具体的に説明します

大人の発達障害とは

発達障害とは
発達障害支援法において
「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害
学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する
脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html　からの引用　厚生労働省レポート「発達障害理解のために」

※以下の例は発達障害の症状における特性の一例であり、他にも様々なタイプの特性があります。
　また、これらの特性だけをもって断定されるものではありません。

〈自閉症の人の例〉

急に予定が変わったり、初めての場所に行くと不安になり動けなくなることがよくあります
そんな時、周りの人が促すと余計に不安が高くなって突然大声を出してしまうことがあります
周りの人には、
「どうしてそんなに不安になるのか分からないので、何をしてあげたらよいかわからない」と
言われてしまいます。
でも、よく慣れた場所では誰よりも一生懸命、活動に取り組むことができます
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html　　からの引用　厚生労働省レポート「発達障害理解のために」

〈アスペルガー症候群の人の例〉

他の人と話している時に自分のことばかり話してしまって
相手の人にはっきりと「もう終わりにしてください」と言われないと
止まらないことがよくあります
周りの人には
「相手の気持ちがわからない、自分勝手でわがままな子」と言われてしまいます
でも、大好きな電車のことになると
博士と言われるぐらい専門家顔負けの知識を持っていて、お友達に感心されます
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html　　からの引用　厚生労働省レポート「発達障害理解のために」

〈学習障害（LD）の人の例〉

会議で大事なことを忘れまいとメモをとるのだけれど
本当は書くことが苦手なので、書くことに集中しようと気を取られて
かえって会議の内容が分からなくなることがあります
後で会議の内容を周りの人に聞くので
頑張っているのに周りの人には
「もっと要領良く、メモを取ればいいのに」と言われてしまいます
でも、苦手なことを少しでも楽にできるように
ボイスレコーダーを使いこなしたり、他の方法を取り入れる工夫をすることができます
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html　　からの引用　厚生労働省レポート「発達障害理解のために」

〈注意欠陥多動性障害（AD/HD）の人の例〉

大切な仕事の予定をよく忘れたり、大切な書類を置き忘れたりしてしまいます
周りの人にはあきれられ、「何回言っても忘れてしまう人」と言われてしまいます
でも、気配り名人で、困っている人がいれば誰よりも早く気づいて手助けすることができます
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html　　からの引用　厚生労働省レポート「発達障害理解のために」

〈その他の発達障害〉

上の３つのタイプの他にも
トゥレット症候群のようにまばたき・顔しかめ・首振りのような運動性チック症状や
咳払い・鼻すすり・叫び声のような音声チックを主症状とするタイプのものも
発達障害者の定義には含まれています
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html　　からの引用　厚生労働省レポート「発達障害理解のために」

※最新の表現とは異なる場合があります。
　発達障害者支援法がされたのが２００４年に施行されため表現が異なることがあります

・感情のコントロールをするために何をおこなうことが大切なのか

感情のコントロールをおこなう場合には
まずは感情の状態を自身で理解する必要があります

・セルフモニタリング
・エモーショナルチェック

わたしたちは一日の多くの時間を自分自身の外で生きています
職場、家庭、ソーシャルメディアで他人と会話をします

自分自身以外のストーリーやニュース
ほかの人の意見などをコミュニケーションの中で受け取ったり
動画やテレビなど影響力を無意識的にも受診をしています

あなた一人だけの空間だとしても
周りからの影響をうけてしまいます

一日のうちにどのぐらいの時間が他者のために使われていて
自分のために使用されていないのか
自分と時間を過ごすことは感情的な健康と精神的健康を
保るためには必要不可欠な部分です

肉体を鍛えるのと同じように
自分の内なる世界を鍛えることは
日常生活のストレスのバランスを保つことに役立ちます

セルフモニタリングやエモーショナルチェックは
自分自身にチェックインして確認をする必要があります
毎日自分の調子を自問自答する時間を作る

自分の感情の整理をし
身体的および感情的なニーズを評価します

そのうえで今後の未来のために
あなたのニーズをどのようなかたちで対処をするかについて
意図的な設計を立てるための情報を考える

周りのことというのは客観的な視点で見ることができますが
自分自身のことというのは
意外と自分自身ではなかなか客観的な視点で
見ることは意外と大変なことです

自分自身との対話だけに集中できる環境を整え
エモーショナルチェックをおこなうことが
感情のコントールをしていくための
第一歩目にステップになります

・感情をコントロールする方法　３つの大切なこと

感情のコントロールを向上させる方法
強い感情を引き起こす状況に直面したときは
立ち止まって「それ」にどのような意味を持たせるのかを考えてください

深呼吸する

私たちの臓器は基本的には勝手に動いています
その中で呼吸と意識はつながっていて
呼吸は意識でコントロールすることができます

肯定的であれ否定的であれ
すぐにはんのうするのではなく
今起こったことを処理する時間を自分に与えてください

内省する時間をとる

自分が何を感じているかを知るために内省をおこないます
内省とは自分の心と向き合い
自分の考えや言動について省みることをいいます

怒っているのか、悲しいのか、期待しているのかなど
感情は複雑でしばしば互いに重なり合います

単純な感情ではなく
感情の裏側にある一次感情や感情のニュアンスを感じましょう

エネルギーを向ける方向性の確認と行動

人の感情は信じられないぐらい協力です
ネガティブに傾いた感情はネガティブに
どんどん引き込まれていきます

逆にポジティブな感情に焦点を当て行きましょう
気持ちをそらすことや
考えを変えてストーリを変えていきましょう

考えが変わらない場合は
ランニングや散歩などの
身体活動をおこないそのエネルギーを発散していきましょう

ディーキャリア柏オフィス｜就労移行支援事業所

ディーキャリア柏オフィスでは
発達障害やその他精神疾患などに対しての
専門スタッフにより第三者的な見解をお伝えできます

ディーキャリア柏オフィスでは就労移行支援事業所として
長期就労に向けて自立するための取り組みを行っています
福祉的視点と企業視点をバランスよく
一人ひとりに合う形で提供して
長期就労につながる形での支援を行っています

就労支援事業所ディーキャリア柏オフィスでは
日々の活動や実習などの体験を通じて
そういった特性に対しての認識や
対策や予防策をしっかりと明確にした上で

長期就労に結びつくための訓練を通じて
新しい世界観や価値観を学ぶ場所になります

ディーキャリア柏オフィスで取り組めること
実際の職場の環境に近い状態で
合理的配慮の視点でも特性検証の視点でも
訓練を実施して長期就労を目指すことができます

あなた自身の働きたいを実現するために
効果のある方法や対策などを実施することができます
３つのコースを通じてそれぞれの特性に合う方法を伝えています

各コースの詳細は下記よりご確認ください
３つのコースだけではなく他の取り組みも実施しています

オフィスの詳細や雰囲気を知りたい方はこちらをご覧ください
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ディーキャリア柏オフィスは、千葉県柏市「柏駅」にある就労移行支援事業所です
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