発達障害ASD(自閉症スペクトラム)症状と幼少期の女性特徴
発達障害(ASD・ADHD・SLD)の子供の特徴として
「言葉の遅れ」や「逆さバイバイ」
常に動き回っている、忘れ物が多いなど
大人になってから発達障害の診断を受けた方でも
子供のころからそういった様子があることは多く
保護者や先生などの大人から注意をされてしまうことがある
子供の時はあまり問題にならなかったことでも
大人になり社会人になると「困りごと」として表出してしまうことが多いです
子供のころは問題にならなかったことなので
自分自身の特性に気が付くことがなくても
大人になり問題が多発してしまう
周りから口うるさく言われてしまう
環境の変化などが影響してしまい
長く働くことが困難になってしまう
そういった場合は発達障害の特性があるのかもしれません
今回は発達障害の子供の頃はどのように過ごしていたのか
また大人になり特性に対してどのように対処や対策を行っているのかを
事例をもとにASDの女性の特徴と対処の方法をお伝えします
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ディーキャリア柏オフィスの就労支援員の澁谷です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた
訓練プログラムを提供している就労移行支援事業所です
発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害のある方などが多く在籍されています
専門知識のあるスタッフで運営しています
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目次
1.発達障害(ASD・ADHD)の幼少期の特徴
2.大人の発達障害(ASD・ADHD)の特徴・特性
3.ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性に対しての対策と対応
4.今すぐにやるべきことは情報の整理整頓
1.発達障害(ASD・ADHD)の幼少期の特徴
ASD(自閉症スペクトラム障害)幼少期の特徴
ASDの方は表情や仕草、声の調子にかくされている
メッセージを読み取る力が弱い傾向があります
そもそも自分の興味関心があること以外の
話に気持ちを向けることが苦手なことがあります
幼児期には「逆さバイバイ」をしてしまう
自閉症スペクトラム障害のある子供に見られる特徴の一つです
「逆さバイバイ」とは子供がバイバイをするときに
手の甲と手のひらの向きが反対になっていることを意味します
人に向かってバイバイするときは手のひらを相手側に向けることが一般的です
逆さバイバイの場合は手の甲を相手側へ向けてバイバイします
逆さバイバイをするのは他者視点を持つことが苦手なことが要因としてあげられます
幼少期の特長まとめ(ASD)
●人と感情を共有することが難しい
●不安になっても振り返って親を認識することがない
●ごっこ遊びなどの想像力のいる遊びができない
●同年代の子供と関わろうとしない
●大人が指図したものに興味を示さない
●名前を呼ばれても振り向かない
●相手の言葉をおうむ返しする
●人と関わるときに一方的に話しかけてしまう
●言葉以外のコミュニケーション(表情。ジャスチャー)が苦手
●食べるもの、食べる順番などへのこだわり
●感覚過敏(聴覚・触覚・味覚・嗅覚・視覚)または鈍麻
●文字が反転してしまう
●勝ちにこだわってしまう
ADHD(注意欠如・多動性障害)の幼少期の特徴
衝動的に行動してしまったり
じっとしていられなかったりすることが多いです
また集中をし続けることが苦手で
自分の興味のないことには話が聞けない
話を聞く気もなくなることがあります
じっとしていることが苦手でうろうろしてしまう
急に行動してしまったり、急にやめてしまったりする
幼少期の特徴のまとめ(ADHD)
●時間の管理が苦手
●人の邪魔をしたりさえぎって自分がやったりする
●会話の流れを気にせず思いついたらすぐに発言する
●気に障ることがあると乱暴になってしまうことがある
●順番が待てない
●公共の場など静かにあるべき場所で静かにできない
●過度なおしゃべり
●落ち着いてじっと座っていられない
●話を聞いていないように見える
●片づけや整理整頓が苦手
●忘れっぽく物を失くしやすい
発達障害の特性は一人ひとり異なります
青年期(中学2~高校卒業)での特徴をまとめ
・物忘れなど用具の管理ができない 普段から家からもってきたものを忘れてしまう
・傘をよく忘れる
・テーブルに置き忘れてしまう
・玄関に置いたままにしてしまう
・財布や鍵も紛失してしまう
・ 視界に入ったもので気になったものがあったら触りたくなってしまう
・ 気になった「言葉」「発言」があると 必要に「なんていった?」と聞き返してしまう
・勝ちにこだわる 負けたくない、最終的に勝敗がついて負けが分かると感情的になり周りに怒りをぶ
つける(言動) 負ける物はやらなくなる(参加しない)
・文字が反転してしまう 一角抜けてしまう 枠に合わせて記入することができない
・音読が苦手 目を見て話せない 独り言が出てしまう 手遊びをしてしまう/爪をかむ など
こういった特性があり、周りと比べると行動が極端になってしまい
学校の先生や親から注意されてしまうことや
同級生からへんな奴だとレッテルを張られてしまうことが起こってしまったりします
2.大人の発達障害(ASD・ADHD)の特徴・特性
ASD(自閉症スペクトラム障害)大人の特徴
対人関係やコミュニケーションなどの社会性の障害
創造の困難や興味の偏りなどを特徴とする障害です
これまでは「自閉症」「アスペルガー症候群」などいくつかの
サブグループに分類されていましたが
DMS-5(アメリカ精神医学会の精神疾患の診断と統計マニュアル第五版)では
自閉症の特徴を「程度の差を伴った一つの連続体(スペクトラム)」
として捉えるようになりそうした分類が廃止されています
大人の発達障害特徴のまとめ(ASD)
●相手の気持ちや場の雰囲気を読み取ることに苦手がある
●視線や表情・身振りなどの非言語情報を介したやりとり
●自分の行動の不適切さの理解や実感が苦手
●友人をつくることが難しかったり、人に対する関心が少ない
●順番に話すなど双方向的なやりとりや文脈の読み取りの苦手
●人に対して適度な距離感をとることの難しさや独特な話し方がある
●予想外のことや変化に混乱しやすく切り替えや行動を終わらせることが苦手
●感覚刺激に対する過敏・鈍感・独特の興味
ADHD(注意欠如・多動性障害)大人の特徴
ADHDは不注意や多動、衝動性などを主な特徴とする障害です
欲求や行動を制御する脳の機能困難がその原因となっていると考えられています
ADHDの主な主症状は
不注意・多動性・衝動性があります
3つのタイプに分類されています
・不注意優位勢型
・多動性、衝動性優勢型
・混合型
大人の発達障害特徴のまとめ(ADHD)
● 学業、仕事や他の活動でミスをしやすい
●注意を持続させることが難しい
● 話しかけられても上の空で聞いていない様子
●学業や行事、業務をやり遂げられない
●課題や活動を順序立てて行うことが苦手
● 精神的な努力の持続が必要な課題を避ける
●課題や活動に必要なものをしばしばなくす
●手足をそわそわ動かしたり、もじもじする
●教室や職場など着席が必要な場面でよく離席する
●走り回ったり、高いところに登ったりする
●静かに遊んだり、余暇活動につけない
●じっとしていることができない
●しゃべりすぎる
●質問の途中でだしぬけに答える
●順番を待つのが苦手
●人の話や活動に割り込む
3.ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性に対しての対策と対応
ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性として
代表的な2つとして
・対人関係やコミュニケーションなどの社会性の障害といわれていて
他者の気持ちや背景を想像することが苦手
・限定的な対象に強い関心やこだわりがある
具体的には
・他者との人間関係において人の気持ちを理解することが苦手
・セルフモニタリング(自分自身の疲れや感情に気がつくこと)の苦手
・感覚過敏 まぶしさ、匂い、肌に触れる感覚、音など
また矛盾してしまいますが
他者評価を気にしすぎて他者の感情に影響をされてしまうこともあります
特性といってもさまざまな特性の現れ方があり
障害による特性以外にも
性格による特性
精神的により特性
認識による特性
環境により特性がでやすくなることもあります
特性は一人ひとりあらわれ方が違うので
対策の仕方も一人ひとり異なります
障害特性に対して例を紹介していきます
他者との人間関係において人の気持ちを理解することが苦手
人の気持ちを理解するということは
どんな人でも完璧に理解することは難しいです
ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性として
相手に気持ちを察することに苦手があり
言葉を言葉通りとらえてしまうことが多いです
言葉の背景を察することが苦手です
対策としては会話の内容の主旨をはっきりさせることが大切です
何かをやればいいのか、やらないことがいいのかという
具体的な部分だけではなく
抽象的な視点をもって
そもそもの目的はなんなのかを明確にしておく必要があります
「木を見て森を見ず」という言葉があります
意味としては細かい部分にこだわりすぎて
大きく全体や本質をつかまないこと
自分の目先の得や気持ちを優先させてしまい
他者や複数の組織などの目的を見失ってしまうことです
対人コミュニケーションでは他者の言葉だけではなく
表情やニュアンス、声のトーンや声の大きさなど
複合的な要素をきちんと含めたうえで
言葉の裏側にある意図をくみ取る必要があります
言葉だけ受け取ってしまうと冗談や皮肉などがあった場合に
一つの情報だけではなく、非言語情報を踏まえて
相手の言葉の意図をくみ取ると
本当に相手が伝えたい内容がわかります
その場で判断をするのではなく
きちんと複数の相手からの情報を受け取り
そのうえで決断をすることが大切になります
結論を急がず、情報を紙に書き出したりしたうえで
主観的に感じていること
相手の立場になって感じているであろうこと
その場全体での状況や環境を意識的に見ることが大切です
セルフモニタリング(自分自身の疲れや感情に気がつくこと)の苦手
自分自身の感情に気が付きにくいことがあります
例えば「怒り」という感情を考えたときに
「怒り」具合を認識することが苦手という特性があります
「10%の怒り」でも「40%の怒り」でも「80%の怒り」でも
「100%の怒り」でもすべて同じ「怒り」になってしまっていると
ちょっとした苛立ちでも「怒り」
激高していても「怒り」
「怒り」イコール怒りをぶつけてしまうという結果になります
もちろん怒りだけの話ではありませんが
喜怒哀楽のような代表的な感情においても程度の認識が苦手なことがあります
また「はんなり」というような微妙な感情を認識することが苦手です
感情だけではなく
自分自身の疲れの程度に関しても
自分の疲れの程度を認識することが苦手なことがあります
疲れていない状態と疲れている状態は認識することができますが
真ん中のちょっと疲れている状態や
やや疲れているという状態に気が付くことができないので
気が付いた時にはすごく疲れている状態になるので
急にスイッチが切れたように寝てしまったり
何もできない状態になってしまうことがあります
対策は人によりますが
疲れの状態に気が付きにくいので疲れない状態を意識的に作ることや
疲れを感じていない状態でも意識的に休憩をするなど
気が付いたら疲れていたという状態にならないように対策をとることが大切です
感覚過敏 まぶしさ、匂い、肌に触れる感覚、音など
感覚過敏は五感と呼ばれるものの中で過敏に反応してしまいます
さまざまな感覚過敏がありますが
ここでは視覚過敏に関しての事例をもとにお伝えします
視覚過敏は視覚情報を多く受け取りやすい状態になります
また視覚情報の中でも人によっては
どのような視覚情報に反応してしまいやすいのかなどさまざまです
光に反応しやすい状態になってしまう
何かしらの動きに対して反応してしまう
複雑な視覚情報が多いときに過度にストレスを感じてしまうなど
視覚過敏といっても様々な状態があります
ここでは光に対して感覚過敏をもっている方の事例になります
光に対しての情報を脳が反応しやすいので
太陽光がまぶしいといったことや
蛍光灯やLEDなどがまぶしく感じてしまい
光が影響してしまい過剰なストレスを感じてしまいます
商業施設や美容院、病院などの室内では
光の強さが法律で決まっている場所もあります
周りの環境が変化することができないのであれば
自身での対策が必要になります
アイウェア(眼鏡)を使って
目に入ってくる光の量の調整をすると
自分自身のストレスが減り楽になることがあります
人によっては光で痛みを感じてしまう人もいるので
光により感覚過敏が強い傾向があるのであれば
医師に相談したり、上司や会社に理解してもらうことが大切です
相談してみて何か対策や対応を一緒に考えるといいでしょう
4.今すぐにやるべきことは情報(思考)の整理整頓
子供のころにあった特性は
子供の時にはなかなか対処することができなくても
自身の成長に伴い対処できることも多いと思います
しっかりと現状の特性の理解と
対策ができることなのか、周りの助けが必要なことなのかを
自分自身で理解することが大切です
そのためにも情報の整理をする必要があります
また対処できるから対処するということだけではなく
対処したうえでの影響も加えて考えるといいでしょう
自分自身で対処することができるといっても
過剰に適応してしまうことで
自分自身にストレスを過剰に感じてしまい
うつ病や適応障害になってしまっては本末転倒です
就労という視点では
障害者雇用(オープン就労)で周りに配慮を依頼して
就労することも選択できます
また配慮依頼をしなくても
自分自身で説明して会社と交渉したり
同僚や上司とコミュニケーションをとり
協力してもらいながら一般求人に応募して
障害を開示しないで働く(クロース就労)こともできると思います
どちらがいいのかではなく
あなた自身にあった働き方を選択して
自分が生きやすい働き方を選択することが大切です
人によっては理想の働き方が異なります
また適職とやりがいは異なることが多いので
やりたいけれどできない(無理が生じる)ことがあるので
きちんと情報を整理して、メリットとデメリットを確認したうえで
あなたの働き方を選択する必要があります
就労支援事業所ディーキャリア柏オフィスでは
就労支援事業所ディーキャリア柏オフィスでは
日々の活動や実習などの体験を通じて
そういった特性に対しての認識や
対策や予防策をしっかりと明確にした上で
長期就労に結びつくための訓練を通じて
新しい世界観や価値観を学ぶ場所になります
ディーキャリア柏オフィスで取り組めること
実際の職場の環境に近い状態で
合理的配慮の視点でも特性検証の視点でも
訓練を実施して長期就労を目指すことができます
あなた自身の働きたいを実現するために
効果のある方法や対策などを実施することができます
3つのコースを通じてそれぞれの特性に合う方法を伝えています
各コースの詳細は下記よりご確認ください
3つのコースだけではなく他の取り組みも実施しています
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【就労移行支援事業所 ディーキャリア 柏オフィス による説明】
ディーキャリア柏オフィスは、千葉県柏市「柏駅」にある就労移行支援事業所です
発達障害の特性による働きづらさをフォローする「働き続けるためのプログラム」と
自分の価値観や適職を見極める「やりがいを見つけるためのカリキュラム」で
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