精神保健福祉士の就労移行支援事業所での役割と存在意義
精神障害者の数は日本全体では現在419.3万人と言われています
(厚生労働省のデータでの推移になります)
障害者の全体の総数は964.7万人
これは人口の7.6%に相当します
精神障害があると診断されている方で
働きたいけど働けないという方が
就労移行支援事業所やハローワーク
その他支援機関や就労継続支援事業所など
様々な支援機関を使用しているケースがあります
その中での「精神保健福祉士」がどのような事をしていて
どんな事に役に立っているのかを福祉的な視点でお伝えしていきます
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ディーキャリア柏オフィスの責任者で社会福祉士/精神保健福祉士/管理者の高野です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた
訓練プログラムを提供している就労移行支援事業所です
発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害のある方などが多く在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています
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目次
- 発達障害と精神保健福祉士とは
- 精神障害と診断されたときにまずは必要なことはどんなことなのか
- 就労移行支援事業所と「精神保健福祉士」
- ディーキャリアではどんな事とに取り組んでいるのか
1.発達障害と精神保健福祉士とは
現在、DMS-5( アメリカの診断基準 )おいて
「発達障害」の診断の区分としては「精神障害」の中に分類されます
ASD(自閉症スペクトラム)ADHD(注意欠如・多動性障害)
SLD(限局性学習障害)などの
発達障害は精神科の受診を経て診断されます
発達障害で障害者手帳を申請する必要があるのであれば
「障害者手帳」ではなく「精神福祉者福祉手帳」になります
現在、社会的な取り組みとして
「ニューロダイバーシティー」という言葉があります
ニューロダイバーシティーとは
ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、特に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念でもあります。 イノベーション創出や生産性向上を促すダイバーシティ経営は、少子高齢化が進む我が国における就労人口の維持のみならず、企業の競争力強化の観点からも不可欠であり、さらなる推進が求められています。この観点から、一定の配慮や支援を提供することで「発達障害のある方に、その特性を活かして自社の戦力となっていただく」ことを目的としたニューロダイバーシティへの取組みは、大いに注目すべき成長戦略として近年関心が高まっております。この概念をさらに発信し、発達障害のある人が持つ特性(発達特性)を活かし活躍いただける社会を目指します。
経済産業省
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/neurodiversity/neurodiversity.html
「精神保健福祉士」は社会福祉士、介護福祉士など
の福祉系の国家資格のひとつです
「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」とも呼ばれており
主にメンタルヘルスに関わる専門職として業務に携わっており
今は福祉サービス事業所で当事者の方の支援に当たっている方も多くいます
2.精神障害と診断されたときにまずは必要なことはどんなことなのか
発達障害は誰が診断をするのかというと
お医者さんになります
お医者さんの中でも精神科で診断されます
発達障害以外の精神障害に関しても
精神科にて診断を受けます
種類としては様々な精神障害がありますが
うつ病や双極性障害、適応障害、パーソナリティー障害
依存症、強迫性障害、てんかん、統合失調症不安症障害、PTSDなど
「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」 厚生労働省 参照
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/index.html
精神障害と診断をされてしまった方は
まずは心の病気を知ることからはじめましょう
どんな心の病気なのかにもよりますが
治療をしていくことで完治をするものもあれば
完治しないものもあります
発達障害の場合は脳の特性が原因になっているので
根本的な治療が今の医療ではできない状態です
発達障害の場合は治る、治らないという事ではなく
対処していきながら脳の特性に対しての対処をしていく必要があります
精神疾患に関してもすぐ治療ができるものもあれば
長期的な対策や場面、場面でのスキルを身に付けて
対策することで問題になるような事に対して
問題にならないような対策をしていき
問題が表面化しないようにしていくこともできます
医師に相談してみたり
デイケアに通う事や
お住まいの地域の「福祉のサービス」を利用したりすることもできます
その中で働きたいのに働けない状態で
なおかつ、働きたいなと能動的に考えていらっしゃるか方であれば
「就労移行支援事業所」という選択肢としてあります
「就労移行支援事業所」といっても
各それぞれの「就労移行支援事業所」でも専門分野があります
「就労支援事業所」のスタッフに精神保健福祉士がいたりします
精神疾患がある場合には
医師のもとで治療を行うとともに
今後の人生がどのような道筋があるのかを考えたり
相談できる人がいると
さまざまな選択肢がある中で
その選択肢を選ぶことが出来ます
【あなたにとっての「精神保健福祉士」はどんな存在か】
精神保健福祉士は当事者の方がどんな希望や困り事を抱えているのか把握し
実現や解決の為にその方に必要な情報を提供し選択肢を増やす事や
今必要なのは何かを一緒に考え実際に利用に至るまでのサポート
次のサポートをしてくれる方へバトンを渡す役割です
精神障害に関する専門的な知識を保有しているので
当事者の方の自己理解や
なぜ困っているかの原因を分析したり
その為にどんな対策が考えられるかを考えたり
その方の強みや自覚していなかったポジティブな一面を発見する手伝いをしてくれます
実際にディーキャリア柏オフィスでは自身に合った
福祉サービスを知らずに長い間サポートを受けられず
困っていた方が多く来所されています
私も精神保健福祉士として就労移行支援業務に携わらせていただき
当事者の方の相談にのる事でディーキャリア柏オフィスの利用や
それ以外の選択肢を提案できるように日々心掛けています
3.就労移行支援事業所と「精神保健福祉士」
【主な仕事】
精神保健福祉士は相談を受け
精神疾患を抱えている方(入院している方を含む)の
地域での生活に移行,継続して行くためのどのような
環境調整、社会復帰の促進、精神的な問題を抱えているのか
通院治療が必要な方の生活面の問題
就労面の問題など幅広い困難を抱えている方の問題解決のためのサポートや
その方に必要な福祉サービスや活用できる情報を提供し
地域で生活が続けられるよう支援する事とされています
例えば就労が続かず収入が安定しない
体調が悪化してしまった
自立したいが出来ない方に
「就労移行支援」や「就労継続支援」の情報を提供し
場合によって見学等に同行する等の手伝いをすることも
精神保険福祉士の役割と言えます
大切なことは当事者の方が望む生活に向けて
必要な情報を提供したり一緒に考えたりして
選択肢を増やすという事です
一緒に伴奏してくれるアドバイザーのような立ち位置で
当事者の方の希望や適性を理解し
その人に合った解決策を話し合いながら見つけていきます
私は就労移行支援事業所に勤務している
精神保健福祉士なので主に
当事者の方の「就労」や「就職」に対してのサポートをおこないます
また、就労支援事業所以外にも選択肢を提示する事と同時に
サポートを行っています
精神保健福祉士はさまざまなサポートを行っています
・医療分野
・障害福祉分野
・行政分野
・教育分野
【その他】
・企業でも活躍
4.ディーキャリアではどんな事にリアルに取り組んでいるのか
ディーキャリア柏オフィスでは
「認知行動療法」や「ソーシャルスキルトレーニング」
「応用行動分析」などのロジカルシンキングを使っての
思考の整理や対人スキルの構築を行っています
自分で行う自己分析と
他者からの視点を踏まえて
自身が特性に対してとの程度向き合って
今後の長期就労に向けて何に取り組む必要があるのかを
明確にして課題や対策を見つけて
日々の生活の中に落とし込んでいきます
その中で感情や対人面で
どのような摩擦や問題になりそうなのかを
自身の特性を踏まえた上で考えていきます
対策の方法は人によって異なります
効果的な対処を見つけ出すための
発達障害に特化したコンテンツになっております
私のほかにも専門知識の持ったスタッフが対応する事で
さまざな視点や選択肢を自身の視点で見つけていくことが目的になります
ディーキャリア柏オフィス(就労移行支援事業所)では
そういった特性に対しての認識や
対策や予防策をしっかりと明確にした上で
長期就労に結びつくための訓練を通じて
新しい世界観や価値観を学ぶ場所になります
ディーキャリア柏オフィスで取り組めること
実際の職場の環境に近い状態で
合理的配慮の視点でも特性検証の視点でも
訓練を実施して長期就労をめざすことができます
あなた自身の働きたいを実現するために
効果のある方法や対策などを実施する事ができます
3つのコースを通じてそれぞれの特性に合う方法を伝えています
各コースの詳細は下記よりご確認ください
3つのコースだけではなく他の取り組みも実施しています
オフィスの詳細や雰囲気を知りたい方はこちらを見てください!!
ディーキャリア柏オフィス
就労移行支援事業所 ディーキャリア 柏オフィス による説明
ディーキャリア柏オフィスは、千葉県柏市「柏駅」にある就労移行支援事業所です発達障害の特性による働きづらさをフォローする「働き続けるためのプログラム」と
自分の価値観や適職を見極める「やりがいを見つけるためのカリキュラム」で
就職後職場定着率100.0%(2021年度実績)を実現しています
[やりがいを感じられる仕事探し]×[あなたらしい働き方探し]を
私たちディーキャリアとともに目指しませんか?
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