大人の発達障害|爪を噛んでしまう事があるけど噛みたいわけではない
「気が付いたら爪をいじってしまう」
「緊張した場面で人から指摘をされてしまう」
居心地が悪い時に爪を噛んでしまったり
指や爪をイジイジ、もじもじしてしまうのは
ストレスや不安・退屈に対する反応など
いくつかの理由があります
大人になってもそういった形で気が付かない間に
ストレスを解消してしまうと
他者からの見られ方として
ねじ曲がった評価につながることも多くあります
大人の発達障害との関連性や
対策としてどんな事が出来るのか解説していきます
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ディーキャリア柏オフィスの職業支援員の内藤です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた
訓練プログラムを提供している就労移行支援事業所です
発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害(うつ病・適応障害・双極性障害・不安障害など)のある方などが在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています
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目次
1.なんで爪を噛んでしまうのか
2.大人の発達障害と爪を噛む事やいじる事の関連性
3.爪を噛むのをやめるにはどうすればいいのか
4.具体的な方法と対策3つ
1.なんで爪を噛んでしまうのか
ストレスを解消するために爪を噛んでしまったり
不安や退屈に対しての反応として爪を噛んでしまったり
あるいは遺伝子の問題という事もあります
人によって「なぜ爪を噛む行動になってしまっているか」というのは
さまざまな理由があります
実際に爪を噛むという行動は
歯ぎしりや髪の毛をねじる・手遊びと同じように
ストレス解消のための行動として分類されています
多くの人にとっては爪を噛むという行為は
時間と共に習慣になる可能性が高く
無意識的な行動になっていることが多いです
特定の感情的の問題とされている事がありますが
習慣的な物になっていればいるほど
やめることが難しといわれています
無意識の行動になってしまっていたり
自己満足の為の行為になっていることがあります
「爪を噛む」という行動が習慣化していると
無意識に爪を噛んでしまう行動になります
また爪は常に手元にあるので
家に置いておくなどの物理的な対処がしにくいので
やめることが簡単な事ではないと言われています
2.大人の発達障害と爪を噛む事やいじる事の関連性
発達障害の子どもによくある噛み癖や爪を噛んでしまうという事が
癖になり大人になってもやめる事が難しい方がいます
また発達障害の特性の中に
ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群・広汎性発達障害)では
「感覚過敏」と「感覚鈍麻」という事があります
「感覚過敏」に関しては人それぞれで固有覚の感覚が過敏になってしまう事
「感覚鈍麻」は人それぞれで筋肉や関節などの
力の入れ具合を感じる感覚に鈍さがあるという事です
常に刺激の足らない状態になるので
噛む事で刺激を感じて落ち着こうとしていたりします
もって生まれた感覚の問題で
止めることはできません
爪を噛む事が不適切なのであれば
何か代替品を用意すると止められることもあります
またADHD(注意欠如・多動性障害)では
多動性や衝動性があります
脳の中に前庭覚があり前庭覚が影響して
体の回転やスピード、傾きを感じる感覚なのですが
体感覚の中の回転や傾きに鈍さがあることも
多動の一因ではないかと考えられています
動いて刺激を与えることで脳に刺激を与え
覚醒状態を保っている場合もあります
子どもの場合は成長と共に変化していくこともあります
ソーシャルスキルトレーニングや人間関係が広がったり
人に出会ったり、知識を得たり、療育を通じて
改善していく方もいます
服薬や工夫、対策などをしていくことで
爪を噛む事が改善していくこともあります
発達障害
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより
幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり
子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。
発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた
日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで
持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。「発達障害」とは生まれつきの特性です
発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。
同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。自閉スペクトラム症とは
コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり
自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。
また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。
また、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。注意欠如・多動症(ADHD)とは
発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)
注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。
多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。学習障害(LD)とは
全般的な知的発達には問題がないのに
読む、書く、計算するなど特定の学習のみに困難が認められる状態をいいます。みんなのメンタルヘルス総合サイト 厚生労働省 ~引用~
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html
3.爪を噛むのをやめるにはどうすればいいのか
人によって原因や要因が異なるので
多種多様な方法が存在しています
爪を噛む事の代替え案を試していくことや
認知を変えていくことなども方法としてもあります
またストレスを少なくすために
自己肯定感をあげることも大切になります
対策が人によって異なることが多いので
まずは原因や要因になっていることを
しっかりと把握する事が大切になります
ただ自分自身だけではなかなか分からない事もあるので
客観視してもらったり
どなたかのサポートや視点を確認して
原因や要因を把握してみることが大切です
大人の発達障害の場合は
社会的にも世界感が広がっていることも多いので
ストレスといっても様々な原因や要因があります
「爪を噛む」という行動でも
大人の発達障害が関係しているのか
ストレスが関係しているのか
精神的な負担が関係しているのか
そのほかの事が関係しているのか
あるいはそもそも「爪を噛む事」をやめたいと思っているのか
ということを確認する必要もあります
極端な話に話にはなりますが
「爪を噛む」という行動をとることで
自身の承認欲求を満たしていたり
存在承認を得ている場合もあるので
「爪を噛む」という事だけではなく
その「爪を噛む」という行動をすることで
どのようなメリットがあるのか
どのようなデメリットがあるのかを確認する事も大切です
4.具体的な方法と対策3つ
原因を自分自身で認識したうえで
どんな形で辞めていくのかを3つの視点で事例をもとに対策案をお伝えします
爪を噛む事をやめるための具体的な対策案①
物理的にやめる対策をする
苦いマニキュアを使用すると一旦やめられたりします
根本的な解決にはなりませんが
やめるための糸口が見えてくることも多いです
爪を噛む事の代替え案として
他の行動をするためのきっかけになります
ガムなどの対策や口に入れても問題がない
爪に変わる代用品を使う事もいいと思います
噛む以外の方法でも炭酸水やコーヒーなども効果がある場合があります
本人に合う形で、問題が回避される代替えできるものを見つける
具体的な対策案②爪を噛まない事でどんな事が得られるのかを考えて可視化する
メリットデメリットの部分の両方を天秤にかけた上で
爪を噛み続ける事を選択するのか
それともやめてきれいな爪を手に入れて
ファッションを楽しむのか、指先の感覚を養うのかなど
さまざなメリットデメリットが存在すると思います
爪を噛む事で基本的には爪が通常の長さよりも短くなってしまいます
深爪をしすぎてしまう方も同じなんですが
短く切れば切るほど爪が小さくなってしまいます
特に足の小指の爪は顕著に表れる方が多いです
爪がないとどうなるのか?
爪がなければ、地面を蹴ることができず、地面からの力も十分に受け止めることができません。 もし、爪を短く切り過ぎていると、受けた力で爪の先が皮膚に入り込んでしまいます。 また窮屈な環境だと、爪は平らに広がって力を受け止めることができません。 端が丸まったままで歩く度に、力を受け続け、どんどん悪循環してしまいます。
爪があるから歩ける 大事にしよう | ハフポスト NEWS ~引用~
https://www.huffingtonpost.jp/robust-health/nail_b_5778992.html
足の爪だけの問題ではなく
手の爪でも同じことが言えるので
手先の感覚や手先の力の調整をするためには
爪は必ず必要になります
今後パソコンを使っての仕事を考えている方なのであれば
タイピングをするときに爪が短いと影響は出てくるので
直接的に仕事にも影響があることも場面によっては出てきます
具体的な対策案③ 自己肯定感をあげる
自信がないことで爪を噛むという行動に移ることもあります
自信をつけることで自己肯定感をあげていくと
爪を噛む事をやめられることもあります
あなたは自分に自信がありますか?
自信をあなたはもちたいですか?
「自信」という言葉は
「自分を信じる」
「自分を信頼する」という意味もあります
毎日のちょっとした自分の行動で
自分に自信を持つことができます
仕事という事だけを見ると
他者評価が重要になっていくことが多いですが
他者評価だけを意識して仕事をしていると
自分自身の意思が薄れてしまったり
他者がどうして欲しいのかということが主軸となってしまうと
自分の想いや自分の感情
主観的な部分がなくなってしまう事があります
結果、他者評価だけを気にしながら人生をいきていると
自己肯定感が下がってしまい
仕事の中で乗り越えられない事があった時に
心がポキッと折れてしまって仕事を続けることが難しくなります
自身の価値(自身)
自己評価の積み重ねをする事で
自分自身に自信が積みあがっていきます
もちろん仕事の場面では他者評価が大切です
直接お客様と関わることのないような仕事でも
お客様からの評価や上司の評価は大切です
ただ自分の自己評価を無視しながら仕事を進めていくと
他人軸での評価のみになると
なかなか自分自身でコントロールが効かない事があります
周りの環境に恵まれてきちんと
評価してくれる上司であればいいですが
世の中には自分の感情で物事を評価したり
業務はきっちりとできているはずなのに
うまがあわないという理由だけで
適切な評価をしない人もいます
そんな時に他者評価だけの軸になってしまうと
結局、相手ありきの自分という視点の評価のみになり
どんなに頑張っていても、結果をきっちりと出しても
評価につながらない事もあります
もちろんあなたに問題があるのであれば
改善をする必要がありますが
あなたに何も問題があるわけではない時に
物事を切り替えながら進むために
「相手が悪い」と思って
「自分には責任はない」と思う事で
前に進むことが出来ることもあります
そのためには自己肯定感を高めていく必要があり
自己肯定感を高めるためには自信を持つ必要があります
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