【訓練内容】障害者雇用の就職活動の流れをご紹介
夏の日盛りに木陰の恋しい季節となりました。
話は変わりますが障害をもつ人の場合、一般的な求職活動での求人・応募および就労形態での就職だけでは就労の機会が十分に得られない場合があります。
そこで『障害者雇用枠』という採用枠が一般雇用枠とは異なる採用基準で公的機関や企業に就職する道が用意されています。
これは障害を持つ人が必ず「障害者枠」で応募しなければならないということではなく、障害を持っている人には障害者枠・一般枠の2つの選択があり、自分でメリットやデメリットなどを考慮して選ぶことができるということです。
目次
1.障害者雇用とは?
1-1.障害者雇用とは
障害者雇用は、障害者雇用促進法で定められています。
一定の条件に該当する会社には障害者の雇用が義務付けられており、企業の社会的責任の一つとして認識されています。
2.障害者雇用のメリット・デメリット
2-1.障害者雇用で就職するメリット
障害者枠で職につくことは、会社から配慮をしてもらいやすくなります。
例えば、勤務形態、業務内容について、何かしらの難しさがあれば、勤務時間を調節したり、休憩を取りやすくする、障害特性に応じたコミュニケーションツールの活用や、配慮を示してもらえるかもしれません。
また、就労支援機関が関わっているのであれば、直接企業に伝えにくいことがあるときに、本人と企業との間に入って調節してもらうこともできます。
就職後に何か課題がでてきた場合でもジョブコーチと呼ばれる障害者を支援する専門家にサポートしてもらうことができます。
ジョブコーチは、障害者だけでなく、企業側に対してもサポートします。例えば、障害者とどう接したらよいのか、アドバイスをおこなったりします。結果的に、職場に定着しやすくなります。
一方、職場の人が、障害者を雇用していることを知らない場合には、職場でのコミュニケーションや業務の進め方を配慮することはほとんどありませんし、何か支障があったときにも周りの社員から理解を得にくく、人間関係が悪化してしまう場合もあります。
2-2.障害のある方が障害者雇用で就職するデメリット
障害者雇用は一般雇用と比較して、求人数が少ない場合があります。志望する企業が障害者雇用の求人を出していない時だったり、もともと企業が小さくて障害者雇用をしていなかったりする場合もあります。
また、企業は障害者の特性に合わせて仕事を選びます。そのため給与があまり上がらない場合もあります。人によってはやりがいを感じにくい可能性もあるでしょう。
障害者雇用枠でチャレンジしたいと考えている方は、面接の時などに、雇用条件や業務範囲の見比べをすることをおすすめします。
3.障害者雇用の就職活動の流れをご紹介
就職活動で必要となる代表的な項目をお伝えしていきます。流れの理解にもつながりますので、ぜひ参考になさってくださいね。
- 自己分析
自分のやりたい仕事がわからない場合、自己分析から始めましょう。
自分のキャリアや自分の得意なこと、やりたいことを棚卸しして自己分析をおこないましょう。
- 適性検査
職業適性検査を受けるのも仕事選びの参考になります。
- 就労移行支援
就職する前に就労移行支援事業所に通うのも手でしょう。就労移行支援事業所とは、国の認可を受けて障害のある方に向け一般企業への就職をサポートする福祉サービスです。
就労移行支援事業所では仕事のスキルを学んだり、就職に関する相談やサポートをうけたりすることができます。
学びたいスキルを学べるかや事業所の支援スタイル、雰囲気、通いやすさなどを考え、利用したい事業所を選びましょう。
- 職業訓練
仕事の実務スキルを学ぶために、職業能力開発校で職業訓練を受けることができます。
障害を持つ方には下記のような選択肢があります。
1.一般の職業能力開発校で障害を持つ方対象の訓練コースを受ける
2.障害者職業能力開発校で障害を持つ方対象の訓練コースを受ける
3.その他、障害の態様に応じた多様な委託訓練(地域の企業や社会福祉法人、NPO法人、民間教育訓練機関など)
- 仕事をさがす
仕事を探す方法として、ハローワークで相談することが挙げられます。
ハローワークには一般の窓口以外にも、障害がある方専用の窓口があります。障害者雇用(障害者枠)の求人を探す場合は障害者専用の窓口を利用しましょう。
- 面接対策
面接の際に自分の障害特性や必要な配慮について聞かれた際に、具体的に説得力のある説明ができなければ面接官に不安を抱かせてしまいます。事前に回答を準備しておきましょう。
企業のホームページなどで情報をチェックして、面接官からの「何か聞きたいことはありませんか?」という質問に対する逆質問も考えておくと本番で困りにくいでしょう。
4.まとめ
就活の全体の流れが見えてきたでしょうか?やることが多く、仕事のスキルを学ぶところから選考までの道のりが長いように感じるかもしれません。
焦って準備が足りない状態で先の段階に進もうとしても難しいしょう。
無理をしすぎずに自分のペースで就職活動にとりくむことができるよう願っています。
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