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【発達障害】発達障害を公表している有名人

「発達障害の特性を生活や仕事で活かすにはどうしたら良いのか?」

「発達障害を持っていて大きな仕事をしている人っているのかな?」

発達障害に特性があることが分かっていても、
付き合い方や仕事に悩んでいる方も多いと思います。

今回はそんな疑問にお答えするべく、
「発達障害を才能に変えている有名人」「特性を才能としてとらえる方法」
についてまとめてみました!

ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*^^*)

1.発達障害の特性とは?


ASD(自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠如・多動性障害)の特性を活かしながら
生活していくにはどうしたら良いのでしょうか?
まずはその特性について確認していきましょう!

1-1.ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性について

まずASD(自閉症スペクトラム障害)の特性を3つご紹介していきます(^^)

1-1-1.こだわりの強さ

ASDの特性として、変化のない状態や環境を好んだり、
興味関心が限定的だったりすることが挙げられます。

この特性を捉えなおしてみると、
「その道を極められる」という才能にもなるのではないでしょうか。

有名人の皆さんがしているような仕事でも、会社員やフリーランスでも、

特定分野の知識を深めることでクオリティの高い仕事ができるということは多々あります。

ASDの能力は、まんべんなく多ジャンルの知識が必要とされるような仕事よりも、
一つのことを突き詰めるような仕事で発揮されることが多いのではないかと思います。

1-1-2.空気を読むことが難しい

「相手の表情を読めない」「声色や態度から相手の気持ちを推測することが難しい」
という特性についてです。

この特性は、別の見方をしてみると、
「自分の気持ちに深く向き合える」「他者に流されない」という才能にもなるのではないでしょうか。

人の気持ちを読んだり、察したりすると、
どうしてもその人から影響を受けたり考えが引っ張られたりということが生じやすくなります。

その点、ASDのある方の場合は他者の影響を受けることが少なく、
自分の軸を貫き通すことができるのではないかと思います。

1-1-3.全体よりも部分に着目しやすい(弱い中枢性統合仮説)

ASDのある方の中には、全体像よりも部分的な項目に着目する特性を持っている方もいます。

例えば、「H」という数字で「A」という文字が構成されているとき、
多数派の人は「A」という全体像に目が行きます。

これに対して、ASD傾向がある人は、「A」を構成する「H」に目がいくことが多いです。

このような特性も、「人とは違うものの見方ができる」才能と捉えることができます。
オリジナリティが必要とされるクリエイティブな世界でこの才能は活かされそうです。

1-2.ADHDの特性について

ADHD(注意欠如・多動性障害)の特性についてです!
ADHDの特性は「衝動性」「多動性」「不注意」の3つに分類されます。

1-2-1.衝動性

自分の行動をおさえたり、自分の意思で止めたりすることが難しいという特性

1-2-2.多動性

ずっと同じ場所にいるのが苦手だったり、
手足を常に動かしていないと座っていられなかったりする特性

1-2-3.不注意

その時々で注意を向けなければいけないものに注意を向けたり、
集中を持続させたりすることが難しいという特性

この中のどの特性が強く表れるかはその人や環境によって大きく異なります。

また、不注意優勢型の特徴を持っている場合、ADHDではなくADDと呼ばれることもあります。

ADHD・ADDの特性は、就く職業次第で才能に変化させることができます。

例えば、話過ぎてしまうという特性は、
「一定期間確実に話し続けられる」という才能として捉えられます。

コメンテーターとして活躍されている方は、
ADHDの才能を活かしていると言えるのではないでしょうか。

また、衝動的な行動や同じ場所にいることが苦手という特性は、
他の人がためらってしまうようなことでもすぐに行動に移せる行動力として捉えれられます。

ADHD・ADDの才能は、チャレンジ精神が必要な仕事でも発揮されそうですね。

1-3.SLD(限局性学習障害)の特性について

こちらはもしかしたらASDやADHDに比べると聞き馴染みがないかもしれません。
「限局性」とあるように、限定的な困難がある障害になります。
知的発達に問題はないにもかかわらず、特定の学習に大きな困難が出ることが特徴です。

1-3-1.読み書きの困難

読み書きは普段行っているため、一見単純な行為に思えるかもしれませんが、
複雑な処理を通して実行されています。

「読み」であれば、見た情報を頭の中にある知識と紐づけて初めて、
文字として「読む」ことができます。
さらにそれが文章となれば、前後の文字を文脈として捉える必要があり、
より高度な処理が求められます。

SLDではその特定の処理に困難があり、文字を読み飛ばしてしまったり、さかさまに見えたり、
読むことはできても、アウトプットとして書くことができないことがあります。

1-3-2.計算の困難

こちらも読み書きと同じように、複雑な処理の過程で特定の処理に困難があり、
計算や論理的思考が難しいことがあります。
具体的には時間を把握することが苦手であったり、暗算や図形の理解などが困難なことがあります。

最初に説明したように知的発達に遅れがあるわけではないため、
自分なりの自己対処や配慮を見つけることができれば、
特性を上手にカバーしながら活躍することも可能です!

2.ASD(自閉症スペクトラム障害)の有名人

2-1.栗原類さん(モデル/タレント)

個性的なキャラクターで人気の栗原類さんは、
ASDだけでなく、ADHD(注意欠如・多動性障害)/SLD(学習障害)も抱えていると告白しています。

2016年には、発達障害との向き合い方を書いた『発達障害の僕が羽ばたけた理由』という本を出版されています。

2-2.米津玄師さん(アーティスト)

天才と言われることもある米津玄師さんは、
周囲の方の証言でASD(自閉症スペクトラム障害)を持っていることが明らかになりました。

“「人とコミュニケーションがうまくとれないことなどに疑問を感じて病院を訪れたところ、《高機能自閉症》と診断されたそうです。コミュニケーション能力に乏しかったり、こだわりが強いといったことなどが特徴の病気なので、当時クラスメートになじめていなかったのも今思うと納得です」(中学の同級生)”

livedoor NEWS

3.ADHD(注意欠陥・多動性障害)の有名人

3-1.深瀬 慧さん(SEKAI NO OWARI)

キラキラした音楽が魅力的なSEKAI NO OWARIのボーカル深瀬慧さんは、
自身が発達障害のADHDであることを公表しています。

Twitterでは、発達障害への向き合い方に悩むフォロワーに向けて、助言をされています。

3-2.勝間和代さん(経済評論家)

多くの情報番組でコメンテーターとして活躍している経済評論家の勝間和代さんも、
自身がADHDであることを公表しています。

Twitterをのぞいてみると、ADHDの特性との付き合い方についてつぶやいていました。

3-3.眞鍋かをりさん(タレント)

10代のころからテレビで活躍している眞鍋かをりさんは、
インタビュー内でADHDの傾向があることや、ADHDの特性による失敗体験について話しています。

“じっとしていることができないため、カメラの前のバミリ(決められた立ち位置に貼られた目印のテープ)に立っていられないんです。”

日経woman

3-4.小島慶子さん(タレント/エッセイスト)

小島慶子さんも、40歳になってから発達障害であると診断されたことを公表しています。

大人になってから診断されたときの気持ちをインタビューで語っています。

“40歳を過ぎてから、私は不安障害の主治医によって軽度のADHD(注意欠如・多動性障害)であると診断された。その瞬間の気持ちは「もっと早く知りたかったよ!」だった。”

日経woman

4.SLD(限局性学習障害)の有名人

4-1.ミッツ・マングローブさん(タレント)

ミッツ・マングローブさんは、
舞台のインタビューで自身が限局性学習障害であることを告白しています。

「量は全然多くないけど、セリフが覚えられないんです。ちょっと記憶の回路がおかしくて。実は私、学習障害なの」”

週刊女性PRIME

このほか、

ハリウッド俳優のトム・クルーズさんや、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のスティーブン・スピルバーグ監督も、
自身が発達障害であることを公表しているようです。

5.発達障害だったかも?歴史上の人物一覧

学校で習うくらい有名な歴史上の人物の中にも、
発達障害を持っていたのでは?と推測されている人たちがいます!

5‐1.坂本竜馬

障害名:ADHD(注意欠如・多動性障害)/SLD(限局性学習障害)

大河ドラマにもなっている坂本竜馬は、
発達障害を持っていた可能性があると言われています。

時代や社会を大きく動かすだけの行動力や発想力は、
ADHDの特性ともつながる部分ですね。

5‐2.アインシュタイン(物理学者)

障害名:アスペルガー症候群

相対性理論を発表したことで知られるアルベルト・アインシュタインは、
アスペルガー症候群だったのではないかと言われています。

ひとつのことに没頭して取り組めるというアスペルガー症候群の特性が、
物理学の発展に大きく貢献したのかもしれませんね。

5‐3.レオナルド・ダヴィンチ(芸術家)

障害名:ADHD(注意欠如・多動性障害)

さまざまな分野で活動し、大きな功績を残したレオナルド・ダヴィンチも、
実はADHDだったのではないかと言われている人物です。

多くの学問に関心を持っていたというエピソードや、未完成の作品が多いことから、
ADHDの特性が見られると言われているようです。

このほか、

トーマス・エジソンウォルト・ディズニーモーツァルトなども、
発達障害を持っていたのでは?と推測されています。

6.まとめ

今回は、発達障害を公表している有名人を紹介してきました。

発達障害の特性は活かし方次第で才能にもなるはずです!
自分にどんな特性があるのか理解していないという方、
どのように活かしていけば良いのか分からないという方は、ぜひ一度ディーキャリア府中オフィスの見学にお越しください。

性格や生活スタイルによっても、特性の活かし方は変わってきます。

あなたの特性が才能になる環境や方法を一緒に考えていきましょう!

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就職に向けて、全力で支援させていただきます!(^^)!

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