ASDがある方の話し方特徴を3つ紹介！

目次

1．ASDがある方の話し方　特徴について

1‐1.一方的に話す

1-2.独特な言葉遣いをする

1-3.話題が限定されている

2.まとめ

1．ASDがある方の話し方　特徴について

1‐1.一方的に話す

発達障害のひとつ、ASD（アスペルガー症候群を含む自閉症スペクトラム障害）がある方の特徴のひとつとして、「相手の反応を気にしないで話し続ける」というものが挙げられます。

ASDがある方の中には、特定分野への興味関心が強く、魅力を感じることに関する話題であればいつまででも話すことができる方がいます。

例えば、天体が大好きなASDがある方がいるとします。

雑談の場面で、「そういえば今日流星群が出るんだってね」と誰かが言った、

その言葉に反応して、流星群の話を滔々と語り始ます。

「流星群が最初に観測されたのは～で、そのとき星はー風に見えて、その後流星群の正体が○○だと分かってから、Aさんが研究を始めてー－－－－－」

と話が続いていきます。
※筆者は星に関する知識はありません。「」内の信ぴょう性はゼロです。

ASDがある方は、その場の状況や相手の表情を見ながら感情を読み取って

「関心がないな」

「そろそろ話を止めた方が良さそうだな」

と判断することが難しい脳機能の特性を持っています。

そのため、相手が「うんうん」と相槌を打ったり、「流星群を見たことはありますか？」と質問を返すと、同じ内容でも繰り返し話し続けることがあります。会話というよりも、「語っている」という表現の方がしっくりくるような話し方をします。

一方で、相手が「やめてください」や「興味がありません」とはっきり伝えると、話がぴたりと止まることがあります。

ASDがある方は、字面通りに言葉を受け取るという特性を持っていますので、少し否定的にも聞こえるこの言葉をマイナスに受け取ることはせず、言葉通り話をストップさせることができるのです。

1-2.独特な言葉遣いをする

ASD（自閉症スペクトラム障害）がある方の特徴のひとつに、「独特な言葉遣いをする」というものがあります。

「独特な言葉遣い」とは具体的にどういうものなのでしょうか？

例えば…

• 「この仕事の私の流儀は課業を順番に処理していくことです」
• 「日々温故知新で業務に取り組んでいます」
• 誰に対しても「かしこまりました」を使う

などなど。

小説に出てくるなど、主に書き言葉で使ったり台詞で使われたりする難しい言葉を使う傾向があります。

この原因としては、その状況に合わせた表現を選択して使う対応を取ることが難しかったり、小説やアニメなどから言葉を学習したりしているからだと考えられます。

この特性は、「言葉を知っている」「しっかりしているな」と捉えられることもあれば、「難しくて良く分からない」「距離を感じる」と思われてコミュニケーションの障害につながってしまう可能性もありますね。

1-3.場に応じた言い換えが苦手

ASD（自閉症スペクトラム障害）がある方の特徴として、「場に応じた言い換えが苦手である」ことが挙げられます。

これには、ASDがある方が「空気を読むことが苦手」だったり、「相手がどう思うかを推測することが苦手」だったりすることが関係していると考えられます。

例えば…

• 「ごはん」のことを上司の前でも「メシ」と言ってしまう
• 面接で「弊社に入社したい気持ちは何％ですか？」と聞かれて「10％です。本当はもっと入社したい企業があります」と正直に答える
• 「この仕事をお願いできる？」と依頼されて「今日はゲームをするために早く帰りたいのでできません」と伝える

などなど。

これらの特徴は、「正直」や「素直」「嘘がない人」と捉えることもできますよね。
一方で、このような物言いが許される・許されないというラインは非常にあいまいで、許されない環境にいる場合、ASDの方の困りごとは非常に大きくなるのではないかと考えられます。

2.まとめ

今回は、ASDがある方の話し方の特徴についてご紹介していきました！

• 一方的に話す
• 独特な言葉遣いをする
• 場に応じた言い換えが苦手

一部ではありますが、以上の点がASDがある方の話し方の特徴だと考えられています。

診断を受けた、または傾向があると感じている当事者の方は、まずは自己理解を進めて自分にどのような特徴・特性があるのかを知ることが大切です。

その上で、社会的障害となり得る特性があるのであれば、自己対処法や周りへ求める配慮を考えていきましょう。

ひとりで考えることが難しい、不安があるという方は、ぜひ一度当オフィスへお問い合わせください(*’▽’)

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