ADHDがある人の衝動性~具体例と対策~
1.ADHDがある人の衝動性具体例
1-1.考えるよりも先に動く
1-2.衝動的な発言が多い
1-3.アイデアが豊富
2.ADHDがあって衝動性が強い人ができる工夫
2‐1.ADHDがある人が自分でおこなえる対策について
2‐2.どうしてもできないことは人に頼る
3.まとめ
1.ADHDがある人の衝動性具体例
発達障害には、ASD(自閉症スペクトラム障害)・ADHD(注意欠如多動性障害)・SLD(限局性学習障害)の3種類があります。
それぞれの発達障害を併存している方も少なくありませんが、
今回はADHD(注意欠如多動性障害)の特性のひとつ「衝動性」に絞って解説していきます!
1-1.考えるよりも先に動く
ADHD(注意欠如多動性障害)がある人は、その衝動性故に「頭よりも体が先に動く」ことがあります。
たとえば、
- 指示を受けたとき、返事をする前に作業に入る
- 話しかけても良いか許可を取る前に相手のもとに近づく
などの行動が現れる傾向があります。
「困っている人がいるとすぐに助けられる」などの強みにもなる特性ですが、
職場での仕事だと、トラブルにつながる可能性もあります。
1-2.衝動的な発言が多い
ADHD(注意欠如多動性障害)がある方の中には、
考えるよりも先に発言をすることが多いという「衝動的な発言が多い」特性を持つ方もいます。
後から考えると「言ってはいけない言葉だった」と理解はできるけれど、
どうしても衝動が抑えられずに口から言葉が出てしまうという症状です。
たとえば、
- 上司に対して「伝えたいこと」が先走って、「言葉遣い」が適切ではないまま伝えてしまう
- その場で伝えなくても良いことでも、衝動を抑えられずに報連相してしまう
などなど…。
「話が上手」「考えなくても喋れる」などの強みにもなりますが、
一歩間違えると相手の気持ちを害してしまうような言葉を伝えてしまう可能性もあります。
1-3.アイデアが豊富
ADHD(注意欠如多動性障害)がある方の中には、
アイデアが豊富な方もたくさんいます。
常に頭の中のアンテナが色々な方向に張り巡らされているため、「もっとこうしたら良いんじゃないか」「それで困っているならこんな対処法があるんじゃないか」など、いろんな考えを挙げることができます。
実際、就労移行支援事業所ディーキャリア府中オフィスに通所されているADHD(注意欠如多動性障害)がある方の中にも、オフィスを改善するアイデアをたくさん挙げてくださる方がいます。
「アイデア力」はADHD(注意欠如多動性障害)がある方にとってとても強みとなる点で、
この強みを活かした仕事に就けると、ストレスが少なく働ける可能性が高まると考えられます。
3.ADHDがあって衝動性が強い人ができる工夫
3-1.ADHDがある人が自分で行える対策について
「考えるよりも先に発言してしまう」タイプの人の場合、
自分ではどのような対策が取れるでしょうか?
ADHDがある方の衝動性を自分でコントロールしたり抑えたりすることはとても難しいです。
「抑えよう」と思って抑えられるものではないからこそ、
当事者の方は困ることが多いのだと思います。
それでは、ADHDがある方の衝動性にはどのように向き合っていけばよいのか?
ADHDがある方の衝動性を抑えるための方法には「服薬」があります
- ADHDがある方に効果がある薬として、「コンサータ」や「ストラテラ」があります。
神経系への刺激作用がある薬で、「多動性」「衝動性」「不注意」への一定の効果が認められています。
一方、自分自身でコントロールできる部分として、「衝動性」が出た後の「行動」が挙げられます。
この視点で、「衝動性」についての対処法を考えてみると以下のものが挙げられます。
- 行動を起こした後にその行動をカバーするスキルを身に付ける
⇒「まずい行動だったな」と思った時に謝罪をする、行動を起こした数秒後に立ち止まって行動を 止める
3‐2.どうしてもできないことは人に頼る
発達障害がある方は、ASD(自閉症スペクトラム障害)でもADHD(注意欠如多動性障害)でもSLD(限局性学習障害)でも同じですが、「がんばってもどうしても難しい」ことがあると思います。
そんなときは、ぜひ人に頼りましょう。
すべてを完璧にできる人はいません。
コミュニケーション能力が高く人づきあいが得意な人がいれば苦手な人もいますし、
計画立てが得意な人もいれば苦手な人もいます。
社会で生活している以上、それぞれの得意不得意を補いながら、
良好な対人関係を築いたり生活を送ったりすることが大切なのではないでしょうか。
「自分は今こういう状態で、こんなことに困っているからこんな助けがほしい」
と誰かに相談ができると、発達障害がある方はぐんと働きやすくなるはずです。
自分一人で衝動性への対処を取ることが難しい方は、人に頼ってみてくださいね(*^^*)
3.まとめ
以上、ADHDがあって衝動性がある人の困りごとや原因・対策について、
事例を交えてご紹介していきました!
みなさん自分や周囲の方に当てはまる部分はありましたか?
この記事が、読んでくださったあなたの生活が少しでも良くなる手助けとなれば幸いです。
衝動性に対処するためには、まずは「自己理解」が大切です。
自分にどんな特性があるのかが分からないという方は、
ぜひ一度当オフィスへお問い合わせください(*’▽’)
↓↓↓↓そのほか、ADHDがある方の特性についてはコチラの記事もご覧ください!↓↓↓↓
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