大人の発達障害と仕事の過集中│過集中はメリット?デメリット?
こんにちは、ディーキャリア梅田オフィスです。
発達障害の特性の1つで「過集中」というものがありますが、ご存じでしょうか?
発達障害の二次障害で「うつ」と診断された方にも、実は過集中によって疲労が溜まっていたと後で気づくパターンも多くなっています。
ディーキャリアに通うまで過集中であることに気づいていない方もいます。
働く上で、過集中という自分の特性を上手にコントロールすることは必須です。過集中を味方につけ、自分に合った働き方を見つけましょう!
過集中が起こりやすいケース
はじめに、過集中が起こりやすいケースをご紹介します。
『キリの良いところまでやりたい』
自分のペースで、任された仕事をやり遂げる、作業を完遂するまで過集中が切れないタイプです。
こだわりが強く、残業をしてまで作業を続けてしまう傾向があります。
休憩時間になり、周りの人が休憩をとっていることに気がつかないといったことが起こる場合もあります。
『仕事は常に全力で集中して取り組むべき』思考がある
先輩や上司から、常に全力で取り組むことが正しいと教えられ、その教えを言葉の通り受け取り「そうすべき」という思考から過集中が当たり前になっているタイプです。
仕事でうまく手を抜くことができず、帰宅してから何もできないくらい疲れを感じる人が多いです。
ゴールを設定せずに仕事を始めている
「ゴール=1つの業務の達成、完成」しかないと思っているタイプです。
与えられた仕事の工程分けやスケジュール管理が苦手なタイプが多いです。
何をどこまでやったら休憩をとる、といった中間ゴールの設定がなく、作業完了まで過集中が続いてしまいます。
集中を切って、再び入れることが難しい
集中が途切れることを望まないタイプです。
再び集中するのに時間がかかったり、集中し始めることが難しい(エンジンがかかりにくい)タイプに多いです。
過集中を続けた後に、燃え尽きたような状態になることがあります。
先延ばし&追い込まれ癖がある
発達障害の特性の一つで、先延ばしにしてしまうということがあります。
そのせいで、後がなくなり「やるしかない状況」になった際に、過集中を発揮してしまうタイプです。
焦りも重なり疲労が一段と高くなってしまいます。
過集中には「虚脱」がセットになっている
過集中は脳がフルパワーで活動し、通常の何倍もの力を発揮できる状態です。
もちろんその分、脱力状態になるほど反動も大きく、その反動のことを「虚脱」といいいます。
過集中と虚脱を繰り返していると、体調不良が起こり、酷くなると「仕事が大変で続けられる気がしない」と感じてしまいます。
そうなってからでは、回復までにとても時間がかかってしまうので注意が必要です。
また、虚脱状態とは「燃え尽き症候群」のような状態で、やる気を感じず仕事でミスが起こったり、上司から注意を受けることにもなりかねません。
過集中から始まり、気がつけば「仕事が続けられない」と感じるくらい体調を崩してしまう。
これが過集中の反動。最大のデメリットです。
過集中は「休憩」とセットにする
休憩をこまめにとることは「良くないこと」と考えている方がいますが、それは間違いです。
発達障害の特性である過集中は、休憩をとることで「丁度良く」なります。
逆に休憩をとらないことで、虚脱状態になることのほうが作業効率を大幅に下げる原因となってしまいます。
また、発達障害の特性で「長い目で見て考える」ことが苦手な方がいます。
今日の作業がどれだけ進んだか、どれだけできたかばかりに気を取られてしまい、そんな毎日を続けているとどうなってしまうか、数週間先、数カ月先の自分の状態が想像できないタイプです。
1週間仕事を乗り切るために、数か月先も元気で働き続けるために、日々の過集中と適度な休憩が必要になります。
《POINT》過集中を続けるより、休憩をとる方がトータル的に仕事効率が上がる!と覚えておきましょう。
デメリットを失くしメリットにする方法
過集中はうまくコントロールできれば、作業効率を各段にあげることができる素晴らしいメリットになります。
デメリットにしないための対策として有効なのは、過集中を切るポイントを決めることです。
例えば、忘年会のお知らせチラシの作成を依頼されたとします。
過集中が起こりやすいケースとして、この作業の区切りを「チラシ完成まで」と考えてしまうと、過集中が継続しやすくなります。
【工程で区切る方法】
1:チラシに載せる情報を集める(お店の情報など)
2:お知らせ文を考える
3:地図やイラストといった素材を集める
4:レイアウトを考える
5:完成に向けた最終調整
6:上司へ確認依頼
といったように、作業する内容によって工程を分けてみましょう。
そして、「1と2の工程が終わったら一度休憩をはさむ」などを決めてから作業を開始します。
だいたい1時間前後で休憩をとれるような作業量に設定しましょう。
【時間で区切る方法】
1時間など、自分で決めた時間が経ったタイミングで休憩をとる方法です。
スマホや、スマートウォッチなどでアラームを鳴らしたり、パソコンの設定でポップアップでお知らせが出るようにするといった方法になります。
ただし、「作業が途中で気持ち悪い…キリの良いところまでしたい」タイプには不向きです。
自分に合う方法で過集中を切ることができればOKです。
過集中のまとめ
・自分になぜ過集中が起きているのかを理解する
・過集中を続けると反動で「虚脱」状態になる
・過集中と虚脱を繰り返していると、体調を大きく崩す可能性がある
・過集中は休憩とセットであると考える
このように、自分の特性や考え方、体調を崩す原因などを知るのは働く上でとても大切なことです。
過集中だけをみても、原因や対策の仕方はそれぞれです。
仕事や生活での困りごとは「過集中」意外にもたくさんあると思います。
発達障害の特性についてや、気になること、困っていることがあれば一度ご相談ください。
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