卒業生ブログ【連載】第三話:セルフケア編
みなさまこんにちは。ディーキャリア梅田オフィス卒業生のYと申します。
前回に続きライフスキルコースでの訓練についてお話しをします。
前回のブログはこちら
今回はセルフケアについて紹介したいと思います。
1.セルフケアとは
「セルフケア」に関しての定義をしておきたいと思います。
セルフケアとは辞書での定義は「自分自身で世話をする・面倒を見ること」であり、「自分自身でやれることをやる」と言う意味になります。
ディーキャリアにおける「セルフケア」とは「企業で働く際に、勤怠を安定させるために必要になる自分でおこなうケア」になります。
”自分”でできることは”自分”でやろう、ということです。
2.自身のセルフケアでの失敗談
ここからは自分がおこなったセルフケアで失敗してきた例を4つ紹介していきたいと思います。
また、成功例も後に紹介しますので参考にして頂けると幸いです。
①夜型⇒朝型への移行
なぜしようとした?:ディーキャリアへの通所が朝からなのでそれに合わせるため。
なぜ失敗したのか?:数日は何とか続いても、継続は不可能になり、また夜型に戻り再度チャレンジしてまた失敗してしまうというループにはまってしまった。
失敗の原因は?:いきなり夜型⇒朝型へ移行するのではなく、まずは就寝時間を30分単位といった短い時間で早めていき、それを1週間達成できたらまたさらに30分早めるといった細かい単位で調整する必要があったのにしなかった。
②パソコンを見すぎる傾向対策に24時で必ず電源を切ると決めた
なぜしようとした? :ダラダラとパソコンを見続ける癖がついていたから。
なぜ失敗したのか?: 努力目標でしかなかった。誘惑に負けて24時に消せないことがほとんどだった。
失敗の原因は?: 気分という制御が難しい部分で克服しようとしたから。24時に強制に消せるようにパソコンの機能を使ってやることを実戦するべきだった。
③ギリギリまで行動に移すことができないのであえて実際の時刻より予定を早めに設定した
なぜしようとした? : 肝心な時に遅刻をしそうになると思ったから。
なぜ失敗したのか?: せっかく前倒しで時間を設定していたにもかかわらず、その時間になっても「まだ余裕があるから大丈夫」と判断してしまい時間設定が無意味なものになった。
失敗の原因は?: 「ギリギリまで動かない」はある程度特性で治しづらい部分なので「どう付き合うか?」の方が重要と気付きました。
この時の対策もお伝えします。用事ごとに簡単なランク付けを行い、「これは本当にギリギリでも大丈夫」「これは余裕を持たないとどこかでタイムロスが起こる可能性があるから早めに出よう」「これは時間厳守なので余裕持って準備しよう」と分けるようになって克服できたところがある。
④予定を忘れがちなのでGoogleカレンダーに予定を書くようにした
なぜしようとした? : 特性上、予定を忘れがちなので。
なぜ失敗したのか?:途中から記入自体を忘れるようになって、さらに予定がそう多くなくなってきたので何とか頭の中でも管理できるようになってしまった。(予定が多い時には困るのだが)
失敗の原因は?: 「予定を記入する」がハードルの高い作業だったので、まずはもう少しハードルの低い「紙などに記録して、予定は目にみえるところに常に置くようにする」ということから始めるべきだった。
ちなみに最近は通っている病院等がメールアドレスを登録すれば、前日や当日にメールでスケジュールを知らせてくれるサービスがありますので、そういうものを活用するということも自身で考えて実践することで、より管理がしやすい環境がつくれるようになった。
3.自身のセルフケアでの成功例
ここではセルフケアでの成功例を紹介します。
少しでも参考になれば幸いです。
成功例:時々自分を甘やかせるようになった
それができるようになったキッカケは?:
①体調が最悪で、それでも何かしらの行動を起こそうとした際にある人から「今は休んでください、この状況では休むことも立派な行動ですよ!」と言われて「ああ、本当に体調がダメな時は休めばいいんだ」と思ったとき。
②持病があり、時々不摂生をしながらも日常生活で節制に努めた結果、検査結果が良化したことを実感したとき
何が邪魔していたのか?:完璧主義、「ここまでなら」「このような状況なら」甘えても良いというラインがわからなかった。また休む事への後ろめたさもあった。
成功の原因は?:物事を「一時マイナスでも最後にプラスマイナスゼロに近付くように調整できればいい」と考えられるようになった。
4.まとめ
このようなセルフケアでの数々の失敗を通して、「これって実は自己理解が足りていないのではないか?」と感じるようになり、「自分の特性には一体どういうものがあり、それが実際の行動にどう作用しているのか?」「自分を苦しめている考え方は何なのか?」を深掘りしていくことを特に重点的におこなうようになりました。
ただ当然のことながらそれらを見つけるのは簡単ではなく、また頭で考えるだけでは不可能であり、いろいろと失敗も重ねながらということもあり精神面で落ち込む時ことも多々ありました。
でもそういった壁をいくつも超えてみると「あぁ、こういう風に自分を労えばいいんだ」「通常言われることと逆のやり方が自分にあうこともあるんだ」といったものが見えてきたことでおこなえるセルフケアの幅も広がってきたりします。
次回の記事は「セルフケアと自己理解」についてお話したいと思います。
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