【利用者ブログ】 就職が決まりました!
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスです。
新たな職場へのステップアップを果たし、ディーキャリア所沢オフィスを卒業される利用者による訓練振り返りブログをご紹介します。本記事では、卒業を迎える利用者がどのように成長し、就職活動に臨む準備が整ったのか、また、ディーキャリア所沢オフィスでの訓練や支援は、今後のキャリア形成に向けてどのように提供されているのか、なども利用者視点でご紹介しています。これから就労移行支援を利用する方のご参考になれば幸いです。
こんにちは。ディーキャリア所沢オフィスの卒業生Bです。
本日は、私が約1年半利用した就労移行支援事業所のディーキャリア所沢オフィスでの振り返りをお話しします。
簡単なプロフィール
名前 B
年齢 30代
住まい 埼玉県
今までの経緯
専門学校卒業後、二十歳で就職する。
学生時代から、周りから『面白いね』とか、『変わってるね』など言われてきましたが、当時からこれが自分の『個性』だと思って生活してきたため、障害のことは全く考えていませんでした。
社会人となり、一般雇用でさまざまな企業に勤めるものの、人間関係の悩みなどがあり長続きしなかったことがきっかけで、家族相談の元病院での診察を受けることに繋がりました。
障害特性
私の診断名は、『広汎性発達障害』です。
私は幼少期から、スポーツメーカーが入っている服装にこだわることがありました。
また、親、兄弟と比較して、運動神経や学習能力が劣ることをずっと考えていました。
ディーキャリアに入る前の困りごと
社会の中でも、無遅刻、無欠席を続けていたため、仕事が長続きできないことに対して考えたりはしていましたが、障害については考えたことがなく、個性だと思っていたため、ディーキャリアに入る前の私は、それほど悩んでいなかったと思います。
ライフスキルコース
私がディーキャリアの最初の訓練でもあるライフスキルコースを始めた当初は、ディーキャリア所沢オフィスが開所して間もないころでした。
ライフスキルコース担当のスタッフ2名も全く1からのスタートで、利用者も私含めて2名しかいませんでした。
訓練開始時は、スタッフと利用者でお互いがわかっていないことが多く、まるで楽しい学校の授業のようでした。
日々が経ち、だんだんと利用者の人数が増えていくと、私は後から入ってくる利用者に、ディーキャリアのルールや掃除などのやりかたなどを教えるようになり、私自身始まった当初と比べて少しずつ立ち振る舞いを意識するようになったことを覚えています。
ワークスキルコース
ライフスキルコースを終えて、最初にワークスキルコースに行ったのが私でした。
初めてワークスキルコースに行った私は、パソコンを使いながらテキストを進めるのにあたり、誰にも聞ける人がいませんでした。
当時、ライフスキルコースを担当していたスタッフと一緒にワークスキルコースのテキストに取り組み、そのスタッフと相談しながら進めていたところ、私もスタッフも同じ間違えたことをしていて、管理者スタッフからやり直しを受けるというエピソードもありました。
ワークスキルコースのテキストは、私の知らないパソコン技術が多かったため、パソコン技術が向上し、集中して取り組むことができました。
ワークスキルコースの利用者が3名ほどになったころ、利用者のディーキャリアにかかってくる電話当番が開始されました。
リクルートコース
リクルートコースでは、主に就職活動をおこないました。
ディーキャリアが紹介してくれる企業へ企業見学や実習に参加して、私に合う適職探しをしました。
私は、福祉関係の資格を持っていて、資格を活かした仕事がしたいというこだわりが強く、福祉の仕事なら、入っても全く新しい仕事を始めるよりは困らないという考えを強く持っていたため、他の職種や業種の求人検索をするものの、最後には福祉に戻っていました。
そういった考えは変わりなく、さまざまな職種や業種の求人検索をおこなった結果、私はディーキャリア所沢オフィスの就職第一号者になりました。
就職先業界
福祉業界 (障害を施設長と上長にのみ開示)
(一般求人を内容変更なく専用の障害者求人として作成)
雇用形態
正社員
ディーキャリアで何を学んだか
ディーキャリアで学んだことで一番に言えることは『自己理解』ができたことです。
障害の診断後すぐにディーキャリアを紹介されて始めた訓練時は、自分が障害者だということを受け入れられていなく、自分にはどういった特性があって、どういった人物なのか考えたこともありませんでした。
さまざまな訓練を受けて、さまざまな利用者とスタッフと関わっていくにつれて、今まで気づいたことも、考えてもいなかったことも自分の中に新しく入ってきて、ディーキャリアのおかげで新しい自分の発見ができました。
訓練の中では『傾聴』の訓練を受けたことが私にとって大きなことでした。
それまでの私は、他者が話をしている途中で私が話し始めたり、相手の話を聴きながら携帯を操作していました。
傾聴の訓練を受けて、『相手の方向に身体を向けて、うなずき、あいずちを入れながら話を聴くこと』ということの大切さを改めて知ることがでました。
訓練を受ける前と受けた後の私の傾聴姿勢は、大きく変わったと思っています。
再度、ディーキャリアへ通所
ディーキャリア卒業後、さまざまなことに切磋琢磨しながら、2つの会社に勤めましたが、2つとも長続きできませんでした。
2つ目の会社の離職時に、ディーキャリアの管理者スタッフから連絡を頂き、スタッフから、以前から私が興味の示していたディーキャリアの運営会社の実習を受けてみないかと提示をしていただきました。
私は悩んだ結果、ディーキャリアのスタッフとして、また同じ会社の下で働ければ、私のことをよく知ってくれている環境の中で働けること、長く安定した定着ができると考え、再度ディーキャリア所沢オフィスに戻る決断をしました。
再度、リクルートコース
再度約2年ぶりにディーキャリアに戻った私は、リクルートコースとして始めることになりました。
新しい環境のディーキャリアは新しい利用者とスタッフが多くいましたが、変わっていない部分も多くとても懐かしかったです。
リクルートコースとして再度私に合う求人検索などをおこなううちに、スタッフから運営会社の(株)SANNがおこなっている、重度知的障害者のグループホームに実習を受けることになりました。
グループホームでの実習参加
グループホームは、東京の立川市とあきる野市にあり、私は2つの事業所の実習を受けることになりました。
まずは立川のグループホームの実習を10日間参加し、立川では順調に終わらせることができました。
そして、あきる野のグループホームも10日間の実習に参加しました。
あきる野での実習では、実習終了後の私への指摘事項が多く、私への新たな特性を学ぶことができました。
いただいた指摘事項や、新たに教えていただいた私の特性上、この実習先での就職は困難だと考え、福祉への就職ではない他の職種、業種を考えるきかっけとなりました。
食品工場の企業見学参加
福祉ではない就職を考え始めた当初は、求人検索や、企業調査をおこなってもホームページ上の写真や言葉だけでは私に適した場所なのかわからない部分が多く、自分に適した企業探しは困難なものでした。
そこで私は、ディーキャリアから食品工場の企業見学を紹介していただき、新しくできた工場ということに興味を持ったため企業見学に参加しました。
工場内の見学をした後に、企業担当者との質疑応答の場を設けてもらい、私は事前に準備していた質問をすることができました。
質疑応答時、企業担当者に私の名前を憶えていただくことができ、私自身とても有意義な時間となりました。
食品工場の企業実習参加
企業見学終了時、私自身興味を示したのでディーキャリアスタッフに、実習を参加したい旨を伝え、食品工場の企業実習に参加することになりました。
実習では、4つの部署の仕事を体験しました。
その中で、企業担当者様から私宛に『ぜひ来てほしい』といった温かいお言葉をいただくことができ、今までの社会生活の中では経験したことのない高評価をいただけました。
会社からの評価を大変うれしく思い、私は会社側の評価を無駄にせず、期待に応えていきたいと強く思うことができたので、全く経験したことのない新しい職種ではありますが、就職に向けて動くことを決断しました。
実習終了後、ZOOM面談での振り返り
実習終了後、ディーキャリアでスタッフ同行での企業担当者とZOOM面談をおこないました。
さまざまな良かったことや悪かったことを教えていただき、企業担当者から再度私に、この会社に来てほしいというお言葉をいただくことができました。
私は、大変恐縮でしたが、その場で企業担当者に御社で働きたい旨を伝えました。
最後に、ディーキャリアを振り返って
私は、ディーキャリア所沢オフィスに来てよかったと思っています。
アサーティブ、傾聴、リフレーミング、セルフケアなどさまざまな訓練を受けることができ、技術を習得することができました。
ディーキャリアの経験は私にとって自分自身を知るきっかけとなると同時に、それまでの自分自身を変えていく人生の大きな転機となりました。
今までの社会経験と、ディーキャリアで培った数々の経験を今後に活かしながら、これからも精進していきたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet
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