障害グレーゾーンでお悩みの方へ
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピア支援員のKです。
みなさんは発達グレーという言葉を聞いたことがありますか?
発達グレーとは、発達障害とも言えなくもないけれども、全くないとも言えない状態のことを指します。こういった状況の方の場合、健常者として生きていくか障害者として生きていくかを選択することになります。
「発達障害のような傾向があるけど、開示して働こうか悩んでいる」という方も多くいらっしゃるかと思います。
私も病院の先生から発達グレーであると告げられました。私の場合は仕事において明確に困りごとがあったため、障害を受け入れることにしました。今回は障害を受け入れることでどういった変化があるのかを紹介していきます。
- 働くうえで合理的な配慮を受けられる
障害者雇用で働く場合、会社に対して合理的配慮を求めることができます。例えば、「曖昧な作業指示では理解ができなかったり、不安になってしまったりするため、具体的な説明をいただきたいです。」といった具合です。自分の障害特性に対する配慮を得られるため、安心して働くことができます。しかし、事細かにすべてのことに配慮を得られる訳ではないため、その点には注意が必要です。また、配慮をもらう以上、自身の障害特性がどういったものか、その特性の対処として自分で可能な範囲でどういったケアをしているかを明確にしていく必要もあります。
- 障害者年金を受給できる可能性がある
障害を開示したうえで手続きをおこなうことで、障害者年金を受給できる可能性があります。受給できる金額については、障害の重さに応じて変動します。障害者年金の受給は100%許可が下りる訳ではありませんが、受給することができれば経済的負担がかなり軽減されます。注意点としては、申請には病院の受診や診断書が必要となってくるため、障害を開示したからといってすぐに受給できる訳ではありません。また、発達グレーである場合は受給許可が下りない可能性もあります。そもそも受給申請の資格すらない場合もあるため、申請の際には一度確認を取る必要があります。
- 納税額が安くなる
障害を持つ人の納税額が安くなる制度として障害者控除があります。この制度を利用することで、所得税および住民税の金額を抑えることができます。所得額にもよりますが、おおよそ4~8万円ほど安くなります。また、所得が一定の金額を下回る場合には、住民税が非課税になるといった制度もあります。障害者年金と併せて利用できれば、経済的に大きく変わっていくでしょう。
いかがだったでしょうか。
障害を開示することで、職場からの配慮と金銭的な補助の両方を受け取ることができます。障害者として生きていくという選択は精神的な負担にはなりますが、こういった補助を受けることで生活が安定していくのであれば、障害者として生きるという選択も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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