情報の取捨選択
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピア支援員のKです。
昨今の日本は情報化社会と呼ばれ、世の中がさまざまな情報であふれかえっています。スマートフォンやインターネットの普及により、その莫大な規模の情報に簡単にアクセスできるようになり、気になることや知りたいことがあればすぐに調べられるようになりました。これは大変便利である一方、自身で情報を取捨選択する必要があります。今回は情報を取り扱ううえでの注意点についてお伝えします。
情報には省略された前提が存在している
情報を閲覧する際には、情報の発信者と読み手は状況や立場が同じではないことを意識しておく必要があります。例えば、経理職で働いている人が「簿記の資格を取っておけばもっと給料があがったのに」という情報を発信し、その発信を営業職で働いている人が見たとします。これを鵜呑みにしてしまうと、営業職と簿記で関係性が薄いにもかかわらず、「簿記の資格を取れば自分の給料があがるのか!」と誤った解釈をしてしまいます。このように、個人が発信する情報には言語化されていない前提というものが存在します。しかし、普段の会話ではそういったものをいちいち言語化はしないため、書いてある情報をそのまま受け取ると誤解してしまう原因になりかねません。ネットでの情報を扱う際には、発信者がどういった意図でその情報を発信しているのかを注意深く見ていく必要が出てきます。
個人の発信には正確性・信憑性が欠けている場合がある
SNSの普及により、今までテレビやラジオなどしか情報を発信していなかったものが、個人でもできるようになりました。個人の情報発信は、メディアの報道などとは異なり、情報の正確性が担保されていないばかりか、非常に主観的な情報が多いです。そのため、情報をそのまま鵜呑みにしてしまうことは非常に危険です。デマや印象操作を目的として虚偽の情報を流す人もいれば、都合の良い情報ばかりを発信し、金銭などの財産を騙し取ろうとする人もいます。当然ながら、真っ当に情報を発信している人もいますが、一定数悪意を持って活動している人がいることも事実です。自分が知り得た情報を用いて何かしらの意思決定をする場合には、一度立ち止まって冷静に考えることが重要です。
言葉の受け取り方には個人差がある
「楽しかった、嬉しかった、つまらなかった」これらの言葉は自分の感情を表現するのに非常に便利な言葉です。しかし、便利ゆえにその言葉の受け取り方には幅があります。ちょっとした些細な良いできごとでも、これまでに感じたことのないレベルの良いできごとでも、「嬉しかった」の一言におさめることができてしまいます。そのため、ネットの情報だけで感じ取ったものと、実際に自分が感じ取ったものではことなるケースが多くあります。このように同じ言葉であっても受け取り方は人それぞれですので、必ずしも自分がイメージしている内容と一致するとは限らない点には注意が必要です。
対処法
ネットの情報は話半分に取り入れることをオススメします。ネットでの情報がどうであれ、実態はどうなっているのかは体験した本人にしか分かりません。そのため、ネットの情報だけで物事を判断するのではなく、自分で体験してみてどう思ったかを大切にしたほうがいいでしょう。しかし、情報を全く取り入れないのは、それはそれで勿体ないため、参考程度に情報を取り入れつつ、自分がどう感じたか・何を思ったかを1番大切にできると良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
ネットの情報は簡単に入手できる便利なものである一方、その扱い方には注意が必要です。
情報の発信者が目に見えないからこそ、どういった前提で話しているのかは注意して情報を取り入れなければなりません。情報処理を適切に行い、ネットを有効活用できるようになると良いですね。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet
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