休職から復帰に至るまでの道のり!
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピア支援員のKです。
私は過去に適応障害で休職した経験があります。約4カ月の休職期間を経て職場に戻り、休職前と同じコンディションに戻すまでにかなりの時間がかかりました。また、休職後からは、いつもより自身の体調を意識する機会が増えたことから、新しい気づきが多くありました。今回は休職してから仕事に完全復帰するまでの道のりについてお伝えしようと思います。
適応障害で休職したエピソードの記事はこちら→適応障害になるとどうなる?
私は4カ月間休職していたため、職場に戻る際には上司との今後の業務についてのすり合わせをおこないました。具体的にどういう業務が厳しいと感じたのか、今後はどうやって働いていきたいかなど、どうすれば安定して働けるかを中心に話が進んでいきました。休職前は1日8時間×5日の週40時間で働いていましたが、休職後は1日4時間×3日から再スタートしました。当時の自分は週12時間だなんて楽勝じゃないかと思っていましたが、いざ働いてみると結構しんどかった記憶があります。というのも、復帰後は思ったように体が動かず、頑張ろうという意識に対して体が追い付いていきません。そのため、すぐガス欠になったり、休日は全く動けなかったりと、以前と同じやり方ができないことにもどかしさとやり辛さがありました。
その後、徐々に出勤時間を増やして整えていくことを上司と相談し、週12時間から週18時間(1日6時間×3日)に移行して1カ月ほど様子を見るようにしました。1日6時間は復帰したばかりの自分には少しハードルが高いかもしれないと考えていましたが、1日おきに休みがあるから多少は頑張ろうという気概で仕事をしていました。案の定、最初のうちは毎回次の日の休みは昼まで寝てしまうくらい疲れていたのですが、これはこれで働いている実感というか、やりがい的なものを感じていたため、「自分はちゃんと働けている」というポジティブな感覚がありました。そのため、自己肯定感はしっかりと維持できていたと感じています。
1カ月間、週18時間に問題がなかったため、今度は週21時間(1日7時間×3日)にステップアップしました。1時間伸びただけで休みの間隔はそのままなので、問題ないと思っていましたが、これも思っていたよりしんどかったのを覚えています。仕事が1時間増えたということは、家での余暇時間が1時間減ることになるため、負担はそれなりにありました。また、帰宅時間が今までより遅くなったため、帰宅時はラッシュに巻き込まれ、仕事外での部分でも変化が大きかったです。しかし、それでもなんとかくらいついていくことができたため、次は週24時間(1日6時間×4日)にステップアップしました。1日の時間が元に戻り、負担が軽減された一方、休みが1日減ったとこによる負担はかなり大きいです。水曜日を休みとしていたため、2日仕事して休みというローテーションでした。そのため、水曜日でしっかりと体調を整えないと、週末の負荷が大きくなってしまいます。今までであれば、出勤日の翌日が必ず休みであったため、疲れは蓄積しませんでした。しかし、週3日休みになることで、1週間を通してのペースというものを考えなければならず、自身のキャパの把握が重要だと思い知らされました。特に月曜日や金曜日が祝日の場合は4連勤になってしまい、後半はかなり苦労した記憶があります。
週24時間の次は週30時間(1日6時間×5日)を目指していましたが、いきなり週5日は厳しかったため、週24時間と週30時間を交互に入れることにしました。しかし、やはり週5日はハードルが高かったのか、体が追い付かずに欠勤や遅刻になってしまうことが月に2~3回ほどありました。幸いなことに今まで有給休暇を1日も使っていなかったため、それをあてがうことで対処しました。それでも頑張れたのは、週30時間という自身の目標と、それに伴う給与の上昇でした。週30時間より週24時間勤務の方が楽なのは間違いありませんが、自分を客観的に見た時に、どうしても週30時間は勤務できているとアピールできるようになりたいという気持ちが強くありました。また、金銭的にも週24時間より週30時間の方が余裕が出てくるため、頑張ってでも続けたいと踏みとどまることができました。
3カ月間、週24時間と週30時間を繰り返し、それ以降は週30時間を続けています。
最初の1カ月間はかなりしんどかったですが、ゴールデンウィークや3連休を中間ポイントとしてマラソンのように先を見据えることで、なんとか食らいついていきました。たまに欠勤や遅刻になってしまうこともありましたが、その都度、自分のセルフケアや仕事のやり方に課題が見つかっていきました。過ぎてしまったことを悔やんでも仕方はないため、その都度切り替えて頑張ろうという前向きな気持ちで取り組んでいます。
最近では休日には運動を取り入れて、さらに体力をつけるよう取り組むようになりました。休職から復帰するまでの道のりは長く険しかったですが、人生という長いマラソンで見ればほんの一部に過ぎません。この成功体験を糧に、これからの仕事にも邁進していきたいと思っています。この話が皆さんの活動の参考になれば幸いです。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet
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