目標設定が自然とできるようになるコツ!
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピアスタッフのKです。
皆さんは目標を設定したり、先の見通しを立てることは得意ですか?発達障害の特性上、目標設定を苦手に感じてしまう方は多くいらっしゃいます。当事者である私も、高すぎる目標やスケジュールを詰め込み過ぎてしまい、いつも計画通りにいかないことが多々ありました。しかし、目標を設定する際に、あるポイントを意識したことで効果的な目標設定ができるようになりました。今回は目標設定のコツについてお伝えします。
目標設定のSMARTの法則
目標設定をする際に意識すると良いポイントとしてSMARTの法則というものがあります。これは英語の頭文字を取ったもので、Specific(具体的)、Measurable(定量的)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限が明確)の5つに分類されます。
①具体的
目標を立てるうえで最も大切なことが具体的に目標を立てることです。「今週も頑張る」というような目標ではあまりにも曖昧で効果的とは言えません。意識すべきは“何をどこまでやる”のかを決め、明確なゴールを設定することです。「今週はAとBのタスクを完了して上長の決裁を貰う」といったような目標であればゴールが明確であり、達成したか否かも分かりやすいです。目標を具体的に設定することが難しいと感じる場合には、ゴールを設定することを意識してみるといいでしょう。
②定量的
より具体的な目標を設定するには、計測可能な目標を立てることが効果的です。例えば、「今週は毎日営業訪問をする」という目標よりも、「今週は毎日、1日10件営業訪問をする」と設定した方が、より明確な目標になります。数字を用いることで100%達成することはできなかったとしても、どこまで達成することができたかを客観的に証明することもできるため、自身の目標達成の振り返りがやりやすくなります。
③達成可能
目標を立てたものの、それがとてつもなくタイトなスケジュールであったり、明らかに自身のキャパを大幅に超えたものであれば、目標を設定した意味がなくなってしまいます。目標設定とは、ゴールにたどり着くためにどうすればいいかを考えるためのものです。あまりにも達成困難な目標を立ててしまい、何度も目標を達成できなくなってしまうと、自信がつかなくなる他、いつまでも無理な目標を立ててしまうため、見通しが立たない状態が永遠と続いてしまいます。目標を立てる際には、少し余裕を持たせることを意識して設定しましょう。
④関連性
目標は最終的なゴールから逆算して設定するため、関連性のある目標を設定する必要があります。例えば、新規顧客の獲得が求められている場合に、「既存顧客へ1日10件の電話営業をする」という目標を設定しては意味がありません。最終的なゴールに向かうための道筋を立てることが目標設定になるため、関連性のある目標でなければなりません。この場合であれば、既存顧客に対しての営業ではなく、新規顧客に対して営業をする方が効果的です。
⑤期限が明確
目標は立てたものの、期限を設定していなかったり、期限を先延ばしにしてしまっていてはあまり効果がありません。期限が不明確だと「そのうち達成できればいいや」という気持ちになってしまい、目標に向かって進むことがなくなってしまいます。この日までに達成しようと設定することで、「期限がこの日だから今日はこれをやらないと」となり、行動に起こすことができます。特にADHDの方は特性上、先延ばしの癖がある場合があるため、期限厳守で目標を立てることが大事になります。
数値化を徹底すると目標設定がやりやすくなる!
SMARTの法則を意識して目標設定をすることで、より有意義な目標を設定することができますが、いきなりこれらを意識して設定することはハードルが高いです。その場合、まずは数値化を重点的に意識して目標設定をおこなってみましょう。例えば、今月中にデータ入力をしなければならない場面を想定してみましょう。まず達成しなければならないゴールを数値化しましょう。今回は例としてデータ入力500件が目標とします。ゴールが具体化されたら、次にそれにどれくらいの時間を割くことができるかを明確にしましょう。期限は今月中であるため、1カ月間猶予があります。仮に20営業日だった場合、500件÷20営業日で1営業日あたり25件データ入力をこなせばよい計算になります。そのため、1週間(5営業日)で125件入力できれば無理なく達成できるといえるでしょう。このように数値化を徹底することで、自然と具体的な目標を設定することができます。もしもイレギュラーな仕事が舞い込んできてタスクが想定通りいかなかったとしても、再度数値化して計算することで、軌道修正を図ることができます。目標設定が苦手だと感じている方は是非数値化を徹底する癖をつけることをオススメします。
いかがだったでしょうか。
目標設定は仕事以外にもプライベートでも立てることができるものです。しっかりとした目標を設定・達成することができれば、おのずと自信が付き、自然と前向きな気持ちになれます。今回ご紹介したSMARTの法則を是非実践して目標を立ててみて下さい。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet
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