【訓練生ブログ】企業実習を振り返って
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスです。
リクルートコースに在籍の利用者Oさんの記事です。
私が、二週間の実習を通してどんなことを感じたかを、書いていこうと思います。
申し込み
どんなものでもいいからひとつ実習を受けておこうと思い、軽作業をおこなう二週間ほどの実習に申し込みをすることにしました。軽作業といえば、私にとってはかつて日雇いで眠気と闘いながら他のパートの方に怒られ、といった苦手意識とちょっとしたトラウマの塊のようなものでした。しかし、それ以外にまともに就労経験もない。実習の機会も、応募と直接つながるもの以外は少ない。という事情で、明らかに苦手であろう実習に、ハローワークから申し込んだのでした。
面接
この実習の面接が、私にとって初めての面接でした。とにかく受かろうという気持ちで、軽作業に苦手意識があることには言及せず、職歴がないため、とにかく就労の体験がしたいという旨を伝えました。面接をしてくださった社員の方からは、ミスした時は絶対に報告をすること、という注意事項を説明されました。合格したと支援員の方から聞いたときは、少し騙してしまったなという気持ちもありましたが、たかだか一日のつらい体験で自分の得意不得意を決めつけてしまうこともよくないと、半ば開き直りました。
スタンプ押し
前日は22時までに就寝し、遅刻することなく実習場所までたどり着きました。初日の作業は、スタンプ押しをおこないました。六枚つづりの紙の、同じ位置にスタンプを押すという作業です。スタンプのふちに目印もついているので、そこまで難しい作業ではなさそうだと最初は感じました。しかし、その感想は間違っていました。まず、スタンプを押すときに上から紙をのぞき込むように見なければならないので、肩や腰がすこし痛みました。一度押してしまったら取り返しがつかないので慎重に見なければなりません。それに、六枚つづりの紙を透かしたときに少しでもずれていると、指導員から指摘が入ったのです。仕事というものの厳しさを学びました。
ラッピング袋作成
二日目は、とても薄い紙を、その紙と大体同じくらいの大きさの透明な袋に入れる、という仕事をしました。効率よく作るために、加工されたクリアファイルなどを使います。この作業をおこなうと、ちょうど、プレゼントを入れるような袋ができあがりました。私は、いかに早く作れるかを考えて作業しました。負けず嫌いなところが出てきたのです。しかし、早いだけではミスが出ます。例えば紙が折れた状態で袋に入ってしまった、といった場合があります。自力で直すのに時間がかかり、時々いらだちました。袋や紙を破損させてしまったこともありました。そういう時は、指導員の方に報告をしました。何度も同じことを繰り返してしまっては、会社の不利益になってしまう、ということを意識することとなりました。
針金リボン作成
この作業は、自分が初めて得意だなと思えた作業でした。作業内容としては、リボンを型に巻き付けて、針金でとめて、リボン結びの形をつくるというものです。こつをつかめたので、スピードと質を両立させて取り組んでみることにしました。決まった数ごとに指導員に確認をもらい、きちんとできた、きれいなリボンが増えていくということに、とても充実した気持ちをおぼえました。
クレジット仕分け
クレジットカードの明細を会社ごとに分ける作業です。この作業は唯一、ペアでおこなう作業でした。人それぞれ、作業スピードや、コミュニケーションの得意不得意にも差があるため、その分連携も難しくなっていきます。作業自体は複雑なものではありませんでしたが、報連相が必要かどうかの認識の確認がうまくいかないなど、ペアになった人とのコミュニケーションを、とても難しく感じました。
リボン両面テープ
リボンと両面テープを使って、型にリボンを入れて、プレゼントでよく見るようなわっかのようなリボンを作る作業でした。型に入れた際に、リボンをマグネットで留めるのですが、その位置にこつがあったりして、新しい発見を得られて面白く感じました。そして、針金リボン作成やラッピング袋作成の時にも感じたのですが、この型を作った人にお礼を言いたい、という気持ちにもなりました。
紙折り
この作業は、とても大変でした。どんな作業だったかというと、とても薄くて大きな紙を、二枚ぴったり重ねて、四つ折りにする、という、文章にするとあっけないほどシンプルな作業なのですが、大きくて薄い紙をぴったり重ねること自体がそもそもとても難しく、そこからさらに四つ折りにするときもきれいにやらなければならない。折る時には文鎮を使って紙が逃げないようにするのですが、その文鎮で紙を破いてしまうというしまつ。指導員の方には、難しい仕事だもんね、などの言葉がけをいただきました。
ハンカチ袋
ハンカチを入れるギフト用の袋の上に、わっかのようなリボンを作るという作業でした。リボン両面テープと一見似ているのですが、少し違うコツが要求されて、自分が持っているコツに苦しめられる結果となりましたが、なんとかコツをつかみなおして作業をおこないました。
二回行った作業について
二週間という、少し長めの実習だったため、一週目と二週目で計二回登場した作業があったので、一回目と二回目でどう変わったか、という話をここからしていこうと思います。
◆スタンプ押し
二回目ともなると、一回目にした失敗を踏まえて、スムーズに作業をおこなうことができました。
◆ラッピング袋作成
同じ作業かと思いきや、袋のサイズが小さくなり、さらに細かい作業となりました。
◆針金リボン作成
一回目同様、楽しく作業をしていくことができました。
面談
実習中、面談が二回あったのですが、どちらの面談でも、高い評価を得ることができました。自分にとっても、大きな自信になりました。指導員の方に、面接時や実習初日はとても不安そうだったから心配だった、と言われ、面接時はもっと堂々としよう、と思いました。
実習をやってみて
完全に苦手だと思って、配慮事項に入れるか迷っていたような作業の実習に応募し、難なくこなすことができて、拍子抜けしました。自分の苦手が、完全な思い込みだったのか、ディーキャリアで成長できたのかは分かりませんが、この実習を受けていなかったら、就職活動も不安を抱えたままおこなっているでしょう。余計な苦手意識で、応募する業種の幅を狭めているかもしれません。百聞は一見に如かず、とはまさにこのことだな、と実感しました。これから本格的に始まる就職活動も、自信をもって、前向きに取り組んでいこうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet
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