印象に残る志望動機とは?
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピア支援員のKです。
今回は志望動機についてとりあげていきます。
志望動機とは、なぜその企業を選んだのか、その職種に興味を持った理由や自身の意欲を表現する文章です。採用担当者があなたの熱意や適性を判断する材料となります。
就職活動をしている利用者の中には志望動機が上手く書けない方もいれば、書けたけどいまいちピンとこないなどさまざまな悩みを持っている方がいます。
どうすれば相手に一目おいてもらえる内容が書けるようになるか、コツをいくつか紹介していきます。
目次
- 志望動機は具体的に
- 自身の強みや得意なことを明確にし、相手の企業理念・事業と絡める
- 将来の展望を伝える
- 多少の誇張はOK・嘘はNG
1.志望動機は具体的に
志望動機を書く際の基本ルールとして、企業独自の魅力や特徴を具体的に示すことが重要です。多くの場合、この具体的に書くということができていないがために、志望動機を書き直すということが多いです。実際に志望動機の良い例と悪い例を出すので、どこが違うかを考えてみてください。
良い例
私が貴社を志望した理由は、大学時代に学んだ経験を貴社で発揮したいと感じたからです。私は大学時代に塾講師のアルバイトをしておりました。人に物事を教えることが好きで、勉強以外にも雑談などで生徒との距離を縮め、生徒一人ひとりに真剣に向き合ってきました。生徒との距離が縮まることで、より親密なコミュニケーションをとることができ、勉強に対する意欲を高めることができました。このことから、相手のことを真剣に考えることは仕事においてより良い結果をもたらすことを学びました。貴社の「お客様のことを第一に考える」という企業理念と私の仕事に対する姿勢が合致しているため、貴社の戦力になれると自負しております。将来は、自身の物事を教える能力を生かして、現場職員のマネジメント業務にも携わりたいと考えております。
悪い例
私が貴社を志望した理由は、貴社の「お客様のことを第一に考える」という企業理念に共感したためです。貴社の職場見学に伺った際に、スタッフの方がお客様一人ひとりに親切に丁寧に接していたことがとても印象的でした。私は目先の利益よりも長い目で見ることが大切であると考えているため、貴社の「お客様のことを第一に考える」という企業理念に深く共感しました。また、貴社はお客様だけではなく、従業員に対しても気持ちよく働いてもらうための環境維持に意欲的であり、とても働きやすい環境であると感じました。私もお客様の目線に立って貴社で働いていきたいと思っております。
どちらも相手の企業理念に触れている点で共通していますが、読んでみると異なる印象を受けると思います。良い例では、具体的な理由があって貴社で働きたいという説得力があります。一方の悪い例では、ただただ会社を褒めているだけで、結局なんでウチの会社を志望したの?と疑問のまま終わってしまっています。「どうしてウチの会社を志望したんですか?」という問いに対して「あなたの会社はこういうところが良いところです!」と言っているのと同じで、会話が嚙み合っていません。まずはしっかりとなぜ志望したのか理由を伝えましょう。
2.自身の強みや得意なことを明確にし、相手の企業理念・事業と絡める
説得力のある志望動機を書く際、自身のアピールポイントが相手の会社の求める人物像とマッチしているということを訴える必要があります。そのための手段として、まず自身の強みや得意なことを明確にし、具体的なエピソードを伝えます。先ほどの良い例では、大学生時代のアルバイト経験がアピールポイントとなっており、具体的なエピソードを盛り込むことができています。そして、その経験から学んだことが相手の会社の理念と一致しているので、私はあなたの会社で力を発揮できますと、相手の会社とマッチしていることを訴えかけています。このように記載することで、話しの内容が一貫してまとまっており、説得力が非常に増します。また、自身の経験を交えて伝えるため、ありきたりな内容にもなりません。ここで大事なことは、ネットやパンフレットだけ見て書けそうな内容は避けて、自分にしか書くことのできない内容を記載することです。悪い例では特にそれが顕著に表れており、記載することがないがため、企業理念や会社の労働環境をひたすら褒めることしかできていません。これでは会社説明会やインターンなど行っていなくても適当に情報を拾っただけでも書けてしまうため、「この人は本当に働きたい意欲があるのか?」と疑問に思われてしまいます。
3.将来の展望を伝える
面接では、入社後1~3年後にはどうなっていたいですか?というメジャーな質問があります。これは入社後のキャリアビジョンを聞くことで、すぐに会社を辞める人かどうかを見ています。そのため、入社後にどういったことをやりたいのか、将来こういった仕事がしたいといった内容が盛り込めるとよりよくなるでしょう。将来の話ですので、必ずしも実際にその通りになっていなければならないという訳ではありません。
良い例では、前述した”2.強みや得意なことを明確にし、相手の企業理念・事業と絡める”でアピールしたポイントを元にマネジメント業務にも将来的に携わりたいという流れになっており、読んでいて違和感もなく説得力があります。読み手からは、将来これくらいの仕事ができることを見据えているというポテンシャルに期待されるため、面接時ではより具体的にエピソードについて深掘りされる可能性があります。自身のアピールポイントを深掘りしてくれるということは相手の会社に自分を売り込む最大のチャンスですので、こういった書き方ができると面接で有利に働くかもしれません。
4.多少の誇張はOK・嘘はNG
具体的な例を示して説明しましたが、そこまで綺麗に書けるようなエピソードがそもそもないという方もいるかと思います。実際のところ、ここまで綺麗に物事が進む話というのはそうそう無く、ある程度話を盛っているケースも多いです。今回の良い例だと、生徒と円滑なコミュニケーションを取ることで生徒の意識を変えることができたと記載していますが、実際は生徒と雑談ばかりしていて、生徒と仲良くはなったけど成績はそこまで上っていなかったということもあります。しかし、志望動機に起きたことをそのまま記載しては印象が悪いですし、かといって虚偽の内容を記載してしまうと経歴詐称となってしまいます。そのため、最大限の言葉の言い換えや多少話を盛ったりなどでなんとか形にするといったテクニックも必要になってきます。
いかがだったでしょうか。
志望動機・志望理由欄では、あなたの熱意や意欲を伝えることが求められます。採用担当者に「この人なら当社で活躍できそうだ!」と感じさせるような志望動機を書くことが大切です。是非、これらのポイントを参考にして、魅力的な志望動機を作成してください。頑張ってください!
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