発達あるあるシリーズ「先延ばし癖」で困っている人が多い!
メールやラインの返信…後でやろう…
この急ぎの仕事苦手なんだよな…今やってる作業が終わってからやろう…
こんな経験はありませんか?
すぐにしなければ後で困るとわかっているのに、ついつい先延ばしにしてしまう。
これ、実は脳のせいかもしれません!
この記事では、発達障害の特性“あるある”シリーズ第二弾として、今回は「先延ばし癖」について紹介したいと思います。
なんで「先延ばし」にしてしまうの?
先延ばし癖はADHDの特性として現れやすい傾向があります。当事者の方の声をもとにパターンごとにご紹介します。
Aさんの場合
『脳が勝手に苦楽を判断してしまう』
私の場合は上司から「〇月〇日までの仕事」を頼まれた場合、得意な仕事であったり、他にタスクを抱えていない場合はいいのですが、頼まれた仕事に対し少しでも「難しい」「苦手だ」「面倒だ」と感じた場合、先延ばしにしてしまう傾向があります。
本来であれば「納期などを考慮して」優先順位をつけるべきなのですが、どうしても「やりたい作業やできる作業、得意な業務」を優先してしまい、期限に間に合わず怒られることを繰り返していました。
【解説】
よく勘違いして自分を責めがちですが、自分の意思が弱いからではありません。
「急ぎなのはわかっているけど面倒な仕事で嫌いなんだよな」
「今やっている仕事を終わらせてから次にとりかかるほうがスッキリするのでそうしたいな」
といった情報を脳が感じると、自分にとって都合の良いほう、楽なほうを選ばせるように働きかけてしまうためです。
ただし社会ではそれを理由に許してもらえるばかりではないため、自分に必要な対策をもっておく必要はあります。
Bさんの場合
『目の前のことに意識が向き、手をつけてしまう』
さっきまで頭で優先順位がつけれていたにも関わらず、目の前に気になったことがあるとそれに手を出してしまいます。あれもこれも手をつけて何ひとつ終わっていないということもあります。
【解説】
ADHDの特性である“衝動性”から、目についたもの、思いついたものを優先してしまうことがあります。
また気が散りやすく集中力が途切れてしまうことで、他のものに気が向いてしまうことも特性の一つです。
Cさんの場合
『頭の中で「先延ばしにした結果」をうまくイメージできない』
ぎりぎりでどうにかなったという成功体験から、先延ばし癖をそのままにしてしまうことがあります。しかし徹夜で作業をし、なんとか間に合わせた後の体調や精神的な疲労が強く、終わってから「次こそは前以て…」と反省を繰り返しています。
【解説】
先延ばしにした結果、間に合ったが疲れが出るという予測もそうですが、間に合わなかったときのことなどをイメージする力が弱いことも特性としてあげられます。
人に迷惑がかかる、怒られる、信用を無くすなど、今やらないことでどんなデメリットがあるのかを頭の中でイメージし、行動の選択をすることが苦手です。
今すぐやる必要があることであれば動きやすいのですが、期限がある場合はどれくらい猶予があるのか、完了するのにどれくらいの時間が必要かといったイメージ(見立て)が難しく、まだ大丈夫だと思っていたら期限ぎりぎりだったということが起こってしまいます。
先延ばしをやめるためには?
《先延ばしをするデメリットを書き出す》
タスク(やるべきこと)⇒やらないとどうなるか(怒られる、迷惑がかかるなど)
といったことを紙に書き出すことで、客観的な視点をもつことができます。
人から言われるとさらに着手したくなくなってしまう人は、自分で納得する“やるべき理由”を見つけるのも一つの手です。
《何が嫌なのか?なぜ先延ばしにしてしまうのかを書き出す》
苦手なことだから先延ばしにしてしまうのか?ほかにやりたいことがあるから先延ばしにしたいのか?
先延ばしの原因を考えアプローチする方法です。
自分の脳の性質や特性を知ることでどんな時に先延ばししてしまうのか傾向を探ります。
《スケジュールやタスクを確認する癖をつける》
ますタスクの書き出しをおこないます。次にそのタスクをいつ『確認するか』が重用です。
自分で確認するタイミングをルール化して繰り返し、“習慣化”させる方法です。
【確認するタイミング例】
・通勤中の電車の中で
・朝一、業務に取り掛かる前
・昼休憩中、もしくは午後の業務開始前
・小休憩のタイミング(お手洗いに行ったついでに)
・1時間毎に確認する
先延ばしのデメリット
・タスクが溜まって期限に間に合わない
・何から手をつけていいかわからなくなる
・すぐに対応しないこと、期限を守らないことで信用を失う
・タスクを抱えている状態はストレスがかかる
実は、頭の片隅で先延ばしにしてしまっていることを気にしていることが多いです。
「やらなければいけないこと」を抱えている状態は居心地の良いものではありませんよね。
そんな状態が続くと、やる気の低下に繋がったり、すべてが嫌になってしまう…といった精神負担にもなりかねません。
脳の性質や自分の特性を理解し、「嫌だからやらない」ではなく「嫌だからこそやる」の考え方を目指しましょう!
さいごに
このように、“あるあるの困りごと”といっても、「なぜ起こっているのか、どんな風に困るのか」はその人によって少しずつ違います。
ディーキャリア大阪なんばオフィスでは、一人ひとりの困りごとの原因を一緒に考え、必要なアプローチを提案したいと思っています。
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