人生に無駄なことはない：経験が言葉を本物にする

こんにちは、ディーキャリア大阪なんばオフィスの支援員Aです。

今日は「人生に無駄なことはない」という言葉の、私なりの見解をお話ししたいと思います。

あなたは「人生に無駄なことはない」派でしょうか？

それとも「人生に無駄なことはある」派でしょうか？

私は「人生に無駄なことはない」派なのですが、

人生に無駄なことはないとする理由は、

「経験が言葉を本物にする」と思っているからです。

どういうことかと言いますと、

離婚をしたことがある人とない人では、

「離婚」という言葉の重みがまったく違います。

離婚とは、一体どういう過程を経て起こるのか、

またそのときどういう気持ちになるのか。

これは実際に離婚を経験をしていないと分からないと思うのです。

プロデューサーの秋元康さんが人生で一番心にくる事をテレビで語っていたのですが、

それはお年寄りの方が人生を語るときだというのです。

80歳、90歳の方が人生を語るとき、その言葉のすべてに重みを感じる。

「人生ってのはさ…」その言葉のあとに何が来たとしても、

その人の人生が乗っている言葉になります。

無駄なことなどあるのか？

これは禅問答のようになってしまうかもしれませんが、

仮に無駄なことがあったとしても、

それは無駄なことを経験できたと捉えることもできるので、

「無駄」という言葉が本物になります。

私はスマホゲームに100万円ぐらい課金したことがあるのですが、

「スマホゲームに浪費」というものを経験できました。

だからスマホゲームに100万円突っ込むとどんな気持ちになるのかを

自分なりに説明することができます。

お金を騙し取られたこともありますし、

高額な絵を衝動買いしてしまったこともある。

みんな、後悔することのひとつやふたつあるでしょうが、

それらがすべてがあなたの言葉を本物にしてくれる経験です。

過去の上に立ち、生きるしかない

「戦争や災害、犯罪などすべてを肯定的にとらえることなどできない」

そういう人ももちろんいるでしょう。

そういう方に贈りたいのが漫画『ワンピース』の名言です。

それが「この戦争の上に立ち、生きてみせよ」という言葉（アラバスタ編より）。

戦争のあとに、後悔に打ちひしがれる人々にその国の王が語った言葉で、

「得たものなどひとつもなく、後悔することしかなくても、

過去をなかったことになど誰もできない。

この戦争の上にたち、生きてみせよ」と国民を鼓舞するのですが、

これがまさに現在を生きる我々には必要な言葉なのかなと思いました。

起こった過去にいつまでも後悔していても始まらない。

この過去の上に立ち、生きていくんだと決意する。

その決意が「人生に無駄なことはない」という言葉だと思うのです。

人生に無駄なことがあることなんてわかっている。

だけど、明日を生きるために「人生に無駄なことはない」と自分を鼓舞する。

その理由を私は「自分の言葉を本物にするため」と捉えています。

ここの理由はなんでもいいと思います。

過去の上に立ち、生きていくために一番しっくりする理由をそこに添えたらいい。

「人生に無駄なことはない」という言葉は、

どんなことが起ころうとも、その過去を乗り越えて生きていくんだという決意の言葉です。

だからこそ私は「人生に無駄なことはない」と断言したい。

極論、「人生に無駄なことはある」でもいいのです。

明日を生きるために、過去を乗り越えて生きていくために、

必要な言葉がほかにあるならそれでいい。

大事なのは「人生に無駄なことはない」とする理由です。

それは過去を乗り越えて生きていく理由になる。

「人生に無駄なことはない」という言葉は、

過去を乗り越えて生きるためのエールであってほしい。

これが私の見解です。

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