WAISとは何か。発達障害との関連について。part2
こんにちは。ディーキャリアITエキスパート田町オフィスです。
本日は、前回に引き続きWAIS(ウェイス)についてお話します。
前回の記事「WAISとは何か。発達障害との関連について。」も、ぜひ読んでみてください。
WAISはWechsler Adult Intelligence Scaleの略で、日本語では「ウェクスラー式知能検査」と訳されます。
現在は第4版まで出版されており、心療内科、精神科クリニックや病院、民間のカウンセリングセンターにて受けることができます。
前回のブログで、WAISについての概要と受けられる場所について説明しました。
今回お話する内容は、WAISの活かし方についてです。
WAISの結果によって、自分の得意、不得意を把握することができます。
検査後、対面でのフィードバック(検査結果を聞くこと)を、自分が納得できるまで聞きましょう。
検査機関、WAISの版(新しいもの)については、結果内容を書面に起こすことができない場合があります。
これは、情報漏洩防止や結果所見(紙媒体)のみが独り歩きし、誤解を招くことを防止するものです。
ですので、対面にて検査結果を聞くことがとても大切になります。
すでに、検査を受検し、手元に検査結果がある方についてご説明いたします。
WAISの結果は「言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度」という4つの指標得点にて分析されることを
前回のブログで説明しました。
また、検査それぞれについても、能力やスキルを確認することができます。
自分自身の能力を客観的に理解する指標となるのでデコボコが気になる発達障害の方は、
自己理解、特性理解の助けになることでしょう。
特に、就職活動の際に企業に自身の障害特性、配慮事項を伝える際に有用となる「ナビゲーションブック」作成においては、
WAISの結果を確認することで、自分の納得感や相手への説得力が向上することでしょう。
もちろん、障害特性についての自己理解、セルフケア(自身で障害特性について対処すること)ができればそれに越したことはありません。
WAISの結果は自身の障害特性を理解することを第一に、適切なセルフケアを行うことを第二に、
企業に配慮事項を伝えるためのツールとして活用することを第三にすると、上手な活用ができると考えられます。
ディーキャリアITエキスパート田町オフィスでは、WAISの結果を活かしながら、セルフケア、特性理解の訓練を行っています。
※WAISを用いた支援は有資格者(有識者)が在籍する事業所のみで受けることができます。
ぜひ1度、見学相談のお申込みをしてください。
文責 臨床心理士 鈴木
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