発達障害の特性と行動の切り替え

こんにちは。ディーキャリアITエキスパート田町オフィスです。

今日は、発達障害の特性やその傾向がある方の困りごととして、行動の切り替えが苦手という点について記載します。

みなさん、何か作業をし始めた時に、やめられない、止まらないことはありませんか。
例えば、本を読んでいて、ゲームをしていて、テレビを見ていて、声をかけられているのにもかかわらず、
反応ができずに相手に嫌がられてしまうことはありませんか。
あるいは、声かけには気づいているものの、目の前の作業から意識を他に向けられないこと、といった現象があげられます。

こういった、目の前のことに集中しすぎてしまうことを過集中（かしゅうちゅう）と言います。
自分１人の時間であるならば、存分に過集中できるのですが、家族と過ごしている方、仕事中に過集中だと、
対人関係に支障が生じてしまうこともあります。また、過度に疲れてしまうこともよくあります。

ADHDには、不注意という特性があります。不注意は、目の前のことに集中できずに注意が散漫になることですが、
過集中は、好きなことや得意なことならなおのこと、集中しすぎてしまうことを指します。

過集中への対処として考えられるのは、環境設定です。スマホのアラームやリマインド、スケジューラーを駆使し、
自分以外のツールで管理することが大事です。
人によっては、相手に指定した時間に話しかけてもらうことも有効でしょう。
また、見通しや予定を把握しておくことで、「〇時に何をする」「今日中に△△を終わらせる」等の予定管理もしやすくなります。
目の前のことに集中して作業できることは素敵なことですが、一方で、自分の周りの人々と円滑にやりとりすることも大切なことです。

自分も相手も気持ちよく、円滑なコミュニケーションを取りながら、過ごしていけるように工夫してみましょう。

ディーキャリアでは、自身の特性理解のための訓練や困りごとへの対処法を、みなさまと考えています。
ぜひ1度、見学相談のお申込みをしてください。

文責　臨床心理士　鈴木

◆───－- – – -お問い合わせはこちらより- – – – -－───◆
ディーキャリアITエキスパート田町オフィス
電話：03-6811-5818
メール：tamachi@dd-career.com
◆───－- – – – – – – – -－───◆