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【卒業生インタビュー #7】前職での限界、「配慮」を求めるのではなく「セルフケア」で乗り越える

【今回のストーリー】 長時間労働と人間関係に悩み、メンタル不調から休職・退職を経験したUさん(男性)。

「障害特性があっても仕事に繋げられる場所」を求めてたどり着いたディーキャリアITエキスパート田町オフィス。徹底的なセルフケアの確立に挑みました。

第一志望の企業から一発内定を獲得した背景には、配慮に頼らず自らのヘルプの発信とセルフケアという強い覚悟がありました。


1. 通所のきっかけ:限界を迎えた前職と「自力の限界」

支援員: Uさん、改めましてご卒業おめでとうございます!まずは通所を検討されたきっかけや、前職での課題について伺えますか?

Uさん: ありがとうございます。

前職はとにかく労働環境が厳しく、残業や休日出勤が常態化していました。

ただ、時間が長いこと以上に精神的にきつかったのは、仕事のためにプライベートの予定をキャンセルせざるを得ない状況が続き、「何のために働いているんだろう」と追い詰められてしまったことです。

さらに、自分自身の発達障害特性もあって、職場での人間関係を良好に維持するのが苦手でした。

周囲と思いが共有できず、理解してもらえないことが積み重なり、最終的にメンタルを病んで会社に行けなくなってしまったんです。

支援員: 当時は本当に限界まで一人で抱え込まれていたのですね。

そこからどうやってディーキャリアにたどり着いたのでしょうか?

Uさん: 「この先どうやって再スタートを切ればいいんだろう」と調べている中で、初めて「就労移行支援」という存在を知りました。

その中でも、自分自身で自覚していた発達障害の特性をしっかり勉強・克服できるカリキュラムがある事業所を探し、ディーキャリアを見つけました。


2. ライフスキル訓練:当事者同士のワークで見つけた「抱え込まない仕組み」

支援員: 最初はライフスキルコース(自己理解やメンタルケアを学ぶ基礎訓練)からのスタートでしたね。振り返ってみていかがでしたか?

Uさん: ライフスキルコースの訓練は自分にとって本当に有意義な時間でした。

リフレーミングやアサーティブ・コミュニケーションなど、メンタル面の解決に直結する知識を吸収できたのはもちろんなのですが、一番大きかったのはケーススタディやロールプレイングの機会です。

通所し始めた頃はコミュニケーション自体に強い苦手意識がありましが、他の利用者さんとお互いの悩みを共有し、「どうやったらうまく対処できるか」を一緒に考える訓練を重ねる中で、会話への不安が消えていきました。

支援員: 一人で解決しようとせず、みんなで考え合うプロセス自体が体験として大きかったのですね。

Uさん: はい、「一人で抱え込まなくてもいいんだ」と思えたことが、何よりありがたかったです。


3. ワークスキル訓練:未経験ITプロジェクトでの挫折と「成功体験」

支援員: その後ワークスキルコース(実践的な模擬業務訓練)へ進まれましたが、Uさんは未経験からIT分野のプロジェクトに挑戦されましたよね。

Uさん: 正直、最初は「自分はITに向いているんだろうか」という不安がありました。

前職が専門職だったこともあり、次の仕事でも専門性の高い知識を身につけたいという思いから挑戦したものの、プログラミング言語の役割を理解するまではかなり時間がかかりました。

ですが、オフィスのサイネージを開発・メンテナンスするプロジェクトに一員として入り、詳しい利用者さん・スタッフに教えてもらいながら実践ベースで手を動かしていきました。

支援員: 実際にコードを書いてみて、どう変化していきましたか?

Uさん: 自分が組んだプログラムが思い通りに動いた瞬間、「おお、すごい!」と目に見える達成感と感動がありました。

小さな機能を1つ作って動いたら、次はもう少し大きい部分に挑戦する。

そのステップアップを重ねることで、「自分にも適用できるんだ」という場慣れと自信に繋がりました。


4. 就職活動:「配慮不要」と言い切れるセルフケアの確立と内定

支援員: 就職活動の方向性や企業選定についてはどのような背景があったのでしょうか?

Uさん: ワークスキルコースでの特性検証を通じて、「企業に配慮事項を求めて守ってもらわなければ働けないわけではない」と気づけたからです。

セルフケアと自己管理さえ徹底できれば、十分にやっていけるという確信が持てました。

具体的には、2つのセルフケアを徹底しました。

1つ目は「物事の見方を変えて深く抱え込みすぎないこと」。

2つ目は「不安を感じたら、一人で悩まず第3者に相談して悪循環を止めること」です。

支援員: 自分の手綱を自分で握る決意ができたのですね、実際の選考はいかがでしたか?

Uさん: 面接は特別な場なので最初はすごく緊張しました。

ですが、スタッフさんに面接練習を週に5回ほど一気に詰め込んで付き合っていただき、「これだけ練習したんだから大丈夫」と自分を信じて本番に臨むことができました。

結果として、第一志望の企業から、内定をいただくことができました。

こんなに早く決まるとは思っていなかったので本当に驚きましたが、準備が実を結んで嬉しかったです。


5. 未来へのメッセージ:絶望の中にいる過去の自分と、迷っているあなたへ

支援員: 内定後も入社日を調整し、最後までコミュニケーションの訓練や特性検証を突き詰められていた姿勢がとても印象的でした。

最後に、過去の自分やこれから通所を検討している方へメッセージをお願いします。

Uさん: 通所前の自分は、「何のために生きてるんだろう」という強い絶望感や喪失感の中にいました。

でも、振り返って伝えたいのは「思ったほど人生に不安を感じなくても大丈夫」ということです。

ほんの小さなきっかけで、生きていてよかったと思える関係や居場所は見つかります。

就労移行支援という存在を知って一歩踏み出すのは勇気がいることだと思います。

ですが、現状を変えたいという思いが少しでもあるなら、恐れずにチャレンジしてみてほしいです。

ディーキャリアでなら、人生の方向性をガラッと前向きに変えることができます。


【担当スタッフ矢嶌より:インタビューを終えて】

Uさんは、日々の朝礼や訓練、発表業務、そして模擬業務に至るまで、常に誰よりも真摯に取り組まれていました。

クローズ就労の場合、選考に支援員が同席してフォローすることはできません。

事前にどこまで準備を突き詰められるかだけが勝負になります。

Uさんが見せた「徹底的な自己分析と練習で自分をコントロールする」という強い覚悟と努力が、第一志望の企業から内定という素晴らしい結果を引き寄せたのだと感じています。

新しい職場でも、Uさんらしくステップアップしていかれることをスタッフ一同応援しています!

◆───-- – – -お問い合わせはこちらより- – – – --───◆

ディーキャリアITエキスパート田町オフィス

電話:03-6811-5818

メール:tamachi@dd-career.com

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前回の記事はこちら

【卒業インタビュー#6】「特性」という言葉に縛られない。自分に「しっくりくる」場所を見つけるまで。

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  1. 【発達障害あるある】ADHD特性による無気力とは

  2. 【卒業インタビュー#6】「特性」という言葉に縛られない。自分に「しっくりくる」場所を見つけるまで。

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