大人の発達障害 自分に合った仕事の見つけ方
今回のブログで分かること
1.障害者雇用「みんなの就労フェスタ」の報告
2.自分に合った仕事の見つけ方について
①仕事と自分:4つの相性
②「やりたいけど、できない」の見極め方法
③「やりたくないけど、できる」を選択肢に入れる方法
1.障害者雇用「みんなの就労フェスタ」の報告
ディーキャリア大分オフィス他、就労移行支援事業所とともに障害者雇用企業説明会(就労フェスタ)をおこないました。企業11社様、参加者(当事者様)44名様ご参加いただきました。各事業所のブースでは、企業説明・質問・質問へ応える時間を20分程度、取らせていただきました。
参加者の感想として「質問にとても丁寧に答えていただけて、会社の中でどんな仕事に就くのかいろいろイメージできた」「(興味のある企業に対して)自分が思っていた職種以外にもいろんな仕事があることを知って、選択肢が広がった」など、企業の方とお話しができたようでした。就労経験がない方にとっても企業の方と話しをする機会となり「求める人材像」や「どんな仕事があるのか」を知る機会にもなったようです。またディーキャリア大分オフィスで今、就職活動をされている方は、企業研究や質問内容を表にまとめ、事前準備をしっかりおこない就労フェスタに望む方もいらっしゃいました。参加いただいた方々にとって、就職に向けた一歩になったのではと思っております。
自分がどのような企業に興味があるのか、それはどうしてなのか。自分に合った仕事、自分らしい仕事とは?就職活動をおこなうとき自分にとっての優先順位(価値観)をどうやって付けたらいいのか…など、悩むことが多いのではないでしょうか。
今回のブログでは自分に合った仕事の見つけ方について、一つの方法をご紹介したいと思います。
2.自分に合った仕事の見つけ方について
①仕事と自分:4つの相性
自分に合った仕事を考えるベースとして、とても分かりやすい図があるのでご紹介します。
①の枠はやりたいと思う仕事でなお且つできる仕事、②の枠はできるけれど、やりたくない仕事、③の枠はできないし、やりたくない仕事、④の枠はできないけれど、やりたい仕事を表しています。「自分に合った仕事」で考えると、①の枠のやりたいしできる仕事があれば第一候補になると思います。「やりたいな」と思えるし「得意なこと」や「強みを活かせる」仕事であれば、なお良しですね。それから④のできないしやりたくない仕事は、選択肢として省かれるかもしれません。
今回は「③やりたいけど、できない仕事」「②できるけどやりたくない仕事」について説明することで、自分に合う仕事の見つけ方をご紹介したいと思います。
本が大好きなAさんは本屋で働きたいと思い、就職しました。しかし実際の仕事で本を眺めたり読んだりする時間はなく、Aさんにとって苦手な業務である”書籍の分類分け”などの整理や、初対面のお客様からの質問にこたえなければならない場面も多く、レジの仕事もあり、Aさんにとって苦手な業務の方が多かったことに気付きます。Aさんは「本屋の仕事は自分には合っていなかった」と実際仕事をやってみることで痛感しました。
ただ「やりたい」と思っただけで、仕事を決めることはできないんですね・・・。
仕事には向き不向きがあるという言葉が示す通り、誰にでも「がんばったら(経験を積めば)できること」と「がんばっても(どれだけ経験を積んでも)できないこと」があります。それはやってみないとわからないことかもしれませんが、ある程度見極められる方法があります。下の図で見ていきましょう。
「がんばったら(経験を積めば)できること」と「がんばっても(どれだけ経験を積んでも)できないこと」に関して、見極めるために、まず自分が得意なこと苦手な事を、仕事ベースで把握しておくことが挙げられます。また自分が「やりたい」と思う仕事の内容を、具体的に知ることも大切です。苦手なことが多く含まれていないか、自分の強みが活かせる内容があるかどうかを丁寧に見ていきます。
ディーキャリア大分オフィスでは、ワークスキルコースという模擬業務をおこないながら、自己理解を進め苦手には工夫や対処法・配慮事項を考え実践していくというコースもあります。このコースの中で、「苦手」が単なる経験不足なのか、特性上の苦手なのか、またその苦手は配慮事項や自分でおこなう対処法や工夫で、求められる状態に達するものかどうかなど、検証していきます。
ディーキャリア大分オフィスでは企業体験や企業実習というカタチで現場を体感することができます。就職を見据えた実習や、職業体験を目的とした実習など目的に合わせて訓練の中に組み込んでいます。
また自己理解を中心とした大人の発達障害のある方に特化したテキストを用いて、実践的な訓練を行っています。ご自身の考え方のクセに気付くワークや、ご自身の体調変化に気付く方法等、「自己理解」について、詳しく丁寧に個別対応しながら進めています。
「やりたくないけど、できる」について例を見ながら考えていきましょう。
Bさんは人と話しをするのが苦手な営業マンです。面と向かって会話をすると目があったり、雑談するのが苦手だからです。着地点のない会話に混乱することもあります。しかしながらBさんの営業成績は社内でいつも上位です。努力家で何より商品の知識が広く、説明がとてもうまいからです。でもBさんは人と会わなければならない、とりとめのない会話をすることも多いこの仕事に辛さを感じ、「やりたくない」と思っています。
まずはBさんの強みを考えてみましょう。Bさんの強みは「説明することが上手い」「商品の知識が広いこと」そして「努力家であること」です。上記の図にある様にBさんの強みを活かす「職種や環境」を考えていきます。
例えば面と向かって話さなくてもよい商品の紹介をおこなう広報や、商品に関する相談や問い合わせなどの電話対応だったらどうでしょうか。或いはある程度話の内容が決まっているプレゼン担当や、新人への商品説明会の講師なども強みを活かせる仕事かもしれません。
ディーキャリア大分オフィスでは、自分と向き合うことで自分に合った仕事が腑に落ちてわかる、就職・安定した就労に向けての訓練をおこなっています。今日お伝えしたような内容以外にも、「仕事はしたいけど…コミュニケーションに自信がない」「前職と同じようなことが起こったらどうしよう」と不安や心配で、一歩踏み出せない方に向けて、コミュニケーションスキルやストレス対処法などの訓練もおこなっています。
自分に合った仕事選びに詳しく、就職や安定した就労のスペシャリストであるジョブコーチ(国家資格)や、自己理解を進める中で、自分と向き合うために必要なメンタル力をサポートする心理学の基礎に精通した社会福祉士、セルフコントロールをおこなう上でポイントとなることや、個々の身体の状態をアセスメントする方法などの医療知識と経験がある看護師など、根拠のある訓練とおひとりお一人に適切な訓練をアセスメントし、提供できる専門職のスタッフが、皆さんの就職をサポートします!!
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