大人の発達障害 ~「自分の意見が言えない」コミュニケーションエラーを未然に防ぐ方法~
コミュ二ケーションには3つのステップがあります。ステップの中に「相手に自分の意見を伝える」という段階があり、この実践を通して対人関係が紡がれていきます。しかし「意見を急に聞かれても答えられない」「相手の反応が気になって、きちんと自分の意見を言えない」「苦手な人や怖い人の意見に従ってしまう」ということはないでしょうか。相手とどのような関係性を築いていきたいのか、そのためにはどのようなテクニックがあるのかについてお伝えしたいと思います。
<ディーキャリア大分オフィスについて>
①発達障害の特性に応じた訓練プログラムを提供している、大分県で唯一の就労移行支援事業所です。
②発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD:アスペルガー症候群、適応障害など)のある方が、ご利用されています。
③大人の発達障害に専門知識のあるスタッフ(有資格者:ジョブコーチ、国家資格キャリアコンサルタント、社会福祉士、看護師、児童発達支援士、SSTスペシャリストなど)で運営しております。
ディーキャリア大分オフィス直通のお問合せフォームです。(リワークの相談、その他聞いてみたいこと:どんな訓練があるの? 具体的にどのようなスキルを身につけられる? オフィスの雰囲気は? 何歳でも大丈夫? スタッフはどんな人がいるの?…など、お気軽にお問い合わせください。
オフィス内の雰囲気が分かるインスタも是非、ご覧ください。
https://www.instagram.com/dc_oita
ディーキャリア大分オフィスの訓練内容など、(リワークについて、3つのコースについて、就職について等・・・お気軽にお問合せください♪ ディーキャリア大分オフィス直通のお問い合わせフォームはこちらです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://docs.google.com/forms/d/1E4udgs9AoKxrQlOtStriJPG0sbfX8NtDqx1NfuWZzbI/edit
電話やメールからも、お問合せ受け付けております♪
目次
1.他者からのラベリングの弊害
2.コミュニケーション3つの段階
3.「自分の思いや考え」を言葉で伝える
1.他者からのラベリングの弊害
大人の発達障害のある方の、離職原因として多くを占めているのが、対人関係(コミュニケーション)です。「相手に勘違いをされてしまう振る舞いや言動」に関しては、発達障害の特性から生じていることが、多くを占めているのではないでしょうか。自分の意識していない振る舞いや言動が、相手にどのように思われているのかについて、気付きづらい点です。(幼少期、学童期から療育を受けられた方はその過程で、振る舞いの練習や言い回しの体得などが、コミュニケーションエラーを避けることができる手だてとなっていることもあります。)(「自分のことが見えにくい」という点については、定型発達も発達障害がある方も同じだと言えます。)
この勘違いから「〇〇さんは、こんな人」というラベリングをされてしまことがあります。自分には悪気はなくても不快な言動だった場合「冷たい人」や「怖い人」「話を聴いてくれない人」「わがままな人」など、勝手に負のラベリングをされてしまう関係性になってしまう危険があります。
このラベリングが厄介なのは「自分には見えない」ということです。気づいたら孤立していた、仕事を辞めることになってしまったという結果に繋がることも・・・。他者からの負のラベリングは生活に直結してくる弊害なのです。負のラベリングをされてしまう関係性ではなく、お互いが尊重し合える関係性を築いていくためにはどうしたらよいのでしょうか?
2.コミュニケーション3つの段階
自分の状況や考え、想いや感情など、相手に伝える方法として一つご紹介したいと思います。まずはコミュニケケーションについて3つの段階を見ながら説明をしていきます。コミュニケーションには3つの段階があります。
第1段階:相手の話を聴く
第2段階:相手に意見を伝える
第3段階:互いの意見を検討したのち、具体的なアクションを起こす
3.「自分の思いや考え」を言葉で伝える
そもそも自分の考えや思っていることを伝えるのは、とても勇気がいることです。またお互いの関係性や環境(職場や苦手な環境下によっては「こわいな、怒られるかな」など、恐怖を感じるなどの、たくさんの負荷がかかる方もいらっしゃるかもしれません。
例えば意見を聞かれた時、急な対応が苦手な特性があり、答えることができず、黙っていたという状況を想定しましょう。自分の頭の中は一生懸命、聞かれたことを考えている、あるいは混乱してしまっている。しかし周りには「質問されたのに無視している」「怒っているの?」「何を考えているのか分からない」と勘違いされていしまい、このような状況が重なることでラベリングされてしまう関係性になってしまいます。
ではどうしたらよいでしょうか?
このような場面では「今、考えていますので少しお時間をいただけますか?」や「〇〇さんと同じ意見です」「急な対応が苦手で、今、考えをまとめております」など、自分の状況を相手にわかりやすく伝える必要があります。自分の状況を沈黙という手段ではなく、相手に伝わる言葉で伝えることはラベリングを避けられる方法のひとつです。
自分の状況を相手に伝える、自分の気持ちや感情、思い、考えを伝える必要があるとき、伝え方の方法として「アサ―ティブ」な技法があります。
アサ―ティブなコミュニケーションは、相手のことも「自分のこと」も大切にする/できる関係性です。コミュニケーション第1段階「傾聴」相手の話を聴いた後、否定から入るのではなく、相手の意見も大切にしながら、自分の考えも述べるというコミュニケーションの取り方です。アサ―テイブコミュニケーションを活用して、お互い自立した関係性を構築でき、自分を大切にできるといいですね♪
ディーキャリア大分オフィスでは、大人の発達障害の方のコミュニケーションの困りごとや、ストレスへの対処法などの訓練をおこなっています! 第1段階目の話しを聴くに対しては「傾聴」、第2段階の「自分の意見を伝える」に関しては「アサーティブコミュニケーション」、第3段階の「お互いの理解や意見交換」に対してはグループワークやペアワーク、主体性訓練などがあります。見学や体験も適宜行っていますので、コミュニケーションスキルUPや、「お互いに自立したよい関係性を築きたい」とお考えの方は、是非、お問い合わせください。お待ちしております!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://docs.google.com/forms/d/1E4udgs9AoKxrQlOtStriJPG0sbfX8NtDqx1NfuWZzbI/edit
電話やメールからも、お問合せ受け付けております♪
大分オフィスのブログ一覧
オフィス情報
大分オフィス
- アクセス
- 日豊本線「大分駅」府内中央口(北口)より徒歩11分
- 電話番号
- 097-536-7010