大人の発達障害~春バテ予防と自律神経を整える方法について~
大人の発達障害、健康管理のポイントのひとつに「自律神経のバランスを整える」ということが挙げられます。理由として交感神経と副交感神経のバランスをとっているリーダー的ホルモン、セロトニンの分泌が、発達障害のある方は少ないと言われているからです。自律神経が乱れることで、体調不良やメンタル面での不具合が生じてしまい、二次障害のリスクも高まってしまいます。今回のブログではそれを予防する方法とその根拠について、「春バテ」をキーワードに以下の順で詳しくご紹介していきたいと思います。
- 「春バテ」とは ・原因 ・具体的な症状について
- 大人の発達障害と自律神経について
- 自律神経を整える方法
- 「春バテ」予防法/克服法
就労に必要な体力の維持増進、安定して長く働くためには、健康管理を自分でできることが必要になってきます。ディーキャリア大分オフィスでは、そのために必要な知識や具体的な方法や訓練もおこなっています。「セルフケア」「自己理解」、体力トレーニングなどの訓練を通して、セルフケアコントロールを少しづつ身につけていきます。ディーキャリア大分オフィスの訓練内容など、(リワークについて、3つのコースについて、就職について・・・お気軽にお問合せください♪ ディーキャリア大分オフィス直通のお問い合わせフォームはこちらです。
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1.「春バテ」とは:環境の変化や気圧の変動により、日本では約9割の方が、からだと心にさまざまな不調を感じていると言われています。この春に生じる不調のことを「春バテ」と言います。
<春バテの原因> 日本の春はお天気が不安定で、低気圧と高気圧が安定せず、朝晩の気温の差も10度以上になることもあります。また日本の入学や卒業、就職や部署替え/移動、引っ越しなど、一斉に春におこなわれることが多く、生活環境の変化も著しいものがあります。自分自身に移動はなくても、周囲が変わることで自分の所属している共同体(家族・会社)のメンバーに変化が生じ、環境が大きく変わる場合もあります。例えば優しかった先輩が部署移動になった、仲が良かった友人が引っ越した、家族と同居するようになったなど。そうすると次のようなことが生じるリスクが高くなります。
<春バテの症状> 春は気圧の変動や1日における寒暖差に加えて、環境の変化などから、ストレスが高まる因子が揃っている季節ですね。ストレスにより自律神経の乱れが生じ、解消しない場合、春バテになってしまうということになります。春バテの代表的な症状は次の6個が挙げられます。次の一つでも当てはまれば「春バテ」になっている可能性は高いです。(日ごろから日常的にある症状ではなく、日中温かくなってから始まった症状として考えます。)「体がだるい」「やる気が出ない」「目覚めが悪い」「イライラする」「昼間眠たくなる」「夜眠れない」
2.大人の発達障害と自律神経について
大人の発達障害(ASD/ADHDなど)、健康管理のポイントのひとつに「自律神経のバランスを整える」ということが挙げられます。理由として交感神経と副交感神経のバランスをとっているリーダー的ホルモン、セロトニンの分泌が、発達障害のある方は少ないと言われているからです。(日本人は欧米人などに比べて、そもそも遺伝子レベル的に、セロトニンが少なく、30%と言われています。ちなみに欧米人は50%、アフリカ系の方は80%)自律神経が乱れることで、体調不良やメンタル面での不具合が生じてしまい、二次障害のリスクも高まってしまいます。まずは自律神経について特にバランス/調整の仕組みについてみてみましょう。
自律神経には交感神経と副交感神経という2つの神経があり、通常は互いにバランスとっています。しかし過度の陰性のストレスや外的要因(気圧や外気、気温差、急性疾患など)により、非常に乱れやすいという特徴があります。ヒトが生きていくうえで、交感神経も副交感神経も両方必要です。理由は互いに拮抗した作用があるからです。上記の図に示したことを一言で表すと、「交感神経は体が緊急事態に対応しやすい状態を維持している」とも言えます。緊急事態とはわかりやすく説明すると、交通事故や災害などで外傷を負い、「命の危険があるような場合、瞬時に体が自分を守ろうとして反応することで、アドレナリンなどが分泌物され、神経細胞が早急に全力で過活動になること」だと言えます。
反対に副交感神経は負荷が少なくリラックスした状態に傾くことで、「体を回復させるために適切な状態」だと言えるでしょう。
このようにヒトはある程度、交感神経が優位になり時間経過した場合(危険を脱すれば)、副交感神経に傾きバランスを取ろうとします。この時のリーダーが先程お伝えしたセロトニンになります。「そろそろ副交感神経に移行した方がいいよ、副交感神経の方にバランスとるよ」とリーダーとなり、バランスをもとに戻す働きをしています。
*セロトニンは太陽光を浴びて運動すること(体を動かすこと)で、分泌されます。運動習慣をもち日頃からセロトニンを活性化することも、春バテ防止には必要なことですね。
自律神経のバランスとることと、「ストレスを野放しにしないこと」この2つを行い、春バテを予防しましょう。ディ―キャリア大分オフィスでは、ストレスを野放しにしないために、ストレス対処について学び、訓練しています。
安定した就労のためにはセルフコントロール(体調管理)が必要で、特にストレス対処は体調管理には欠かせないことのひとつです。そのためにまずは自分にとって何がストレスになっているのか、なり得るのか、自分の傾向を把握し(自己理解)、自分に合ったストレス対処法を見つけ繰り返し行い、身に着けていきます。ストレス対処は1日してならずです!訓練を通して少しづつ、自己理解を深め自分にとってのストレス因やストレスへの対処法の傾向などを知ることができます。具体的な対処法も身につけていきます。例えば「リフレーミング」です。次の動画も是非、ご視聴ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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