大人の発達障害~生きづらさをアルコール以外で解決する方法の提案~
アルコールは特別好きというわけではないけれど、ストレスがあったり生きづらさを感じるとき、お酒を飲むことで対処している、また飲むことにこだわりがあり、慣習から抜け出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は大人の発達障害とアルコールの関係について、またアルコール依存症様行動や、その原因についてお話ししていこうと思います。また大人の発達障害の方のアルコール依存・アルコール依存様行動の特徴についてお伝えし、まずは慣習となってしまった飲酒からの離脱方法や飲酒以外の対処法についてご紹介したいと思います。
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ディーキャリア大分オフィスの職業指導員、看護師の秋元です。ディーキャリア大分オフィスについてご紹介します。
<ディーキャリア大分オフィスについて>
①発達障害の特性に応じた訓練プログラムを提供している、大分県で唯一の就労移行支援事業所です。
②発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD:アスペルガー症候群など・内部障害)の方が、ご利用されています。
③大人の発達障害に専門知識のあるスタッフ(有資格者:社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント、看護師、児童発達支援士、SSTスペシャリスト等)で運営しております。
④適宜リモートでの訓練参加もできます。
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オフィスの日頃の様子など、インスタでチェックできます。是非、ご覧ください!
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晩酌でくつろぎや癒しとして、たしなむお酒は“美味しいお酒”として、味わうことができますが、ストレスや不安から1人でアルコールを摂取し始めると、マイナス思考になりがちです。・・・同じアルコールなのに飲む理由や状況で、真逆の結果となります。お酒とうまく付き合っていけるように、大人の発達障害とアルコールの関係についてご紹介していきます。
1.原因と特徴
発達障害の方のアルコール依存は、アルコール依存そのものの特徴に加え、発達障害の特性も加わって複雑になっています。アルコール依存症のように「飲みたい!」「飲まずにいられない!」「我慢していると苦しい!」という状態とは少し違います。「飲まないでいられます」「普段は飲まないでも平気です」という方が多い。一見、依存的ではない様にみえる発達障害のアルコール飲酒について、原因と特徴を示しながら説明していきます。
①気が付いたら飲んでいた。
ある日突然 猛烈に飲みたくなる気持ちに襲われて飲んでしまう。「気がついたら飲んでいた」と振り返る方も多く、そのときの状態(なぜ飲みたくなったのか)を、全く覚えていない。その状況や気持ちを聞いても、「よくわからない・・・何となく」という答えが多い。”どうして飲みたくなるのか、どんなときに飲みたくなるのか”という原因は霧の中・・・。ですので「気づいたら飲んでいた」ことに対しては、なぜ飲みたくなるのかという原因から解決していくことは難しく、「飲みたい気持ちをどうやって我慢するか」などを、テーマに話しをしても効果がないと言えます。
②飲みたいわけではない
発達障害の方と飲酒問題の特徴として、ある日、突然飲み始める(やはり原因はよくわからない)、特に飲みたい気持ちが強いわけではないのに、一定量飲むまで止められないという「こだわりの問題がある」という特徴があります。決まった時間や量を飲酒しようとする。例えばワインを1本飲むまでは、途中で眠たくなろうが、気持ち悪くなって吐いてしまおうが、頑張って飲もうとする。あるいは「もう無理だ飲めない」と思ったら、残りを流しに捨ててしまうというように、”自分が決めた量にこだわる”という方もおられます。つまり「飲みたい」から飲むのではなく、自分のこだわりを続けるために飲むといった状態です。ここでも先ほどと同じで、”飲みたい気持ちをどうやって我慢するか”を原因と仮定して、話しをしても効果がないことになります。ではどうすればアルコールとの関係を健全なものにシフトできるのか。その方法については、2の対処法でご紹介します。
③ストレスに敏感
発達障害の方はその特性や特性から生じる環境的摩擦(対人関係、仕事上のトラブルなど)から、定型発達の方と比較すると、ストレス因となる事柄の多さ、回数の多さが単純にそして圧倒的に多いと推測出来ます。表題には「敏感」と書きましたが、発達障害の方がストレスを感じている事柄が、定型発達の方にとっては「敏感に思える」。ストレス間のずれがあるのだと思います。
④飲酒によるメリットが大きい
発達障害の方の中には、もともとの生きづらさがあり、非常に強いストレス下で緊張しながら生活をしている方もいらっしゃいます。飲酒の慣習により体調不良やメンタル面が悪化し、日常生活が保てなくなるけれど、慢性的に感じている不安や緊張感、過敏になっている神経が和らぎ、生きやすくなることが多い。つまり発達障害で飲酒の問題をかかている方にとって、飲酒しないメリットはほぼ見えない状況で、飲酒することのメリットの方が大きいと言えます。ですから飲酒しないメリットをお伝えし、ご理解いただいたとしても、問題解決にたどり着かないことになります。
2.飲酒以外の対処法について
そもそも飲む原因がはっきりしない、特性である「こだわり」から飲んでいる、飲むことのメリットのほうが大きい、という特徴を持つ大人の発達障害の方のアルコールとの付き合い方ですが、原因を追究することも飲まないメリットをお伝えすることも有用ではないとすると、どのような対処法があるのでしょうか。それは「飲むという生活スタイル(こだわり)を少しづつ変えていく方法をみつける」という対処法です。その次に「アルコールに変わる対処法を考えていく」という段階をとると、現実的な解決が見えてくるのではないでしょうか。(*このような段階的に断酒に取り組む方法は、いわゆる発達障害を伴わない「アルコール依存症」の方には向かないと言われています。「飲みたい」「人がのんでいるのをみるのもつらい」というアルコール依存症の方には効果が非常に低く、ストレスフルな状況におちいる断酒方法です。)
大人の発達障害の方にとって、「アルコールを飲むか飲まないかという問題よりも、日常生活の生きづらさのほうが大きな問題である」ということ、だからこそ日常の生きづらさに対して、対処法を持つことが大切になるのだと思います。
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生きづらさやストレスに対する対処法について、ディーキャリア大分オフィスでは3つのコース(ライフコース、ワークコース、リクルートコース)を通じて、より具体的で現実可能な自分に合った対処法を見つけることができるプログラムになっています。とくにライフコースでは「自己理解」からはじめて丁寧に訓練していきます。ライフスキルコースのテキスト目次です。主に自己理解とコミュニケーションスキルについて基礎から詳しく説明し訓練しています。
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ライフスキルコースについて、他にも聞いてみたいことなど、お気軽にお問い合わせください。
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