「ナチュラルメイクが分からない」大人の発達障害ビジネスメイクの手順,教えます!
現代の日本ビジネスシーンでは、顔色をよくしたり相手に好印象を持っていただくため、マナーの一環として、性別関わらずメイクを推奨している業界が多くあります。その際に「ナチュルメイクでお願いします」「ビジネスメイクでお越しください」という曖昧なことばで表現されることが多い「お仕事メイク事情」。発達障害の方にとって、とてもわかりづらい表現が多く、「結局、メイクどうしたらいいの?」と、悩んだこともあるのではないでしょうか。また時間の段取りやマルチタスクが苦手な方はメイクに割く時間もストレス因になってしまいがちです。何もしなくてもやり過ぎてもよくないと言われてしまうメイク、今回は時短を意識した発達障害の方の「お仕事メイク」について、その手順をご紹介していきたいと思います。
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ディーキャリア大分オフィスの職業指導員、看護師の秋元です。(20年間救急指定病院:急性期病棟・ER(救急外来)で勤務。看護師経験を活かし、利用者の「心身の健康」を支えながら、就職や就労定着に必要なスキルなどを、自分のペースで体得できる訓練を提供できるように心がけています。「社会の中で自立を目指す発達障害の方」にとって、就労移行支援事業所を利用しながら就労を目指すことは、就労定着するためには有用で、「社会の中で自立する」ための近道でもあると思います。「仕事をしたい」そう思ってここを訪れてくださったすべての方に、有意義な訓練(発達障害に特化したコンテンツ)を受けていただき、長く働くためのスキルと心身の健康を自己プロデュースできるノウハウをお伝えしています!
<ディーキャリア大分オフィス>
①発達障害の特性に応じた訓練プログラムを提供している、大分県で唯一の就労移行支援事業所です。
②発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD:アスペルガー症候群など・内部障害)の方々が、ご利用されています。
③専門知識のあるスタッフ(有資格者:社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント、看護師、児童発達支援士、SSTスペシャリスト等)で運営しております。
④適宜リモートでの訓練参加もできます。
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お待ちしております!
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メイクのベースは地肌! 地肌のケアは上から浸透させるという考え方と、中から作る(健康・地肌の育成)という考え方の2通りあります。今日は「ナチュラルメイク」を成功させるために必要な、「地肌ケア」特に「中から作る地肌の育成」について、元看護師の私が皮膚科の先生や形成外科・美容外科の現役看護師に教えてもらったプチ情報も交えながら、ご紹介していきたいと思います。
①地肌の育成
寝不足が続いたり、「最近疲れてるな」と感じるとき、鏡を見ると驚くほど顔が茶色(?)黄土色(?)になっていることはないですか。それは血流が滞っている状態で、とくに目の周り(目の下のクマ)に顕著に表れます。人に会うときは基本マスクをしていますので、顔で出ている部分、「眉と目」この2つの箇所は特にケアしたいところです。(目と眉についてはメイクの手順のところで詳しく説明しますね。)地肌の育成のポイント/方法は以下の3点です。
①イソフラボンで女性ホルモンを整える イソフラボンを適度に摂取することで、女性ホルモンが安定し肌にも良い影響があると言われていますが、その理由はイソフラボンの中に含まれている成分が、女性ホルモンのひとつエストロゲンと非常によく似た働きを持っているからです。(「コラーゲン」の生成を助け、潤いのある若々しい肌を保つ、細胞の新陳代謝を高め、肌や髪の毛の生まれ変わりを助ける)30歳ころにピークを迎えその後、徐々に低下していくエストロゲンですが、年齢に関わらず過度なダイエットや短期集中型のダイエットを繰り返すことでも、女性ホルモンはバランスを崩していきます。過度なダイエットよりも、からだを動かすことでカロリー消費をおこなうことをお勧めします。
「イソフラボンを適度に摂取」とお伝えしましたが、どの程度なのか示しておきます。例えば1日100㎖程度の豆乳を飲む。ヨーグルトを選ぶときには豆乳ヨーグルトを選ぶ、ハンバーグを食べたいなと思ったとき、豆腐ハンバーグにしてみるなど、代替できるかどうか考えてみることをお勧めします。冬であれば豆乳鍋とかおいしいですよね。さらに和食中心の食生活であれば味噌・醤油・豆腐・納豆等々、自然と摂れるのではないでしょうか。
②発達障害の方のメイク苦手原因
発達障害の方が「メイクが苦手」と感じてしまう原因は、その特性によって様々だと思います。メイクもおしゃれも、自分の思い通りにするのは大好き。でも「ビジネスメイク」や「ナチュラルメイク」と言われると、表現があいまいなため実際にメイクするとき、どういう風にすればいいのか分からない。それでメイクに苦手意識を持ってしまう、という方もいらっしゃるかと思います。(毎日おこなうメイクですから、ある程度のスキルや知識はある。けれども他のビジネスルール・マナーと違って、一般的に日本では、メイクについてきちんと教えてもらう機会は、とても少ないのが現状です。)発達障害者特性の原因、脳の一部に支障があるために生じる「発達性協調運動障害」による不器用さから、なかなかメイクを楽しむことができず、さらに苦手意識が強まってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「メイクについて具体的に教えてもらったことがない」「不器用さがあるため、メイクがうまくいかない」などの困りごとに対して、今回は実際のメイクの手順をご紹介していきたいと思います。
③ナチュラルメイクの手順
メイクは職種によって「暗黙の了解」として、望まれるメイクというものがあります。例えば食品や薬品を扱うような業種ではマニュキュア同様、まつげやアイメイク(瞬きにより粉などが商品・薬品に落ちるなどの理由)が、望まれないこともあります。また同じ接客業でも、業種のイメージで「さわやか」であったり「清潔感重視」だったり、あるいは客室業務員や美容関連のように「きっちりしたメイク」を求められる場合も。ここではいわゆる特殊な業務ではなく一般的な会社のイメージで、説明していきたいと思います。(一部特殊な職業に関しては、メイクについて決まりがあるかどうか確認してもよいかと思います。)
①洗顔 メイクはキャンバス(顔肌)のよごれを取ることからはじまります。”泡洗顔が良い”ということはよく聞きますが、その理由は「人の肌とくに顔面は毛細血管でおおわれているので、強くこすることで毛細血管がちぎれてしまうから」です。そのことで肌を痛めることはもちろん、肌の表面を不自然に紅くしてしまいます。キャンバス自体が赤みを帯びてしまうことで、「夕暮れメイク」になってしまいます。泡で優しくよごれを落としてあげてください。(*夕暮れメイクは、レッドやオレンジ/テラコッタカラーを使った夕焼けメイク(サンセットメイク)とは違います。ゴシゴシこする洗顔や必要以上の顔面マッサージや間違った顔面マッサージで、血流が滞り、顔全体が赤黒くなってしまい、目が落ちくぼんでしまう、その上にメイクを施した場合に称される。)
②保湿 よごれが落ちた顔(キャンバス)に、ある程度の保湿を行うことで「色付き」「発色」がよくなります。「保湿のコツは人肌に温めて使用すること」です。そうすることで「浸透率」がUPします。コットンで軽く押さえながら保湿でもよいのですが、その後顔全体を手のひらで包み込み、ゆっくり抑えるようにしみ込ませてください。このひと手間で「化粧のり」が断然違います。
③ベース 日焼け防止のクリームが配合されたベースがお勧めです。重ね塗り予防のためです。
ナチュラルメイクの成功は、このベースの色選び」にあります。いろいろな選び方があると思いますが、今日は形成外科・美容外科の現役看護師から聞いたベースカラー選びをご紹介します。顔の色(イエロー系やピンク系かなど)で選ぶ方が多いと思うのですが、ナチュラルメイクのお勧めは「首の色味に合わせる」です。少し明るすぎる印象ですが、人は顔だけをみるのではなく顔を見るとき、「肩から上」「首から上」が一緒に目に入ってくるものです。首と顔色が同じであることは、違和感を取り除き、ナチュラルメイクを成功に導きます。ここまでできれば、メイクの7割は完成しています。あとは整ったキャンバスに描いていくだけです。ベースカラー選びですが、テスターを少し首につけてみるとよくわかります。(手の甲に塗って確認する方が多いと思うのですが、手の甲は顔よりも日焼けしていますので”濃くて暗い色味”になってしまいがちです)早塗りできれいに見える方法ですが、聞き手の中指(安定します)で頬の1番高いところから始めます。そこから外に広げるようにメイクしていきます。
ベースの上にお好みのファンデーションをのせてください。軽く抑える感じです。
④アイブローメイク 眉毛は特にマスクを装着する生活では、人と対面したとき相手に非常に強く印象に残ります。アイメイクと同様、時短でうまく描く方法をお伝えします。眉の形で眉の描き方は微妙に違ってくるのですが、ここでは失敗が少ない方法をご紹介します。
右眉・左眉1段階づつ交互に行うと、右と左の位置が同じになり、一つづつ仕上げるより時短でできます。
⑤アイメイク アイメイクは眉色でベースに色を決めます。髪色に合わせた眉色→眉色に合ったアイメイクのベースカラー、もう一つ「眼球の色」も加味します。(カラーコンタクトを使用される場合はそのカラコンの色に合わせます。)日本人の場合、黒かこげ茶、薄いあめ色の、おおよそ3種類に分類できるかと思います。ここでは3つに共通して使え時短を実現できる色遣いと、その手順を時系列で示しておきます。
リップメイク マスク生活では、リップメイクは唇を清潔に保湿できるもので、十分かなと思いますが、今回は「ビジネスメイク」ということで、リップメイクについても、最後、簡単にご紹介しておきます。口紅ですが、くちびるの色がもともと肌色に近い方はそのまま、リップメイクをします。指の腹で唇をおさえながら色を軽くのせていく感じです。(中指が安定します)リップ用の筆やペンシル型はつけすぎてしまいますし、かなりの技術が必要となります。唇の外側に1㎜ずれるだけで唇の形が変わってしまい、不自然さから「濃いメイク」「派手」な印象になりがちです。唇の色が赤みを帯びている方、色がしっかり出ている方(血色の良い唇)は、その色にできる限り近い色を使用してください。くちびるの色は真ん中が1番濃いので、真ん中に少し載せてみてください。鏡から30㎝程離れてみた時に、くちびるが浮いて見えなければOKです。浮いて見えるときは色味をその色より薄い色に変えてください。またくちびるは赤系の色だけど、オレンジを使いたいなど違う色をのせたいときは、一旦くちびるに肌ベースをのせます。「くちびるを肌色にしてから、のせたい色をつけていくことをお勧めします。そうすることで唇だけ浮いた印象を避けられナチュラルメイク」となります。今はマスクをしているので、リップメイクはあまり完璧にする必要はないのかもしれませんが、ビジネスシーンではリップメイクも欠かせないことなのでご紹介しました。
ビジネスメイクについて今回は「ナチュラルメイクの手順」をご紹介しながら、説明していきました。まつ毛やチークについては省きましたが、参考にしていただけることがあれば幸いです。最後まで目を通していただきありがとうございました!皆さんの出勤前の時間をできるだけ余裕のあるものにできたら、メイクするときの迷いや「嫌だな」「苦手だな」という気持ちを、少しでも明るくなれるヒントがあったら嬉しいです。
ディーキャリア大分オフィスでは、ビジネスルール・マナーについて専任のスタッフが担当し、訓練を行っています。ビジネスにおける「カジュアルスタイル」など、曖昧な表現で示されることが多い服装についても具体的に説明しています。
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