地域の障害者支援の中核「基幹相談支援センター」ってなに?
こんにちは。ディーキャリアITエキスパート田町オフィスの鈴木です。
今回は地域の障害者支援の中核を担っている基幹相談支援センターについてご紹介いたします。
基幹相談支援センターってなに?
基幹相談支援センターとは、障害のある方向けの地域の相談支援の総合的な窓口です。障害者総合支援法により規定されており、2022年4月現在、全国の市町村の半数である1100箇所に設置されています。
基幹相談支援センターは障害者向け福祉サービスの中核を担うポジションなので、地域全体の相談支援をまとめているのが特徴です。何か福祉サービスを利用したいけれど、どこに相談したらいいかわからない方は、始めはお住いの地域の基幹相談支援センターに頼るのがいいかと思います。
注意点として基幹相談支援センターは「地域での支援」を大切にしているので、他の区内のサービスの紹介などはされませんので、他の区内のサービスに関心がある場合は、直接該当の施設へ相談しに行くのがよいと思います。
どんな人が働いているの?
福祉サービスには人員配置というものがあり、サービス提供内容に応じて、どんな資格を持っている人が何人働かなければいけないという規定があります。ただ、基幹相談支援センターにおいては人員配置の基準が特にないので、多種多様な相談員の方が在籍されています。国家資格でいうと社会福祉士、精神保健福祉士、保健師の資格を持った方。また、保育士や社会福祉士などの資格や、一定の実務経験があるうえで「相談支援従事者初任者研修」を修了しなければならない、相談支援専門員の資格を持った方がメインで相談支援にあたっています。
実際に基幹相談支援センターに行ってみました!
先月、区内にお住いの利用者と一緒に基幹相談支援センターに相談に行ってきました。今回の目的としては①グループホームを探していただく②特性にあった就職先としてどんなところがあるのかご助言いただくの2つを目標にして訪問しました。
基幹相談支援センターに訪れる際には事前にお約束をとっているとスムーズにご対応いただけますし、事前にご自身の障害に関することをお伝えできるので、当日のお話をより具体的にできます。
まずは①のグループホームに関してです。
グループホームは通過型、滞在型と種類があり、住み方もアパート型やシェアハウス型などさまざまな形態があります。グループホームによっては精神疾患の方のみを受け入れているところもあれば、知的障害のある方もいらっしゃるなど多種多様です。まずはご本人の生活面での困りごとや障害特性を共有することによって、どんなタイプの暮らし方や支援方法が合っているのかなどのご助言をいただきました。具体的にいくつかの事業所をご紹介いただいたので、個別で連絡をして見学をすることになっています。
②の特性にあった就職先としてどんなところがあるのかに関しては、大田区内の企業さまの特徴ももちろんですが、「こういった職種がいいのでは?」「こういう配慮をもらってみたら?」など具体的なアドバイスをいただけます。第三者からいただいた意見をもとに、ディーキャリアで作成しているナビゲーションブックに落とし込みをおこないました。
ナビゲーションブックに関しては下記のブログをご参照ください。
発達障害のある方の取扱説明書(ナビゲーションブック)の作り方
就労移行支援事業所に通われる方はさまざまな福祉サービスと繋がりを持った方が多いので、各地区の基幹相談支援センターの方と連携を取りながら支援をすることで、よりその方にあった支援の提供ができると考えています。
実際に行った方のお話をあげましたが、相談に支援員が同席することも可能です。ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。
文責 就労支援員 鈴木慧南
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