プログラムの中にプログラム?(2)
(この記事は前のブログ記事の続きです)
さて、ある時、考え方自体を変える必要がある・・・と思うことがありました。
こんにちは。ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスの志村です。
その経緯を少し初めに紹介します。
わたしが昔、BASICでプログラムを書いていた頃、雑誌を読んでいてパソコンで動く「コンパイラ言語」を知りました。
Turbo Pascal(ターボ・パスカル)
という言語です。
これを使うとこれまで書いていたBASICプログラムより高速でプログラムが動作します。
ちょうどその頃、パソコンにOS(オーエス)が導入されるようになりました。
最初に出てきたパソコン用OSをCP/M(シーピーエム)と言います。これは8bitパソコン向けの本格的なOSでした。
でもわたしが最初に買ったパソコンは日本電気(NEC)のPC9801Fという16bitパソコンだったので、残念ながらCP/Mは動かないのです。
そこでCP/Mを作ったデジタルリサーチ社は16bit版のCP/M-86を作って対応するのですが、マイクロソフト社がいち早くMS-DOS(エムエスドス)を市場に投入していました。
マイクロソフトのMS-DOSは発売のタイミングが良かったのですね。
新型の16bitパソコンにはMS-DOSだということになった。時を同じくしてIBMが投入したIBM-PC(これも16bitパソコンです)には最初からPC-DOS(IBM-PC版のMS-DOS)が搭載されました。
MS-DOSはUnix(ユニックス)というOSに似た操作性のOSです。Unixは当時出てきた、中小型コンピュータ用のOSで、既存の大型計算機用のOSとは違う新しい考え方のOSです。
MS-DOSは初心者にも使い易いOSでした。
そのため、新しいパソコンを使いこなすにはMS-DOSが必要でした。そして、このMS-DOS上でTurbo Pascalが使えるのです。
スゴイ。これはスゴイ。
これからは、絶対にMS-DOSとTurbo Pascalだと思いました。
これはわたしにとっては一つのブレイクスルーでした。
プログラミングをBASICからPascal(パスカル)に変える訳です。
Pascalは構造化プログラミング言語です。
プログラミングの考え方がそれまでとは違います。
正直言うと、なんだかちょっとわかりにくいのです(苦笑)
でも、米国の大学ではプログラミング教育をPascalでおこなうのだといいます。
それで・・・勉強しましたよ。
そうしてTurbo Pascalで作ったプログラムを動かすと・・・実際、スゴイ。速い。
コンパイラ言語は処理が速いのが特徴です。
構造化プログラミングとPascalコンパイラの実力を垣間見た・・・と思いました。
(続きます)
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