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地味にスゴイ・・

1年もディーキャリアで職業指導員やってると・・

スゴイなぁって思うこと、
あるんですよ。

こんにちは。ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスの志村です。

ITエキスパートはITの訓練、特にWebシステム開発の訓練を利用者に提供します。

利用者は特性、障害をもっている人たちです。

みんな分かっていますね(^o^)

いろいろな人達が利用者としてやってきます。

年齢、性別、これまでの経験も、それぞれ違う。

コミュニケーションに苦労するような特性の人達が多いですね。

だから、ライフスキルの訓練で就職してから会社の人達と上手くやっていくことを学ばなくてはいけません。

その上でワークスキル訓練としてITを学びます。

今どきだからWebシステムが良いだろうとディーキャリアは考えていて、同時に利用者の皆さんもそこに惹かれてやってきます。

未経験の人達もいますからね。未経験からITを学ぶってなかなか大変なのです。

どんな事をするかはね、またいつか紹介しますけれど、最近わたしが感じたことを紹介しますね。

・・・

ある利用者に言ってみたのです。

その利用者は既にIT企業に就職が決まっていて、4月に入社なのです。

この話をしたのは昨年12月下旬で、彼は入社の準備したり転居したりで、まあ忙しいのは忙しいのですけれど、ITの訓練はほぼ終わっていて時間があるみたいです。

「何か・・・やったらいい事・・・ありますか?」・・・みたいな様子で、手持ち無沙汰(笑)にしていた。

それでね、利用者が通所する時にスタッフにその状況が分かって、さらに通所実績とか、もっと詳細に分かると後から分析もできて良いよねと話をしました。

通所というのは会社で言えば「勤怠」のようなもので、ただ単に ”ディーキャリアに通う” という単純な話でもないのです。

就労支援事業所にどれだけしっかり「通所」できているかは、就職した後、どれだけ安定して「通勤・勤務」できるかと同じような意味を持ちます。

週5日しっかり通所できたら、企業も安心して採用できますね。

だから、利用者に「安定した週5日の通所」が大事なのだよと、教えます。

それがちゃんとできているかをスタッフ(支援員)は的確に知りたいし、そうすれば通所の促しも、より上手にできる。

まずは利用者が実際、何時にオフィスに到着するのかを把握したい。

当日の朝になって、何か理由があって遅刻するとかお休みすることがあるなら、連絡がほしいじゃないですか。

ディーキャリアにやってくる利用者には、この連絡がなかなか難しい人達も多いのです。

「連絡は電話で・・」とか、「slack(スラック:ディーキャリアで使っているメッセンジャーアプリ)にメッセージ入れて・・・」と、お願いしてあるのです。

でも、なかなか連絡がうまくできない。またスラックの連絡は利用者ごとにチャンネルが別々になっているから、たくさんあるチャンネルの中から探さないといけなくて、直ぐには分からない。

「スマホから簡単に連絡を入れられて、その連絡がリアルタイムに情報として送られてきて、スタッフが直ぐに分かるようになると、利用者の皆さんへのスタッフの対応がうまくできるのだけれどな、そんなの作れない?」

「ついでに企業でよくやっている、スマホかカードをリーダーにかざしてその時の時間を実績としてとれたら、実際の通所や退所の時間を記録できて、後で実績管理も出来る。そういう『通所管理システム』があると良いんだけれど。」

言うこちらはいい加減なもんです(笑)

「ちなみにお金はあまり掛けたくない。カードリーダーを買うくらいは仕方ないけれど、後はコストが掛からないといいなぁ」

・・・なんて、勝手なことを言ってみたのです(苦笑)

オイオイでしょ。(笑)

・・・

はい。それで、これね・・・できましたよ。

話をした利用者と、実際はもう一人別の利用者にも手伝ってもらってね・・・。掛けたコストはカードリーダーだけではさすがに収まらなかった。

カードリーダーを接続してカードを読み取るシステムは、Raspberry Pi(ラズベリーパイ:シングルボードコンピュータ)が必要で、後はNFCカード(NFCチップ)を買わないといけなかった。カードをかざした時に音を鳴らしたいから、スピーカーも買いました。多分、今後、ラズベリーパイのシステム用に小型のモニターとキーボードとコンピュータボードを入れる筐体(箱)も買うことになるでしょう。

利用者がスマホから連絡をするところは、Google クラウドサービスのアンケート機能とGoogle Apps Sprict(グーグル・アップス・スプリクト)を使って、そこからスラックに連携して、Googleアンケートで入力した連絡内容を元に、スラックの決まったチャンネルにリアルタイムにメッセージが入ります。

ちなみにGoogleカレンダーとも連携して、利用者ごとの通所予定時間を取り出して、一緒にメッセージをスラックに入れます。さらに、この情報はGoogleスプレッドシートに適時記録されます。

この部分を最初の利用者が作ってくれた。

利用者が通所してきたら、渡してあるNFCカードをリーダーにかざすと、通所時間がGoogleドライブのスプレッドシートに記録されます。退所の時もリーダーにカードをかざして、それがスプレッドシートに記録される。

こっちはシングルボードコンピュータのラズベリーパイのことを知っていたもう一人の利用者が作ってくれました。Googleスプレッドシートに書き込むにはプログラムを組まなくてはいけなくて、そこは彼が Python(パイソン)でプログラムを作りました。

これでスタッフは、急に遅刻や欠席する利用者からの情報を、決まったスラックのチャンネルを見たり、Googleスプレッドシートを見ることで直ぐに分かります。

実際の通所・退所時間もGoogleスプレッドシートに記録されますから、後でこれを分析して、それぞれの利用者に時間管理のアドバイスができる。

それで最初のシステムは、今後の管理を考えて GitHub(ギットハブ)に Organization(オーガニゼーション)を作って、このシステムを扱うメンバーをそこに招待して登録した。

これでみんなでメンテナンスできます・・・・だって。

ふ〜ん、ちょっとわたしでも直ぐについていけなかった。(苦笑)

どう、なかなかでしょ。

企業が随分なお金をかけて導入する「勤怠管理システム」みたいなものを僅かなコストを掛けて、利用者が作ってくれたのです。

利用者からしたら、ちょっと面白いテーマでシステム作ってみて、彼らのポートフォリオ(制作実績)にもなるし、この開発体験が将来役立つこと間違いない。

作ったものはね・・・特別目新しいとか、派手に見栄えが良いとか、そういうものではないので地味ではある。

これに関わったのは、利用者が二人、わたしとスタッフがもう一人。

言い出しっぺで、本当であれば技術的に後押ししないといけない、IT担当職業指導員のわたしは・・・実は1月の初めにラムゼイハント症候群という病気で入院して、その後も自宅療養。2月の中旬までは不在の状態でした。

少々無理して痛みをこらえ、2月半ばに出勤してみるとね・・・このシステムをどう作るかを決め、実際にある程度のモノは既にできていた(笑)

作るスピードがね・・・速い。たいしたものだ。

うん、地味に・・・スゴイ。

わたし抜きで、これ作ったのね。いや、あなた達、スゴイね。脱帽です。

Googleアカウントに紐付きの無料のGoogleサービスをうまく使っています。それとslack(スラック)とを連携した。更にRasberry Pi(ラズベリーパイ)を使ってカードリーダーを制御してる。

近々、このシステムとは別のユーティリティプログラムをExcel VBAで作ってくれている別の利用者にお願いして、各利用者ごとの通所予定をExcelのデータからGoogleカレンダーに連携できるようにしてもらい、実際の実績との比較分析もしようと思っています。

どう?なかなかのモノでしょ(^o^) ウチの利用者たち。

ここに紹介した3人の利用者たち・・・と、もう一人のスタッフ(IT業界未経験)はね・・・プロでやっていけると、わたしは思っています。

実際、一人目の利用者はIT企業に内定。二人目の利用者は愛知県庁に入庁が決まっています。多分、三人目の利用者も良いところに決まるだろうなぁと思いますね。

とりまとめた「もう一人のスタッフ」はわたしが鍛えます(笑)

素養は十分ですから、少し鍛えたら、わたしが居なくなってもウチは大丈夫・・・と、こうなりますね。

はい、そういうことで、わたしはもう少し頑張って、ディーキャリア名古屋丸の内オフィスにいますね。(^_-)-☆

どうぞよろしく。


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