オフィスブログ

プログラミング、はじめの一歩・・・

コンピュータのプログラムと運動会のプログラムはどこが違う・・・と思います?(笑)

こんにちは。ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスの志村です。

どちらも「プログラム」です。

”すること”を順に書いてあります。

運動会のプログラムはこんなふうに書いてあります。

  1. 開会式
  2. 1年生 徒競走30m
  3. 2年生 徒競走50m
  4. 6年生 組み体操

”時間”が書いてあるかもしれませんね。
9:00〜9:30 開会式
とかね。

運動会のプログラムは、書いてあることが順番におこなわれます。それで・・・書いてあることはちゃんとやります。やらないことは普通はない。

でもね、雨天の場合はどうでしょう。1から3までをまずやるじゃないですか。

次は4番目の「6年生 組み体操」なんですが、そこで雨が振り始めた。今までグラウンドでやっていたのですが、グラウンドは雨でぬかるみ始め、ちょっと雨も降り止みそうにない。

「中止だろうか・・・」誰もがちょっと考えます。

中止だと4以降は”やらない”ことになります。

でも、みんな楽しみにしていた運動会を簡単に中止にはできないと、先生たちは思って・・・
「雨天の場合は、体育館でおこなう」
というルールを適用します。

4番目の「6年生 組み体操」の直前に、「雨天の場合」という条件を適用して、その時はそれ以降のプログラム内容を「体育館で実施」に変える訳です。

配布されたプログラムの紙には、端っこにちょっと書いてあっただけかもしれません(笑)

「雨天の場合は体育館で実施」

雨が降るかどうか、どのタイミングか分からないので、雨が降るかどうかを常にチェックです。

「雨が降る」という事象(イベント)が発生したら、グラウンドから体育館に移動です。

(ん?これってイベント駆動・・・ですね・笑)

さて、「1年生 徒競走30m」と書いてあるのですが、1年生は全部で60人います。1回の競走では6人ずつ走ることになっている。コースが6コースある。

先生が子どもたちを6人ずつ並ばせ始める。10列ができました。
最初の6人がまず走るのですが、スターターピストルを持った先生が「位置について、ヨーイ」の掛け声の次にピストルを撃つ。子どもたちがスタートする。

この部分の細かなやり方は、配布されたプログラムには書いてないのですが、実は先生たちは別紙をもっていて、そこに「徒競走の実施方法」として書いてありました。

それで担当の先生は、
「徒競走の実施方法(1年生、30m)」という内容でこれをおこないます。

2年生の場合は、「徒競走の実施方法(2年生、50m)」になりますが、やることはちょっと変わるのですが、基本は同じ。

(これって関数(function)の適用で、引数をもってますね・笑)

それで「徒競走の実施方法」の紙では、最初に書いたように、

  • 6人ずつ子どもを並ばせる
  • 何列になるかを確認して、スターターの先生に知らせる (スターター担当の先生は、何回スターターピストルを撃つことになるか、それで分かります)
  • 「位置について、ヨーイ」で、スターターピストルが撃たれる

これを列の数だけ繰り返す。全部の生徒が走ったのを確認したらおしまい。最初に確認した列の数だけ繰り返したらよい。

(これってループ処理(繰り返し処理)でしょ・笑)

生徒や保護者の皆さん、観客の皆さんに配布されたプログラムの紙には全部は書かれていないのですが、全部書いてない方が分かりやすい。

詳細は別の紙を見ると分かります。

詳細の別紙が「入れ子」になっていて、詳しくは別紙を・・・と思って見たら、その中に、もっと詳しくは別紙を・・・と書いてあったりする。苦笑

(これって、構造化プログラミングの考え方です)

どうでしょう。みなさん、運動会のプログラム、作れます?

似たようなイベントのプログラムを作ったことある人、結構、いるのじゃないですか?

この「運動会の実施」を関係者みんなが間違えずにできるようにするには、結構、細かなことを決めておかないといけない。

どのプログラム内容の担当者は誰だとか、誰が誰に何を伝えるとか・・・。

使用する道具は何で、どこに置いてあるから持っていくとか・・・終わったら元の場所に戻しておくとかね・・・。

どんな事が必要になるか、想像力を使って、色々なことを想定しておく。

どういう場合は、こうする・・・みたいなね。

これが出来る人は、コンピュータのプログラムが書けます。

だって、同じだもの。

同じだって分かりました?

コンピュータのプログラミングのはじめの一歩はね・・・運動会(何かの催しもの?)のプログラム、実施方法を書くことです。(^o^)

実はもう一つ、分かりやすい例があって、料理を作ることです。

料理を上手に作る人は・・・コンピュータのプログラムが書ける。

あなたのお母さんは、コンピュータのプログラムが書ける。

お父さんもかもしれないですが・・・笑

料理の場合はどうなのか・・・そのうち、また記事にしますね。

それでは、わたしはディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスにいます。よろしくです(^_-)-☆


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