今や、インターネットは一般用語ですね。
通信と言ったら「インターネット」だと、すぐに思い付くくらい、インターネットは世の中に普及しましたね。
まあ、それで良いのですが(笑)
こんにちは。ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスの志村です。
わたしがパソコンで最初に通信した時は、電話回線を使う「パソコン通信」でした。
モデム(modem)という通信機器を使います。電話回線はアナログ回線でしたから、デジタル信号を使うパソコンから信号を送るには、
デジタル → アナログ
の変換をしないといけません。逆に電話回線を通ってきたアナログ信号をパソコンに取り込む時に、
アナログ → デジタル
の変換をします。これを変調すると言います。このアナログとデジタルの相互変換ができるのが、モデムです。modulator(変調器)とdemodulator(復調器)のそれぞれの頭のところ(mo- と dem-)をつないだら、modem(モデム)になります。(^o^)
このモデムをパソコンと電話回線の間に挟んで、電話回線を通して通信してました。
当時の電話は従量課金制(何分使ったかで、支払い金額が決まる)なので、長時間の通信はとても高くつきます。
今と随分違いますが、通信は短時間で、手短かにおこなう・・・というのが重要でした。
通信では、信号を送り受け取る2カ所の地点を通信回線でつなぎます。電気信号(または光信号)を送りますから通信ケーブルが2カ所の地点をつないでいる必要があります。
科学技術は軍事技術の発展と共に進歩するということが言われますが、実は通信技術も軍事技術と密接に関係しています。
今、A、B、C の3地点での通信を考えるとします。3地点で通信するためにはそれぞれが通信回線でつながっていないといけない。
戦時にね、敵から攻撃があってA~Bの間の通信回線が切断されてしまったとする。
そういう時にAからBに通信したいとすれば、A→C→B として地点Cを経由して通信すればいい、 ということに気が付きますね。
これを自動的にする通信システムを考えたのです。
地点Aと地点Bと地点Cのそれぞれにコンピュータと通信機器(ルータ)がおいてあって、どの地点と通信ができるのか、情報をデータとして持っている。
地点AからBへ通信しようとしたら、どうもつながらないということが分かった。すると自動的に地点AからCへ通信して、Cでは受け取った情報をBに通信する。
地点AからBに通信内容が送られます。インターネットとはこういう通信です。
インターネットの仕組みの大本は2つあります。
一つはデータを小分けにして送る。受け取った先でつなぎ合わせて元のデータにします。「パケット通信」といいます。
もう一つは送る宛先情報を持っていて、送信元の地点(通信のポイントをノードといいます)から、つながっている別の(近くの)地点(ノード)にパケットを送る。送られた地点にも何処につながっているかの情報があるので、別の(近くの)地点にパケットを送る。「ルーティング」といいます。
ルーティングのために、それぞれの地点(ノード)にはルータがあって、ルーティングテーブルという宛先情報を持っています。ルータはルーティングテーブルの情報を元に最適経路を導き出して、次のノードにパケットを送ります。
パケット通信は通信の効率化を目的に使われます。
データを小分けにしているから一つのパケットが通信回線を占有する時間は十分に小さい。それに別のデータのパケットも並行して送られるので、待ち時間も少ない。
元々のデータを分割したパケットは複数あって、それらは別の経路を通って送られることもあります。バラバラになっていますから、空いている通信経路を上手に使えて、どこか特定の通信回線に掛かる負担を軽くすることができます。
ルーティングによって、通信経路はルータ間で独自に決められる。独立したルータが通信経路を決める処理を行うので、負荷分散されている。
送り先は分かっているけれど、適切な(次の)ノードを割り出して、そこにパケットを送り出せば、後は次のルータが担当してくれる。
バケツリレーのようなイメージです。
この方式を遂行するルータ(インターネットの通信機器)が、世界中のあらゆる地点に多数存在していて、それぞれが通信回線でつながり、網状にネットワークを展開している。
World Wide Web((ワールド・ワイド・ウェブ、略名:WWW))という言葉を聞いたことがありますよね。
この仕組みは米国の軍事技術のアルパネット(ARPANET)を元に作られました。
世界中に独立したルータがあるというのがポイントです。ルータを持っている組織(企業、大学、研究施設、国家政府など)がそれぞれのルータを管理しています。どこかが全体を指揮統制して管理しているという訳ではありません。独立しています。
これがインターネットです。
インターネットを利用する人、組織は、この仕組みとデータ(パケット)を送り出す隣のルータ(ノード)を「信用」している。
お互いが信用しあって、データを送っています。
自律分散型のシステムです。
スゴイねぇ。
世界は相互に信頼しています。ただ、注意は払っていますが(苦笑)
インターネットは公的(パブリック)なネットワークです。
通信回線は元々、その所有者のもので、通信はプライベートなものでした。
21世紀になってパブリックな通信が出現した。
ユーザーは自分のPCやスマホ、いろいろな機械をこの通信回線網につなぐところまでコスト(お金)を払えば、後は(基本的に)無償でこの巨大なネットワークを使うことができます。
技術の進歩が人類に貢献している(実際に利用できるのです)ことの一つの例です。
感謝して使おうと思いますね。
インターネットの仕組みを考えた人たち、天才です。
さて、でも「タダ(無料)より高いものはない」という言葉もちょっと頭の片隅においておかないと・・・イケナイです。
便利な世の中の「仕組み」を知っていないと、どこかで足をすくわれるかも・・・(苦笑)
勉強しときましょ。
ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスよろしくです。(^_-)-☆
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