夏に向けて「熱中症」対策を!
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
最近は少し雨の降る日も減り、晴れる日が増えてきましたね。
雨よりは晴れてくれる方が洗濯物も乾きやすく嬉しいのですが、1日の最高気温も上がってきて、いよいよ夏本番が近づいてきていますね・・・。
そんな暑さが増してくる時期に気をつけておきたい「熱中症」について、今回はお話したいと思います。
◆ 熱中症とは
「熱中症」とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、痙攣、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
重症度によって、次の3つの段階に分けられます。
Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
- 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
- 筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
- 大量の発汗
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
- 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
- 意識障害、けいれん、手足の運動障害
- 高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)
熱中症といえば、「炎天下に長時間いた、真夏の暑い中で運動をしていた」といったケースを想像するかもしれません。しかし、実際はこうした典型的な場面ばかりではなく、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。
具体的には、次のような環境では注意が必要です。
- 気温が高い、湿度が高い
- 風が弱い、日差しが強い
- 照り返しが強い
- 急に暑くなった
意外なところでは、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。また、家の中でじっとしていても、室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあります。
◆ 熱中症の症状
気温や湿度が高い環境のなかで、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、痙攣がある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱いなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。特に、高体温、汗をかいていなくて触ると熱い、ズキンズキンとする頭痛、めまいや吐き気、意識障害がある場合は、重症の可能性がかなり高くなります。
具体的には下記の内容になります。
1.めまいや顔の火照り
めまいや立ちくらみ、顔が火照るなどの症状が出たら、熱中症のサインです。 一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
2.筋肉痛や筋肉の痙攣
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。 筋肉がピクピクと痙攣したり、硬くなったりすることもあります。
3.体のだるさや吐き気
体がぐったりし、力が入らない。吐き気や嘔吐、頭痛などを伴う場合もあります。
4.汗のかき方がおかしい
拭いても拭いても汗が出る。もしくは、まったく汗が出ていないなど、汗の出方に異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
5.体温が高い、皮膚の異常
体温が高くて皮膚を触るととても熱い、皮膚が赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。
6.呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をしたりする。または、体がガクガクと引きつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
7.水分補給ができない
呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、ムリヤリ水分を口から飲ませることは止めましょう。すぐ医療機関を受診しましょう。
◆ 熱中症の対策
いつでもどこでも誰でも条件次第で熱中症にかかる危険性がありますが、熱中症は正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。
例えば、初夏や梅雨明け・夏休み明けなど、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇する時は特に危険です。無理せず、徐々に体を慣らすようにしましょう。
対策1:シーズンを通して、暑さに負けない体づくりを続けよう!
熱中症を予防するためには、暑さに負けない体作りが大切です。気温が上がり始める初夏から、日常的に適度な運動をおこない、適切な食事、十分な睡眠を取るようにしましょう。
●「水分を」小まめに取ろう
喉が渇いていなくても、小まめに水分を取りましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にも繋がります。
●「塩分を」ほどよく取ろう
過度に塩分を取る必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよく塩分を摂りましょう。大量の汗をかくときは、特に塩分補給をしましょう。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう。
●「睡眠環境を」快適に保とう
通気性や吸水性の良い寝具をつかったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。
●「丈夫な体を」つくろう
バランスのよい食事やしっかりとした睡眠を取り、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。
対策2:日々の生活の中で、暑さに対する工夫をしよう!
暑さは日々の生活の中の工夫や心がけで和らげることができます。適度な空調で室内の温度を快適に保ったり、衣服を工夫することで、熱中症の危険を避けやすくなります。また、日除けをして直射日光を避けましょう。自分のいる環境の熱中症危険度を常に気にする習慣をつけることも重要です。
●「気温と湿度を」気にしよう
自分のいる環境の気温や湿度を気にしましょう。屋内の場合は、日差しを遮ったり風通しを良くすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。
●「室内を」涼しくしよう
扇風機やエアコンで室温を適度に下げましょう。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけません。
●「衣服を」工夫しよう
衣服を工夫して暑さを調整しましょう。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよいでしょう。
●「日差しを」避けよう
帽子を被ったり、日傘をさすことで直射日光を避けましょう。また、なるべく日陰を選んで歩いたり、日陰で活動したりするようにしましょう。
●「冷却グッズを」身につけよう
冷却シートやスカーフ、氷枕などの冷却グッズを利用しましょう。毎日の生活で使えるモノから夏の寝苦しさを和らげるようなモノまで、さまざまなグッズがあります。ちなみに、首元など太い血管が体の表面近くを通っている箇所を冷やすと、効率良く体を冷やすことができます。
対策3:特に注意が必要なシーンや場所で、暑さから身を守るアクションをしよう!
炎天下でのスポーツや、空調設備の整っていない環境での作業時などでは、熱中症の危険からしっかりと身を守るアクションをすることが必要です。適度な水分と塩分の補給を行い、小まめに休憩を取るようにしましょう。
●「飲み物を」持ち歩こう
出かけるときは水筒などでいつも飲み物を持ち歩き、気づいたときにすぐ水分補給できるようにしましょう。
●「休憩を」小まめに取ろう
暑さや日差しにさらされる環境で活動をするときなどは、小まめな休憩を取り、無理をしないようにしましょう。
●「熱中症指数を」気にしよう
携帯型熱中症計やテレビ、Webなどで公開されている熱中症指数で、熱中症の危険度を気にしましょう。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスに通われている発達や精神的な障害を抱えている方の中には、「自身の心身の疲労度の溜まり具合や不調に気づけない・気づくことが苦手」という障害特性を持った方もいますが、「セルフケアチェックシート」という心身の状態を可視化できる専用の用紙を活用して、自身の心身の変化気づけるキッカケづくりをしています。
冷暖房も完備してあり、1年を通して訓練をしやすい事業所ではありますが、通所時や帰所時・休日・自宅時の過ごし方なども気にしつつ、熱中症にならない&就職に向けた健康的な身体づくりをしていきましょう!
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