利用者ブログ ③【セルフケア】

こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。

ライフスキルコースでは、訓練で得たことや学んだことなどについて、振り返りをおこなっています。
今回は、その振り返り内容の一部について掲載許可をもらいましたので、ご紹介します。

ディーキャリア利用者のTと申します。私は小さい頃から「発達障害の傾向が強い」と医師から言われており、改めて診察を受けたところ発達障害の一種である、自閉症スペクトラム障害（ASD）であることが判明しました。

ASDの特徴はさまざまですが、主に人と言葉、視線、表情などでやりとりをするコミュニケーションが苦手です。
私は特に言語の発達が遅れていたため、相手の話が理解できないことが何度も生じ、周りと過ごしていくのは非常に神経を消耗しました。

ディーキャリアでは、仕事で本来の実力を発揮できるように自発的に対処するためのセルフケアを学び、以下の3つのポイントを押さえることが大切だと教わりました。

1つ目は、「自分で今の心身の状態を把握できるようになること」です。
ただ体調が悪いだけで済ませず、状態が良好・注意・悪化のときのサインを感じ、さらに状態が変化するときのきっかけ（例：急な予定変更）を知ることが重要です。

2つ目は、「状態に応じて必要なセルフケアをおこなうこと」であり、短時間で回復することを目標にします。

3つ目は、「状態に合わせた配慮を依頼できるようになること」であり、企業や上司の方に合理的配慮という形支援やサポートをお願いしていきます。

この訓練では、自分の体調と精神面の状態について、思いつく限りを挙げました。そのおかげで自分の状態を明確に把握できるようになり不調になる原因に気づく頻度も多くなりました。

初めは主に睡眠不足、ストレスなど問題が大きすぎてどう解決すればよいか悩みましたが、自分の状態を正確に知ることで冷静に対処することができ、自分について向き合うためのノウハウを得ました。

他にも試行錯誤しながら一つずつ解決することで少しずつ生活を改善し、新しい問題が生じてもな「何とかなる！」という自信を少しですが、持つことができました。

ディーキャリアに通い始めた当初は馴染めるかどうか不安でしたが、同じような問題を抱えている人がいて、優しい人たちも多いのですぐに慣れました。支援員の方たちもミスしたときでも高圧的でなく、穏やかに対応してくれるので気軽に相談することができています。

また、ディーキャリアは就職活動まで3つのコースに分けられています。1番始めに所属するライフスキルコースでは、自身の生活を安定や抱えている障害に対する理解や対処方法を確立させ、ワークスキルコース・リクルートコースへとステップアップしていきます。この順番で進めていくため、安心して取り組むことができています。

自分自身、ITについてHTMLやJavaScriptなどの基本的なプログラミング言語を段階的に学べ、専門の人が教えてくれるのでプログラミング技術をしっかり磨けると思います。

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