ライフスキルコース【ビジネスマナー②】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
今回は前回の「ビジネスマナー①」に引き続き、ビジネスマナーについてお話したいと思います。
◆障害特性による仕事上での困難
就職においては、さまざまなビジネスマナーやコミュニケーション、職場のルールに対する理解などが求められますが、発達障害のある方が何らかの仕事に就くときには、そうした職場環境と抱えている障害特性との間で、さまざまな困難が生じると言われています。
例えば、ASD(自閉症スペクトラム障害)のある方の場合
・一見、流暢に話すものの、語義や語用障害からくるさまざまな困難さを理解されにくい
・それぞれの職場で定式化されたルールや暗黙のルールを理解することが困難
などがあり、企業が求めるものに対して、実際には対人関係や職場環境に対する支援の必要があります。
他にも知的に高いASDのある方の職場での問題として、下記のようなことも起こりえます。
・コミュニケーションがうまくとれない
・同僚とうまくいかない
・仕事にとりかかりにくい
・不適切な仕事のパターンを作ってしまう
・変化に対応しにくい
・地位が上がった時の問題
また、ADHD(注意欠如・多動性障害)のある方の場合、
・不注意 → 忘れ物やケアレスミスが多く、確認作業を苦手とする
・多動・衝動性 → 気が散りやすく、貧乏ゆすりなど常に身体を動かしていないと落ちつかない
・マルチタスクやスケジュール管理が苦手
などがあり、配慮事項としても周囲からの協力や理解といった支援が必要となります。
他に職場でおきやすい問題として、下記のようなことがあります。
・整理整頓がうまくできない
・記入漏れなどのミスや忘れ物が多い
・スケジュールの先延ばしや遅刻をしやすい
・タスク管理がうまくいかない
・気が散りやすくて集中できない
・興味のあることしかする気になれない
・自分に合う働き方や向いている職業がわからない
・誰に(どこに)相談すればよいかわからない
◆ 障害特性とスキル習得における留意点
発達障害の特性上、習得に時間がかかるスキルもあります。
しかし、職場でのコミュニケーションやマナーに関する一定の知識を獲得することや、限られた場面における挨拶などの行動ができること、また、ソーシャルスキルといった文脈で日常のできごとを理解し、その視点から自身をトレーニングする構えを作る効果はあると考えられています。
実際には、これらの求められるスキル全て習得する必要はなく、自身の自己理解を踏まえ、何ができて何ができないのか?などを見極めながら、自身の工夫や配慮依頼に繋げていくことが重要だと考えられます。
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