ライフスキルコース【ビジネスマナー①】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
今回は、「ビジネスマナー」についてお話したいと思います。
◆ ビジネスマナーとは?
「ビジネスマナー」とは、社会人が企業で働く上で必要とされるマナーの総称のことです。
一言で「ビジネスマナー」と言っても、その範囲は幅広く、身だしなみや服装、挨拶・言葉遣い・名刺の渡し方といった社会人としての最低限のマナーから、電話対応・ビジネス文書の作成など、仕事をする上で習得しておくべきビジネススキル、職場の人間関係を円滑に進めるためのルール、対顧客におけるコミュニケーションスキル、冠婚葬祭や接待時のマナーなど、多岐に及びます。
社会人になったばかりの新入社員は、ビジネスマナーが身についていないことがほとんどだと思います。その状態でいきなり実務を始めてしまえば、社内だけでなく、取引先など社外の人とのコミュニケーションにも悪影響を及ぼす可能性があります。このような事態を防ぐため、各企業は新入社員用の研修をおこない、企業の一員として相応しい「ビジネスマナー」を身に付けられるよう教育をおこなっています。
もちろん、ビジネスマナーが完璧だからといって、仕事が完璧にできるとは限りません。
しかし、ビジネスマナーを身に付けていなければ、職場の人間や取引先に不愉快な感情を与えてしまうことがあります。職場でのコミュニケーションが円滑におこなわれないことで、仕事が滞ってしまったり、顧客との商談がうまく進まなかったりすると、金銭や信用などの重大な問題にも繋がりかねません。
つまり、「ビジネスマナー」とは、相手に対して「不愉快な思いをさせない」「迷惑をかけない」ために必要不可欠な、対人関係におけるスキルなのです。
◆ 企業が重視する要素
「ビジネスマナー」は内容や種類が幅広いことを、前述で知ってもらえたかと思います。
障害者職業福祉センターの調査によると、採用時に企業側が重視しているビジネスマナーやコミュニケーションの項目として主に下記の項目が挙げられます。
【ビジネスマナー】
・挨拶などの基本
→ 挨拶、お詫び、お礼を適切に行える。好感を持たれる対応をすることができる。敬語の種類や表現を使い分けられる。
・電話応対
→ マナーに則して電話対応ができる
・訪問、来客対応
→ 適切な挨拶や自己紹介をすることができる。尊敬語、謙譲語、丁寧語を使い分けながら、コミュニケーションを取ることができる
・社会人としての役割や責任
→ 時間や期限を守ることができる。他者に迷惑をかけずに行動することができる。組織における立場を理解している。指示内容の要点を整理することができ、正確に伝えることもできる
・職業観
→ 服務規律を守れる。指示系統に沿いながら、業務を最後までやり遂げる。知識や技能を自発的に習得する。組織の目標達成のため目標を立てれる。次なる課題の発見をすることができる。ミスした際に状況を適切に説明することができる。
【コミュニケーション】
・情報の理解
→ 相手の主張を理解できる。理解のために質問ができる。言外の意味を理解できる。
・情報の伝達
→ 正しく情報を伝えられる。伝達内容をまとめて、与えられた時間内で説明できる。
・報連相
→ 困った時に相談できる。適切なタイミングで報連相ができる。必要な情報を簡潔にまとめられる。
・意思の表明
→ 5W1Hwo明確にして説明できる。分かりやすく意見を主張できる。TPOに応じて意見を主張できる。
・相手の意見の尊重
→ 相手の意見を受け入れられる。苦手な相手とでもコミュニケーションが取れる。自分と異なる考えを否定しない。立場の違いを素早く理解して対応できる。
・組織内外の行動
→ 組織の規則に従った行動が取れる。グループや集団で行動できる。感情のコントロールができる。相手の言動を意識して行動できる。職場の慣例や慣行に対応できる。
また、上記のビジネスマナーに関する行動の期待される達成時期として、
挨拶などの基本、電話応対、訪問や来客対応、社会人としての役割や責任:入社から6ヶ月まで
職業観(服務規律):入社から3ヶ月未満
指示系統に沿った業務遂行:入社から半年程度
を期待されています。
コミュニケーションに関する行動の期待される達成時期としては、
組織内外の行動:入社から6ヶ月まで
情報の理解、報連相、医師の表明、相手の意志の尊重:6ヶ月~1年
とされています。
これらを踏まえると、上記の【ビジネスマナー】【コミュニケーション】の基本項目が採用時において重視されており、約6ヶ月~1年以内にはできるようになっていることが期待され、就職した後も長く働き続けるためにも重要な要素と考えられます。
しかし、発達障害を抱えている方の場合、習得までに一般より長く時間を要したり、そのギャップで企業・本人や同僚との認識のズレ、トラブルなどが発生してしまうこともあります。また、十分なマナーを身に付けられないまま転職を繰り返すといったことも起きやすくなります。
こうした問題を未然に防ぎためにも、企業・上司などに配慮を求めたり、企業や周囲に求められているモノ・コトを自分のペースで身に付けることを認めてもらえるような環境づくりをすることにより、自分も周囲もお互いに有益になります。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスを利用されている方の中には、まだお仕事を経験したことがない方もいますが、日々の訓練や講義の中でビジネスマナーに関する知識を付け、実践できるよう練習を重ねております。
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