ライフスキルコース【プレゼンテーション①】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
今回は、「プレゼンテーション」について、よく内容が混在してしまうプレゼンテーション・スピーチについてお話したいと思います。
◆ プレゼンテーションの目的
まず前提として、「自分が言いたいことを伝える」ものではなく、「相手が聞きたいことを伝える」ものです。
プレゼンテーションの目的は、「大きく説得すること」「情報を伝えること」にあります。説得をするためには情報を伝えることが重要であり、プレゼンターが望む行動を聴き手にしてもらうために、相手にしてほしい行動をリクエストしなければなりません。また、その行動をすることについて相手に賛同してもらうことも必要になります。
そのために、聴き手の『理解』『納得』『行動』が大事になります。
◆ プレゼンテーションとスピーチは何が違うの?
一言で表すなら…
スピーチ:言葉のみを使って伝える
プレゼンテーション:さまざまな視聴覚的手段を使って伝えて、相手を動かす
というものになります。
■ スピーチ(speech)
英語で「演説」「発言」「話すこと」という意味の名詞です。
「話し言葉」や「長セリフ」といった意味もありますが、「口頭で聞き手に情報を伝える」ことを意味します。
例えば、イメージがしやすいケースとして、結婚式や朝礼などがあります。そこでおこなわれるスピーチは、主に話して聞き手にメッセージを伝えます。1時間の講演会など時間が長い場合は、視覚物を使うこともありますが、通常、数十分かかるプレゼンに比べ、3〜5分程度が一般的なので、わざわざスライドなどの視覚物はあまり使いません。
そこでスピーチの基本は、耳で聞いてスッと理解できるようにすることです。すなわち、プレゼン以上に言葉選びや話すスビード、論理的な組み立ての技術が必要になってきます。
話すだけのスピーチが難しいと言われるのは、話だけで伝えなければならないからです。
例えば「カピバラ」という動物を知らない人に、姿や特徴を話だけで説明するのは大変ですが、写真を見せれば伝わるのは早いですよね。そう考えると写真や動画などさまざまな表現手法が使える使えるプレゼンは非常に楽なのです。
また、原稿や資料を手元に用意してスピーチに臨むことが容認されている場合があるとしても、それはあくまでも発表者が用いる資料です。その資料そのものを直接に聴衆に見せる、ということは想定されません。
■ プレゼンテーション(presentation)
「発表」「提示」「公開」といった意味のある名詞です。
present が語根になっていることからも推察されるように、「贈る」「授与する」という意味も含みます。
プレゼンの基本は、話すことはもちろん、スライドや資料、実物などの視覚物を見せたりするなど、さまざまな表現手法を使って聞き手に分かりやすく伝えることです。他にも試食してもらったり、実演したり、手触りを確かめてもらったりもします。
こうしたさまざまな媒体やパフォーマンスを駆使して効果的に伝達をおこなうことが、プレゼンテーションの大きな特徴&重要なポイントになります。
ある調理器具メーカーの製品開発プレゼンでは、「会議室にコンロを持ち込んで調理しながらプレゼンした。」という話もあります。それもお腹の空く夕方に…実に見事な戦略ですよね。
このようになんとしても、聞き手にこちらがして欲しいことをしてもらうために、あらゆる表現手法を用います。
しかし、大がかりで製作に手間のかかる資料が必須というわけでもありません。
極言すれば、資料を全く使わず口頭での発表に終始するプレゼンテーションもあるでしょう。こうなるとプレゼンもだいぶスピーチに近づいていると言えるでしょう。
◆ 「聞き手に伝える」という点は共通
スピーチとプレゼンの端的な違いは、発表を補足する資料の有無と言えます。
とはいえ、中心となるのは発表者から話される言葉であり、その根本に位置するものは「何を伝えたいか」という内容そのものです。
スピーチもプレゼンも、「聴衆に伝える」「聞き手に理解・共感してもらう」ことが、発表を成功か否かと判断する指標になります。
プレゼンはさらに「相手を動かす」という部分が重要
スピーチは発表を通じて、「自分の見解や主張を相手に伝える」という部分に主眼が置かれます。プレゼンテーションは、そうした発表に留まらず、発表を通じて「相手を説得し、納得させ、感動を誘い、心を動かす」という部分に主眼が置かれます。
いかに相手の心へ訴えかけ、本当の意味で「伝える」ことができるか?
その点を意識することで、効果的な発表方法や資料なども違ってきます。
いかがでしたでしょうか?プレゼンテーションもスピーチも似ている部分はありますが、「伝え方」や「伝えた後の相手の行動の有無」が大きな違いと言えるでしょう。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスではプレゼンテーションの前段階として、朝礼時に約3分内でスピーチをおこなう時間を設け、発達障害(ASD、ADHDや学習障害含む)を抱えている利用者の方が主体的に発表ができる機会を用意しています。
中には人前で話すことが苦手という方もいらっしゃいますが、回数をこなす中で
「人前で話すことに緊張しにくくなった。」
「もっと他の方も話したい」
「就活時に面接練習にもなるかも?」
といった意見が出ております。
皆さんも一緒に発表・スピーチの練習をしてみませんか?
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