ライフスキルコース【アサーティブコミュニケーション②】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
前回の「ライフスキルコース【アサーティブコミュニケーション①】」に続きをお話したいと思います。
◆ コミュニケーションを支える4つの柱
まず、実際のコミュニケーションでは、伝えられる話の内容そのものより、相手が自分と『どのように向き合って話をしてくれようとしているか?』という点も大きな影響があります。
どれだけ丁寧に落ち着いて接していても、心の中でイラ立ってしまったり、相手をコントロールしたい!という気持ちで接すれば、それが伝わってしまったり、相手が感じてしまい、壁を作ったりします。
また、コミュニケーションをおこなう時に、『どんな心の持ちようで相手と接しているか?』で、相手に対して言葉が伝わるかどうかが左右されるとも考えられます。そうした、相手と向き合う時の心の持ちよう・あり方について、以下の4つが重要と考えます。
① 誠実 ・・・ 自分自身に対して正直になり、相手に誠実に向き合うこと
② 率直 ・・・ 気持ちや意見、要求などを相手に理解できる形で具体的に伝えること
③ 対等 ・・・ 相手を見下したり、自分を卑下したりしないこと
④ 自己責任 ・・・ 自身の行動によって起こる結果に責任を持つこと
◆ アサーティブに伝えるDESC法
DESC法(デスク法)と言い、会議や話し合いで何かを決める際や報告や相談時など、表現に困った場合にも使える手法になります。
D ・・・ describe:描写する
E ・・・ express、explain、empathize:表現、説明、共感する
S ・・・ specity:特定の提案をする
C ・・・ choose:選択をする
では、DESC法を活用してとある状況のセリフを作ってみます。
<例:就労移行のための訓練の場で、集中ができなくなってきたので対策を提案する時>
D ・・・ 「訓練が始まって1時間が経っていますが、まだ1度も休憩をしていません。」
E ・・・ 「このまま訓練を続けたい人もいるかもしれませんが、
自分は頭がぼーっとして集中できなくなってきました。」
S ・・・ 「5分程小休憩を取りたいと思うのですが、今小休憩をいただいてもいいでしょうか?」
C ・・・ 「または、キリが良いところまで訓練を続けて、
15分後くらいに小休憩をいただいてもいいでしょうか?」
いかがでしょうか?
DESC法を活用するイメージはできますでしょうか?
実際の日常生活の中で使いこなすのは練習が必要となり少々難しいかもしれませんが、表現に困った時、複雑なことを決める時などでしっかり活用できる手法となります。また、提案には賛成・反対意見もある事を理解して対応する準備をしておくことで、言動や対応の幅を広げることもできます。
伝え方の順番は、必ずしもD → E → S → C の順番で行う必要はありません。
E(説明)が先に来るなど、順番が変わることもあり、内容が適確に伝えられていれば、特に順番にこだわる必要もありません。
いかがでしたでしょうか?
発達障害(ASD、ADHDなど)を抱えている方の中には、「会話の順番などで悩むことがあり、相手と上手く会話をすることができない」と悩まれている方もいらっしゃるかと思います。
そうした方でも、訓練・練習を重ねることで自身の気持ちを的確に伝えることはできるようになります!
実際の訓練の様子なども見ていただくことも可能ですので、少しでも気になった方はお気軽にご連絡くださいませ♪
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