ライフスキルコース【コントロールフォーカス②】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
今回は、前回の「ライフスキルコース【コントロールフォーカス①】」に引き続き、「コントロールフォーカス」の詳細についてご紹介したいと思います。
◆ 人と行動のメカニズム
私たちの行動には、必ず下記の4つの要素が含まれています。
① 行為:外から見てわかる動作や表情
② 思考:頭の中で考える、イメージ、嫌なことを思い出すこと
③ 感情:喜怒哀楽、気分や気持ち、達成感
④ 生理反応:身体反応、体内のコンディション、
(喉が渇く、汗が出る、食欲不振、頭痛など)
私たちの行動には、直接コントロールできるものとできないものがあり、上記の要素の内、コントロールができるのは、① 行為・② 思考です。感情と生理反応は、行為と思考に伴ってついてくるものなので、直接コントロールはできません。
つまり、感情・生理反応を変化させるためには、行為・思考をコントロールすることが必要であり、これを理解しておくことでセルフコントロールがおこないやすくなります。
ただし、感情・生理反応は、行為と思考の後にくるものですが、その後の行動全体に再び影響を与えるため、負の連鎖が起こります。この考えによれば、何かに失敗したときに落ち込み続けるかどうかは、感情に行動が支配されすぎないよう、自分がコントロールできるものに目を向け、行為や行動を制御していくことでコントロールが可能になります。
◆ コントロールフォーカスの考え方
コントロールフォーカスとは、一言で言うと「自分がコントロールできることに目を向けて、制御していくこと」になります。では、自分がコントロールできるもの・できないものにはどんなことがあるでしょうか?
代表的なものだと…
< コントロールできるもの >
自分・思考・行動・未来・食事内容・歩くスピード
< コントロールできないもの >
他人・感情・生理反応・過去・外食時の配膳までの時間・電車の遅延
などがあります。イメージはできますでしょうか?
「他人を変えようとする前に、まず自分が変わる必要がある」ということはよく言われることです。
アメリカの精神科医エリック・バーンも「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。」という有名な言葉を残しています。
上記の「変えられないもの」は、もっと踏み込んで言うと、「変えられないとまずは考えた方がいいこと」となるでしょう。なぜなら、それらは「変わらないもの」ではなく、自分が変われば変わるものだからです。
自分の相手に対する言動が変われば、相手の反応も変わります。
考え方が変われば、起きる感情も変わってきます。
未来に対する気持ちが変われば、過去の出来事の解釈も変わってきます。
「変えられないもの」を変えようとして、そこにばかりエネルギーが注がれると、自分に対する信頼感や自信も損なわれてしまいます。
「変えられるもの」にエネルギーを注いでいくと、自分を認める気持ち、自己肯定感や自己効力感を上げていくことができるため、コントロールできる・できない、変えれる・変えれないの切り分けが重要になってきます。
今後、悩んだ時・落ち込んだ時など、問題点を振り返り、原因が自身がコントロールできるものだったか?できないものだったか?などを考えると、自身の気持ちの切り替えにも有効な手法になりますので、ぜひ実践をしてみてもらえたらと思います。
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